旅行のハイライト! タイの世界遺産
タイ国内には遺跡や貴重な動物たちが生息している森林が数多く残っており、その中のいくつかはユネスコの世界遺産として登録されています。タイ国内の世界遺産は、2005年に1つ増え、2009年現在全部で5つ。そのうち3つが遺跡で文化遺産、残りの2つが森林郡や野生生物保護区として自然遺産に登録されています。この記事では5つの世界遺産の概要を、足を運びやすい遺産から順番にご紹介します。
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アクセスも良く観光客にも人気のある世界遺産はアユタヤ遺跡とスコータイ遺跡。写真はスコータイ |
バンコクから日帰りで行けるアユタヤ遺跡
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ツアーに参加すればガイドから詳しいアユタヤ王朝の歴史について聞くことができる(c)タイ政府観光庁 |
バンコクから日帰りで観光できる人気のスポットのアユタヤ。首都バンコクから約72Km北にある街で、14世紀から400年以上アユタヤ王朝として栄えてきました。しかし、18世紀に入りビルマ軍のタイ侵略を受けて、街は徹底的に破壊されてしまいました。
寺院内にある頭部が切られた仏像、崩れかかった仏塔、土台だけが残された寺院跡、敷地内に生い茂った雑草……まさに廃墟を彷彿させるような遺跡群。これが壮絶で残酷な歴史を垣間見ることができる、アユタヤ遺跡の見所といえます。
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アユタヤの街中を走るトゥクトゥク。バンコクのよりも大きく6人は乗り込むことができる(c)タイ政府観光庁 |
アユタヤ遺跡の観光をする場合は、パック旅行にツアーが組み込まれているものを選ぶか、現地発ツアーやオプショナルツアーに参加するのがおすすめ。旅行会社のバスやバンでスムーズに移動することができます。
タイ旅行のリピーターなら、フアランポーン中央駅から鉄道で行くのも線路沿いの景色が楽しめて良いかもしれません(所要時間1~1.5時間。)アユタヤ内は遺跡が広範囲に渡り点在しているため、歩いてまわるというのは一苦労。トゥクトゥクを貸し切ってまわることになります。【文化遺跡・登録年:1991年】