春に食べたい!おすすめチーズ9選
桜の季節がやってきました!うららかなお天気で陽射しも心地よい中、お花見やピクニックをして外で食べたり飲んだりも楽しいもの。お弁当を手作りするのも素敵ですが、もっと簡単にチーズとワインとパンを持って出掛けてみるのはいかがでしょう?そんな桜の季節を楽しむのにぴったりなチーズをいくつかご紹介します。<INDEX>
お花見気分アップ!桜モノのチーズ3種
つまむのにぴったりな定番チーズ3種
春らしい味と質感!この季節に外で食べたいチーズ3種
お花見気分アップ!桜モノのチーズ3種
まずは、お花見にぴったりな、桜の花や葉を使ったチーズを3点ご紹介。お花見気分を盛り上げてくれます。◆「さくら」&「さくらのアフィネ」(共働学舎新得農場)
箱に入った小さくて白くてかわいい「さくら」。日本の桜ものチーズの代表格で、桜の花の塩漬けをトッピングした春らしい仕上がりです。若くて優しい味が春にぴったりで、お花見気分を盛り上げてくれます。お茶とも合う食べやすさ、約90gの食べきりサイズも魅力です。
また、「さくら」をさらに熟成させ、味に深みと複雑さを持たせた「さくらのアフィネ」も少し季節をずらして販売開始されますが、こちらも桜の葉の香りが心地良い、美味しいチーズです。
◆春を告げるイタリア産チーズ「ラ・ロッサ」
毎年、冬の終わりにこのチーズを見かける様になると、「春はもうすぐ!」と私に感じさせてくれるチーズ、「ラ・ロッサ」。イタリア、ピエモンテ産のチーズですが、桜の葉でチーズ全体を覆った和の香り漂うチーズ。というのも、チーズ専門店「フェルミエ」さんとイタリアのコーラ社との共同開発がこのチーズの始まり。試行錯誤の末、初期は西伊豆産オオシマザクラの葉の塩漬けをイタリアに送って作ってもらっていたようですが、次第にヨーロッパでの人気が高まって生産量が増え、現在はピエモンテ産の桜の葉で包んでいるそう。
ベースとなる山羊乳製チーズに桜の香りがしっかりと移り、ロゼ等のワインはもちろん、日本酒にもぴったりな風味。赤いリボンで包まれた姿も素敵です。
◆まるで和菓子!「さくらもちシェーブル」(三良坂フロマージュ)
桜の葉に包まれた、丸くてふんわりした白いチーズの上には桜の花。言われなければ、まるで和菓子かと思ってしまう様な「さくらもちシェーブル」。原料となるのは、山に放牧されて自由に動き回り、幸せそうな山羊たちのミルクのみ。山路酪農を実践している広島の三良坂フロマージュさんならではの、高品質で新鮮なミルクから作られるチーズは、シェーブルでありながら多くの方に敬遠される獣臭さはありません。
優しい味わいと舌触り、こっくりとしたミルクの風味や口どけの良さは春にぴったり。ナイフとフォークではなく、黒文字で食べたくなる和のチーズは、お花見はもちろん、お茶うけにもぴったりです。
三良坂フロマージュの「さくらもちシェーブル」
つまむのにぴったりな定番チーズ3種
◆間違いないチーズ!「コンテ」迷ったときはとにかくコンテ!フランスの大型ハードタイプチーズですが、もう、間違いなく美味しい!誰をも唸らせる、安定感のある美味しさと底力はコンテならでは。ハードタイプの持ち歩きやすさ、摘まみやすさもお花見にぴったりです。熟成期間は8か月~24か月位の物をよく見かけますが、私のお薦めは12か月くらいのもの。熟成感と味の深み、旨味、コクのバランスが丁度良いのです。
◆塊を砕いて食べるのが最高!「パルミジャーノ・レッジャーノ」
こちらも間違いないチーズ。粉末の方が馴染みがあるかもしれませんが(といっても、「パルメザン」という名の粉チーズとは別物です)、おつまみにするなら塊を小さなナイフ等で砕いて。砕いたものをパックに入れてお花見に持って行くのも便利ですが、その場で砕きたてをいただくのも格別。旨みの凝縮した味わいは、シーンを選ばず誰にでも好まれ、どんなお酒とも合わせやすくて重宝するチーズです。
なお、パルミジャーノ・レッジャーノもコンテも購入時におすすめしたいのが、「切りたて」! パックに入ったものとは、香り・風味が格段に違うので、可能であれば、ぜひチーズ専門店でカットしてもらいましょう。美味しいチーズは鮮度が大事です。
◆ひと手間加えて季節感をプラス!「ブリ・ド・モー」
カマンベールよりも優しく上品。誰にでも食べやすい味は春の集まりにぴったり!そのままでも美味ですが、お花見でいただくなら、桜の葉で巻いて数日置いて香りを移したり、桜の花の塩漬け(塩抜きして水分を切って)をのせたりして、ちょっとひと工夫するのもおすすめ。より季節感を楽しめます。こういったアレンジができるのも、深みのある味ながらもクセがないブリ・ド・モーならでは。ぜひお試しください。
春らしい味と質感!この季節に外で食べたいチーズ3種
◆ふわふわと雲の様な幸せ食感「プティ・ニュアージュ」(清水牧場)標高1400~1800mのまきばに牛たちを放牧し、日本における本物のアルパージュ(山岳高地放牧)を実践している清水牧場さん。その乳質の良さは別格です。そんな美味しいミルクから作られるリコッタタイプのチーズが「プティ・ニュアージュ」。ほわほわと柔らかな食感とミルクの甘みは、一口含むと幸せ気分に。蜂蜜やコンフィチュールをかけ、春のピクニックでデザート代わりにするのもおすすめです。ただし水分の多いチーズですので、持ち運び時の防水は厳重にしましょう。
◆羊乳の甘く優しい春の味「ペコリーノ・トスカーノ・フレスコ」
春に出産を終えたお母さん羊のミルクでチーズを作り、30~40日熟成させたのが、ペコリーノ・トスカーノ・フレスコ。フレスコ(フレッシュ)の名の通り若々しさのあるチーズで、羊乳ならではの豊かなミルクの甘みを感じる優しい味わい。春の柔らかな日差しの中でスライスしたこのチーズを摘まむのは至福です。さらに、イタリア人に倣って空豆と一緒にいただくと、お花見おつまみとしての完成度がグッとあがります。
◆柔らかく溶けたところをバゲットにつけて「サン・マルスラン」
熟成が進むと、とろりと柔らかくなるチーズ、サン・マルスラン。なめらかな舌触りと濃厚な味はチーズ好きを唸らせる美味しさです。このチーズをバゲット等につけて食べるのはおつまみにぴったり!小さな食べきりサイズも外に持って行くのに便利です。
以上、お花見やピクニックにぴったりなチーズを9種ご紹介しました。美味しいチーズを持って気軽に外に出掛け、心地よい季節を満喫しましょう!
<あわせて読みたいチーズ記事>
ビールのおつまみにチーズを選ぶならコレ!専門家おすすめの7品