50代の平均貯蓄額は1684万円、中央値は800万円
老後が気になり始める50代。平均的にどれくらい貯めているのでしょうか? 2020年の調査では、50代の平均貯蓄額は1684万円、中央値(少ない順から並べたときに真ん中に位置する貯蓄額)は800万円。貯蓄がない世帯は13.3%あります。ただし貯蓄には、日常的な出し入れや引き落としのために備えている部分は含まれません。あくまで将来のために運用目的で蓄えている部分です。年収別に、貯蓄ゼロ世帯の割合、平均貯蓄額、中央値を紹介します。
- 年収300万円未満……貯蓄ゼロ21.4%、平均826万円、中央値350万円
- 年収300万円~500万円未満……貯蓄ゼロ21.4%、平均663万円、中央値301万円
- 年収500万円~750万円未満……貯蓄ゼロ12.0%、平均1265万円、中央値700万円
- 年収750万円~1000万円未満……貯蓄ゼロ8.8%、平均1964万円、中央値1200万円
- 年収1000万円~1200万円未満……貯蓄ゼロ4.2%、平均2148万円、中央値1583万円
- 年収1200万円以上……貯蓄ゼロ世帯7.5%、平均5555万円、中央値2900万円
年収が増えると貯蓄ゼロ世帯の割合は減っていますが、年収が高い世帯でも貯蓄ゼロがあります。では、貯蓄ゼロ世帯を除き、金融資産を保有する世帯だけで見ると平均貯蓄額はいくらになるのでしょうか。
金融資産保有世帯の平均貯蓄額1955万円、中央値1000万円
金融資産を保有する50代の平均貯蓄額は1955万円、中央値は1000万円です。だいぶ高くなりますね。貯蓄額ごとの分布は次の通りです。
- 金融資産100万円未満……7.4%
- 金融資産100万円~200万円未満……6.1%
- 金融資産200万円~300万円未満……6.1%
- 金融資産300万円~400万円未満……3.2%
- 金融資産400万円~500万円未満……4.0%
- 金融資産500万円~700万円未満……9.5%
- 金融資産700万円~1000万円未満……10.6%
- 金融資産1000万円~1500万円未満……13.5%
- 金融資産1500万円~2000万円未満……6.6%
- 金融資産2000万円~3000万円未満……12.5%
- 金融資産3000万円以上……15.9%
- 無回答……4.5%
(データはすべて「家計の金融行動に関する世論調査2020年および2019年(2人以上世帯調査)」より。50歳は世帯主の年齢)
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