メンズファッション

アラフォー男性の恥ずかしくない服装……授業参観コーデを考える!

授業参観……日常的にあるイベントではないからこそ、どんな服装にするか迷うのではありませんか? スーツほど堅くなく、普段着ほど崩さない30~40代の男性に相応しい大人の授業参観コーディネートを教えてみましょう。

森井 良行

執筆者:森井 良行

メンズファッションガイド

アラフォー男性、授業参観の服装とは……スーツで行くべき?

アラフォー男性、授業参観の服装

授業参観にスーツでいくことはアリでしょうか?正装している感はありますが、ビジネスファッションのカジュアル化が進む今の時代に合っているのでしょうか?少し堅い印象に見えるのかもしれません。

「授業参観、どんな服で学校に行ってますか?」 

平日はスーツで構わないかもしれませんが、それでも、ビジネスファッションのカジュアル化が進む昨今では、堅い印象に見えているかもしれません。とはいえ、ジャンパーのような普段着のカジュアルは、着て行きづらいという悩みを男性クライアントからよくききます。

私は、のべ4,000人を超えるビジネスマンの買い物に同行してきました。そんな私からは、学校行事のシーンに合わせる「最適なTPO」に悩む30~40代男性が多いよう見えるのです。今回は授業参観のコーディネートを教えます。
 
<目次>
 

普段着以上スーツ未満のTPO

ニットジャケットを襟がないインナーで合わせたエレガントカジュアル。キメ過ぎず、とはいえ普段着すぎないこのバランスが土日の授業参観に合うと私は見ています。

ニットジャケットを襟がないインナーで合わせたエレガントカジュアル。キメ過ぎず、とはいえ普段着すぎないこのバランスが土日の授業参観に合うと私は見ています。

平日はスーツ、週末はカジュアルというように、2つのTPOで生活する男性が多いのがこの頃。ところが、スーツとカジュアルの間に、更に2つのTPOがあることをご存知でしょうか?

ひとつはビジネスカジュアル。通称「ジャケパン」と呼ばれる、上下生地の異なるスーツです。もうひとつは、エレガントカジュアルと呼ばれています。こちらはチノパン・ジーンズ・Tシャツに合わせたジャケットコーディネートです。つまり、ジャケットを週末用に着崩したものを指します。

平日はビジネスカジュアル、週末はエレガントカジュアルというように、スーツほど堅すぎずジャケットをさりげなく崩したコーディネートこそ、授業参加に向いていると私は見ています。なぜなら、ジャケットは大人の象徴!子供は普段着ない服です。だからこそ、大人としての尊厳を印象で表現しつつ、曜日に合わせ使い分けた着こなしがスマートに見えます。
 

授業参観だからこそソックス・スリッパ!

100円ショップで購入したボーダー柄スリッパ。リラックス感ただようデザインで柄をアクセントにしたコーディネート。ジーンズでラフに合わせています。

100円ショップで購入したボーダー柄スリッパ。リラックス感ただようデザインで柄をアクセントにしたコーディネート。ジーンズでラフに合わせています。

学校に行くとき、普段と異なるパーツは何といっても足元です。スリッパに履き替えるからこそ、スリッパ選びも重要!派手なものや高級なものを選ぶ必要はありません。ただ、こなれたレザーでつくられたシンプルなスリッパなど履いている父兄はセンスありますよね?雑貨のフランフランなどで意外と売っています。

また、スリッパをアクセントにするパターンもあります。ボーダー柄のリゾート感あるカワイイスリッパをジーンズで合わせることで、リラックス感をキャッチーに表現することも可能です。いずれの場合も、ソックスの色にご注意ください!ソックスが悪目立ちしないようスリッパもしくはパンツに合わせることをお薦めします。
 

授業参観に行く前に手を付けるアイテムとは?

通称カットソージャケットと呼ばれるカジュアルジャケット。画像は昨年ユニクロで購入したもので、インディゴ染めのパーカーと合わせたこなれジャケットコーディネート。

通称カットソージャケットと呼ばれるカジュアルジャケット。画像は昨年ユニクロで購入したもので、インディゴ染めのパーカーと合わせたこなれジャケットコーディネート。

以上を踏まえ、用意すべきものは「ジャケット」です。ユニクロで構いません。通称カットソージャケットと呼ばれるカジュアルジャケットを用意し、手持ちの襟なしインナーに合わせてみましょう!手持ちのジーンズに合わせるスリッパを用意すれば完成です。

このとき、手持ちのパンツ丈が長いようでしたら、お直し屋さんで改めての裾上げを推奨します!90年代に比べ、パンツ丈は大きく変わりました。現在では短めのアンクル丈が基本です。

私が推奨する週末ジャケットのコーディネートはファッションではありません。ファッションとは流行を追うこと。私は服と服の組み合わせによる化学反応=コーディネートを教えています。だからこそ、流行ではなくユニクロで十分足りるのです。ところが、そんな我々も追うべき流行がひとつだけあります。それは「パンツ丈」です。どんなに定番アイテムであっても時代に合わないパンツ丈では野暮ったく見えますから。

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