意外と知らない!主要なネクタイ結び4パターン

定番といわれる結び方「プレーンノット」。コンパクトな結び目が特徴だが、緩みやすいという難点がある。

定番といわれる結び方「プレーンノット」。コンパクトな結び目が特徴だが、緩みやすいという難点がある。


ビジネスシーンで何気なく結んでいるそのネクタイ、結び方は最適と言えますか?成人式や就職活動のとき、父親に教わったやり方を実践しているビジネスマンが多いようですが、シャツの襟型によってネクタイの最適な結び方は変わります。「プレーンノット・セミウインザーノット・ウインザーノット・ダブルノット」の4種類の主要な結び方があったのです。

「ノット」とは、結び目という意味を表します。そして、ネクタイの結び方次第で、結び目の印象は180度変わります。近年、小ぶりなノットが主流ですが、ネクタイの素材によっても最適な結び方は変わります。ガイドである私が「昨今のネクタイ事情」について教えます。

時代で変わる?ネクタイの主要な結び方

時代で変わるネクタイ幅。左画像はナローネクタイ。中画像は近年の平均的なネクタイ。右画像は気持ち太めのネクタイ。

時代で変わるネクタイ幅。左画像はナローネクタイ。中画像は近年の平均的なネクタイ。右画像は気持ち太めのネクタイ。


80年代、身の丈以上に成長を続けた経済を象徴するように、当時のネクタイは結び目を大きく見せるウインザーノットが主流でした。そのボリューム感あるネクタイの結び目は、襟の開きが160度近いワイドスプレッドというシャツによく合います。実は、シャツの襟型によってネクタイの結び方も異なるのです。

バブル崩壊以降、その反動のようにネクタイの結び目も小ぶりに見えるプレーンノットに注目が集まりました。00年代中盤以降では、既存のネクタイを更に細く見せたナローネクタイも登場!結び目をコンパクトに見せるネクタイ結びは長い間定番でしたが、働くビジネスマンにとって、プレーンノットがベストとは言えない理由があったのです。

プレーンノットの弊害は、その結び目が緩みやすいことにあります。特に、スーツに合うシルクのネクタイは摩擦が少なく緩みやすいのです。そこで、この緩みを嫌った一部のビジネスマンはセミウインザーノットを取り入れていました。

プレーンノットに近いコンパクトな結び目に見えながらも、ネクタイが緩みません。ただし、セミウインザーノットが合わないネクタイもあったのです。実は、質感によってネクタイの結び方を変える必要がありました。

ボリュームと質感の掛け算で決まる!最適なネクタイ結び方

結び目が緩まないセミウインザーノット。比較的コンパクトな結び目が人気!

結び目が緩まないセミウインザーノット。比較的コンパクトな結び目が人気!


スーツに合わせるネクタイは、基本的にシルクで織られています。ところが、近年ではウール混紡のネクタイを秋冬に見掛けます。2004年以降、徐々に進むビジネスファッションのカジュアル化に伴い、スーツ・ジャケパン、どちらにも合わせやすい質感あるネクタイが増えてきたからです。

ザラッとしたウール混紡のネクタイは、摩擦が増えプレーンノットであっても緩みづらくなります。逆に、厚みがあるネクタイをセミウインザーノットで結んだとき、結び目のボリュームが増え不格好に仕上がることもあるのです。ネクタイの厚み・質感によってはプレーンノットが最適と言えます。

角度によって色が変わる?カメレオンネクタイ

左画像は見る角度によって光沢色が変わるカメレオンネクタイ。また、右画像はウール混紡のネクタイ。これまで定番と言われていたレジメンタルストライプ以外のバリエーションが増えている。

左画像は見る角度によって光沢色が変わるカメレオンネクタイ。また、右画像はウール混紡のネクタイ。これまで定番と言われていたレジメンタルストライプ以外のバリエーションが増えている。


ビジネスファッションのカジュアル化が進み、ネクタイのバリエーションも増えました。3種類の異なる幅でつくったレジメンタルストライプは健在ですが、ニュアンスが強いネクタイが増えています。

その中で私が注目しているのは「カメレオンネクタイ」です。これは、縦糸と横糸の色が異なることで、見る角度によって玉虫色のように光沢の色が変わるネクタイ!柄・色のみならず、ニュアンスが強いネクタイから目を離せません。

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