部屋が片付けられない原因は、だいだい3つ! 各原因にぴったりの対策とは
部屋が片付けられない原因は人それぞれですが、だいたい3つのパターンに分けられます。- 毎日忙しいせいで、片付けを後回しにしてしまう
- 片付けても、すぐに散らかってしまう
- 家族に片付けができない・苦手な人がいる
自分にピタリとあった収納方法・収納グッズを選ぶことが、悩み解決のコツです。原因別の最適なグッズを選んで、上手に使う秘訣をご紹介します。
片付けを忙しくて後回しにしてしまう
忙しいときほど、片付けがおろそかになりがち。数日間やらずに過ごしていると、郵便物が溜まったり脱いだ服が積みあがったりして、片付けるモノが増えてしまいます。そのため先延ばしにしたぶんだけ、片付ける手間がかかって面倒なことになりかねません。■最適収納グッズ:レタートレイ・コートフック こんなとき、収納グッズを利用すると、予想以上に片付けが進みます。紙モノの整理にはレタートレイを使いましょう。急ぎのモノと急がないモノといった具合に仕分けられるので、用事の合間に点検して処理することができます。
玄関や廊下にコートフックを備えておくと、帽子やバッグも引っ掛けられるので、翌日出かけるときに慌てずに済みます。
■片付けのコツ:毎日1分、片付ける
ちゃんとやりたいという気持ちがあるのは分かるのですが、毎日1分、おおまかなやり方でもいいので、片付けをするのがおすすめです。たとえばその日に届いた郵便物のうち、明らかに不要なモノをすぐに処分するだけで、紙モノが減らせます。帰宅直後に脱いだ上着をフックに掛けておけば、床やソファの上に散らばったりしません。
部屋を片付けても、すぐに散らかってしまう
整理収納上手な人のやり方を参考にして、引き出しの中をきっちりと仕切ってみたけれど、「出し入れを繰り返すうちに乱れてしまった」という声をよく耳にします。見た目にもきれいに片付けたいと思っていても、それが自分にとって続けにくいやり方の場合、整うのは一時的なこと。結果としてリバウンドと言われるような散らかりにつながったりするのです。■片付けのコツ:出し戻しのしやすさを重視して整理する
戸棚や引き出しの中にモノをしまうと、たしかに室内はすっきりします。ただ、とりあえず何でもかんでもしまうようになると、いつの間にか収納内がパツパツの満員状態になりがちです。その結果、使いたいモノが取り出しにくくなります。また、使い終わった後に戻すのも手間がかかるので、適当に空いているスペースに突っ込んだりすることにも。この繰り返しで、室内も収納の中も乱れていってしまうのです。
理想や憧れを抱く一方で、片付けは毎日行う現実そのものだと割り切ることも必要。見た目も大切ですが、自分が出し戻ししやすい状態かどうかを重視して、整理しましょう。
■最適収納グッズ:四角い形状のプラスチックケース、カゴ 無理なく、整理整頓を続けられる手助けをしてくれるのが、四角い形状のプラスチックケースやカゴです。たとえば戸棚の中では、その中に、湿布、電池、電球、DIY工具などを種類別に収納。何がどこにあるのかが分かるので、出し入れが手早くできます。
反対に引き出しの場合は、無理に中を仕切らず一段ごとに入れるモノを決めて、筆記用具の段、クリップの段、ハガキの段といった具合にしまい分けをすると便利です。
片付けができない家族がいる・苦手な人がいる
家族全員が整理収納上手いう家庭は少ないようです。たとえばはさみが、使ったら使いっぱなしで机の上に放置されていたり、引き出しに雑に放り込まれていたり、ということはありませんか?片付けの得意不得意、やり方や意識は人それぞれで、どの程度を良しとするかは家庭ごとに違います。とはいっても、誰かが迷惑と感じて不快になったり、不衛生だったりしてはよくありません。散らかりや乱れの度合いにも、限度というものがあるでしょう。
■片付けのコツ:片付けが苦手な人でもできる仕組みを作る
その度合いは片付け上手な人のレベルで判断することが多いのですが、実は、苦手な人でも無理なく片付くような仕組みにするのが、平和な家庭づくりにとっては大切なこと。
特に、家族が一緒に過ごすリビングダイニングでは、モノを使い終わったあとに、引き出しや戸棚の中に戻さなくてもいい簡単な方法を見つけましょう。
■最適収納グッズ:ざっくり入れるだけでいいカゴ・箱
カゴや箱の大きさは入れたいモノに合わせたサイズで選びたい。子どもが使うモノは抱えて持てるくらいの大きさにしたり、リビングダイニングでは積み重ねておけるフタのあるモノにしたりするといい。IKEA、無印良品、ニトリには室内で使えるデザインのグッズがたくさんある
おもちゃ用、ゲームソフト用、習い事用、部屋着用などを、遊んだり身支度したり、出かけたり帰ってきたりする活動の場に用意しておくといいでしょう。リビングダイニングでは、家族一人一人専用の入れ物を決めておくのもいい方法です。読みかけの本、また使うカードゲーム、お気に入りのマイクッションなど、自分のモノは自分で管理する。そんなルールにつながることが期待できます。
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片付かないのがイライラのもと。だからと言って完ぺきにやる必要はありません。ストレスなく、無理なくできることをできる範囲で進めていきましょう。
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