航空券/LCC(ローコストキャリア)

ハワイ行き航空券を徹底比較! 成田・関空から直行便の運賃やLCCも

日本人に高い人気を誇るハワイ。大手航空会社をはじめ、コロナ前からLCC(格安航空会社)の直行便も就航しました。時期を外せば、実は航空券が安いハワイ。旅費で大きな部分を占める航空券の出費が抑えられると、リーズナブルなハワイ旅行が実現できます。

シカマ アキ

執筆者:シカマ アキ

飛行機の旅ガイド

LCCで行くハワイ 燃油込み片道3万円から!

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ハワイは日本人に長年人気の海外リゾート。定番のワイキキビーチをはじめ、グルメやショッピング、マリンスポーツなどが満喫できる

誰しも一度はあこがれる楽園、ハワイ。

1年を通して温暖な気候、美しいビーチや夕陽、魅力的なショップやグルメ、そして日本語が通じやすい観光スポットなど、旅する魅力が数多くあります。海外旅行が初めて、またリピーターも多い、昔も今も人気の観光地です。

そのハワイにコロナ前、LCC(格安航空会社)が続々就航。ただ、コロナ禍で運休したのち、現在は日系LCCの「ZIPAIR」(ジップエア)が、成田-ホノルル線を運航しています。

LCC以外にも、ANAやJAL、ハワイアン航空など、毎日多くのハワイ便が運航されています。運賃やサービス、特に気を付けるべき点などをまとめました。
<目次>
 

ハワイへのLCCはZIPAIR、成田発着のみ

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日系の「ZIPAIR」(ジップエア)は国際線専門のLCCで、成田空港を拠点にアジアや北米などに運航ネットワークを広げている

日本からハワイへ直行便を運航するのは、ANA、JAL、ハワイアン航空、そしてLCCの「ZIPAIR
」(ジップエア)
です。コロナ前、エアアジアXとスクートが関西空港から運航していましたが、現在は運休。

東京からの便は、羽田空港と成田空港が発着です。ZIPAIRの利用は「成田空港」になります。
 

ハワイへのLCC直行便の『運賃』は? 

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LCC「ZIPAIR]は手荷物ルールが大手航空会社より厳しめ。超過分もチェックインまでに決済が必要

LCCの魅力は、なによりも「運賃の安さ」です。また、片道ごとに航空券を販売していて、片道利用も可能。一方、大手航空会社は往復購入が最も安く、片道ずつだと基本割高になります。

ZIPAIRは、公式ホームページで、片道3万290円(※スタンダードシート、片道、税込)で販売。往復でも6万円ほどです。しかも、ZIPAIRは燃油サーチャージがあらかじめ含まれています。※2025年3月現在

一方、大手航空会社だと、往復総額で燃油・税込8~12万円ほど。不定期に実施されるセールなどで、もう少し安くなることもあります。

LCCは、機内食やドリンクなどを含む機内サービスや受託手荷物などが有料、手荷物のルールが厳しいなど、大手航空会社との違いがあります。利用する前に、くれぐれも注意しましょう。運賃は、空席状況などに応じて変わります。
 

ハワイへのLCC直行便、運航スケジュール

ZIPAIRの運航スケジュールは、以下の通り。なお、フライト時間は、日本からホノルルが「約6時間半から7時間強」、ホノルルから日本へは偏西風の影響で「約7時間半から8時間強」です。

【ZIPAIR】
ZG2 成田→ ホノルル 19時10分 → 7時20分
ZG1 ホノルル → 成田 9時20分→13時05分(翌日)
(いずれも火・木・日)※2025年夏スケジュール

※ アメリカでは夏時間(サマータイム)があり、時期によって時刻が変わるので注意
 

ハワイ行きLCC比較
『ZIPAIR』:燃油込み運賃、機内Wi-Fi

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ZIPAIRのスタンダードシート。使用機材はすべて「ボーイング787」

ZIPAIRは、 JAL傘下の国際線専門LCCです。使用機材は、大手航空会社もよく使う「ボーイング787-8型機」で、座席数は2クラス290席で、その内訳は、フルフラットシート「ZIP Full-Flat(ジップ・フルフラット)」が18席、エコノミークラス「Standard(スタンダード)」が272席となっています。

スタンダードシートは3-3-3の並びで、JALの同型機より約1.5倍多いです。ただ、座席の間隔(シートピッチ)は、実際に座って過ごしても狭さを感じず、快適です。
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ZIPAIRで上級クラスにあたる「ZIP Full-Flat」はビジネスクラスのような半個室で座席が180度傾き、長いフライトも快適に過ごせる

「ZIP Full-Flat」 は、機内前方にあり、ワンランク上の座席。180度リクライニング機能を備え、個室のようなスペースで快適に過ごすことができます。座席カバーは本革仕様、また全席に読書灯や充電設備もあります。

ちなみに、あくまで座席のみで、機内食などはスタンダードシートと同様に「有料」なので要注意。それでも、大手航空会社のビジネスクラスの座席とそん色なく、しかも運賃はリーズナブルで、長距離線ではとても人気があります。
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ZIPAIRの機内食は全シートで有料販売。日本らしい味付けが好評。画像は「バターチキンカレー」(水のペットボトル付)

ZIPAIRの機内食は有料ながら、日本らしい味付けで人気があります。定番人気の「バターチキンカレー」「国産うなぎのふっくら鰻丼」「牛丼」など、また、ホノルル線限定で「Zippy'sチリビーンズ with ライス (チリコンカンライス)」もラインナップ。機内で注文すると数に限りがあるため、出発前に予約しておきましょう。
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ZIPAIRは機内Wi-Fiが乗客全員、無料で利用できる。また全席に電源も完備する

そして、ZIPAIR最大の魅力とも言えるのが、機内Wi-Fiが「無料」で、無制限に利用できること。大手航空会社も国際線は有料であることがほとんど。しかも、全席に電源もあります。映画などが見られる個人用モニターがなくても、機内でネットがずっと使えるのは、とても大きなメリットです。

なお、LCCにつき、空港のカウンターで預ける手荷物、座席指定、機内食など、基本的にすべて有料です。機内持ち込み手荷物は「2個、7kgまで」が無料で、有料で最大15kgまで持ち込むことができます。大手航空会社より厳しくチェックされるので注意してください。
 

ハワイ行きLCC比較
大手航空会社:安定のサービス、ハワイ線限定の機内食

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ハワイ・ホノルルを拠点とするハワイアン航空は、羽田、関西、福岡からホノルル行きの直行便を運航する

日本-ハワイ路線は、大手航空会社も、毎日運航しています。

ハワイ・ホノルルを拠点とする「ハワイアン航空」は、羽田・関西・福岡からホノルル行きの直行便があります。首都圏では、以前は成田発着もありましたが、ハワイ線は羽田発着に集約されました。
anaa380

ANAは成田ホノルル線でハワイ線専用の超大型機A380「フライングホヌ」を運航する

ANAは、羽田・成田からホノルル便があります。特に、成田発着で、2階建ての大型機エアバスA380型機のハワイ線専用「フライングホヌ」で運航。機内に入った瞬間からハワイが感じられるほか、機内食などもハワイ仕様です。ホノルルにあるANAラウンジもおすすめ。

一方、JALは、羽田・成田・関西・中部から、それぞれホノルル便を運航しています。季節便として、ハワイ島のコナ便もあります。

LCCとの違いは、機内食やドリンクが無料で提供される、手荷物ルールが緩い、サポートが手厚いなど。運賃はLCCよりやや高めですが、その分、旅行での安心感が得られます。
 

ハワイ行きツアー、利用航空会社が大手かLCCかの確認を

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ハワイは日本では体験できない景色に出会える。リピーターも多い

旅行会社のパンフレットやホームページで、非常にお得なツアーを見かけることがあるかもしれません。その際、利用航空会社が「未定」だと、LCCの可能性もあります。大手航空会社とLCCでは、前述の通り、フライトまたその前後で、さまざまな違いがあります。

日本からホノルルまでは7~8時間はかかるため、LCCを大手航空会社を利用する感覚で乗るとその違いに驚くだけでなく、心身ともに厳しいでしょう。利用航空会社が大手航空会社かLCCか、ツアーを申し込む前に必ずチェックするのをおすすめします。
 

ハワイでLCCに行く際、物価や現地での注意点 

hotel

ハワイのホテルは昔から高めで、しかもコロナ後は円安もあって旅費の大きな負担となりがち

日本からハワイへ行く際、飛行機以外で注意しなければいけない点がいくつかあります。

まず、現地のホテルが他のリゾートより高め。特にコロナ後、円安も合わせ、旅費に重くのしかかります。現地で何泊もすると、その分、旅費がかさみます。

ハワイは「リゾート」なので、現地のレストラン・カフェやショッピングなどの物価も、日本やアメリカ本土と比べても「かなり高い」というのが実情。さらに、チップも必要です。

特にコロナ後、物価高などでハワイ旅行が以前より高くなりました。ただ、航空券に関しては他の場所よりまだ安めで、セールも頻繁に行われています。旅費を少しでも抑えるため、閑散期やLCCなどの利用も検討してみてください。

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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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