「プチッと鍋」シリーズ、種類と値段は?

エバラ食品『プチッと鍋シリーズ』

ひとりご飯に便利な「プチッと鍋シリーズ」全9種類を食べ比べてみました

プチッと鍋シリーズ」は、エバラ食品の鍋つゆの素です。ポーションに一人分の鍋つゆの素が入っています。人数が増えたら、ポーションの数を増やせばいいので、お客さんが来たときでも大丈夫。一人暮らしだと出汁や調味料を用意しても無駄になりがちですが、これならきっちり使い切れます。

2013年頃に各メーカーから一人鍋つゆの素が多数発売され、「今人気!一人鍋つゆの素、食べ比べレポート」としてまとめたことがあります。当時の「プチッと鍋」シリーズは全3種類でしたが、その後リニューアルや新商品の追加がされ、現在は全9種類となりました。それらすべてを試食、味や香りなどを食べ比べてレポートしてみました。なお、価格はガイドが購入時のもので、店舗や時期によって異なる場合があります。

■寄せ鍋(ポーション1個23g×6個入) 256円(1食分42.7円)
■キムチ鍋(ポーション1個23g×6個入) 246円(1食分41円)
■ちゃんこ鍋(ポーション1個23g×6個入) 254円(1食分42.3円)
■とんこつしょうゆ鍋(ポーション1個23g×6個入) 286円(1食分47.7円)
■とんこつ塩鍋(ポーション1個23g×6個入) 277円(1食分46.2円)
■濃厚白湯鍋(ポーション1個22g×6個入) 308円(1食分51.3円)
■スンドゥブ鍋(ポーション1個40g×4個) 277円(1食分69.25円)
■濃厚みそ鍋(ポーション1個40g×4個) 277円(1食分69.25円)
■豆乳ごま鍋(ポーション1個40g×4個) 277円(1食分69.25円)

まず、同じ「プチッと鍋」シリーズでも、1袋に入っているポーションの個数が6個のものと4個のものがありす。4個しか入っていない「スンドゥブ鍋」「濃厚みそ鍋」「豆乳ごま鍋」は、1食分にすると、ほぼ70円とかなり割高感あり。一方で、最もリーズナブルなのがキムチ鍋。一食当たりほぼ40円とすると、キムチを一パック買っても余らせがちな一人暮らしにとっては、かなりオトク感があります。

「プチッと鍋」シリーズ全9種類の食べ比べ!

プチッと鍋シリーズ

「プチッと鍋」は、ポーションタイプ。液体なので、水と勝りやすく、味が均一になるのがいい

「プチッと鍋」9種類すべてのポーションを規定量の水とともに火にかけ、具なしのスープのみで実食し、ガイド個人の感想をまとめました。ちなみに、これだけ種類が増えても似たものはなく、それぞれに特徴のある味わいで個性的。好みのものを探すのも楽しいです。
プチッと鍋シリーズ

すべての鍋つゆの素を規定量の水を加えて火にかけ、1つずつ試食してみました

■寄せ鍋
醤油で色づいた透き通ったスープで、温めると、鰹と生姜の香りがふわっと漂います。リニューアル前の寄せ鍋のつゆは、酸味が感じられましたが、それはまったく感じず、ほんのり甘みがあります。ていねいにとった一番出汁のような上品な味わいに、ふわっと香る生姜が爽やかで、とてもおいしいです。めんつゆで作る寄せ鍋も手軽ですが、それとはまったく異なり、そのまま飲めてしまいそうなおいしさです。さらに鍋のシメをうどんにしたら絶品なのでは、と思わせられます。

■キムチ鍋
真っ赤な濁りのあるスープで、魚介系の香りとキムチ特有の酸っぱい香りがします。ただし、食べると見た目とは違って、想像よりも甘みが強く、最後にピリリとした辛さが口に広がります。辛すぎず甘すぎずといったところで、辛いのが苦手な人でも食べやすそう。煮干し系のうまみが強く、魚介系の具材を使った鍋にすると、よりそのうまみが高まっておいしいのではないかと思います。

■ちゃんこ鍋
金色のきれいな色のスープですが、温めても、ほんのり生姜っぽさがある程度で、あまり強い香りがありません。でも、食べると、その香りとは裏腹に塩気とうまみがどーんと口に広がります。一口目はすごくおいしいと感じますが、インスタントラーメンやレトルト食材のような味の濃さと作られたうまみで、何度も口にすると飽きてきます。鰹の風味を口で感じるのに、香りがあまりしないのも物足りない印象。鍋のつゆというより、ラーメンスープだったら納得感のある味でした。

■とんこつしょうゆ鍋
茶色い白濁したスープで、まさにとんこつラーメンの香りがします。とんこつ特有のくさみはそれほどありません。味も、香り通りの味。豚骨ラーメンが鍋のスープになったといって間違いがないと思います。にんにくの香りも強く、食欲をそそります。ジャンキーな味わいですが、ごくごく飲めそうなほどおいしいです。鍋にするなら、野菜をたっぷりと入れたい印象。濃厚な豚骨が絡まって、たくさん野菜が食べられそうです。

■とんこつ塩鍋
とんこつしょうゆよりも色は白く濁っていて、さらににんにくの香りが強く感じます。味わいはしょうゆよりもあっさりとしていて、とんこつの香りの中にほんのり煮干し系の香りもして食べやすい。しょうゆは脂分が多く感じられましたが、こちらの方がサラリとしています。ただ、食べやすいですが、「とんこつ感」はしょうゆに負けるので、ネーミングからすると、物足りない感じがあります。

■濃厚白湯鍋
脂がかなり浮いていて、やや黄色がかった白濁したスープです。チキンスープの香りがかなり強く、鶏特有の臭みも若干感じます。具材を入れずにそのまま飲んでいることもありますが、丸くて柔らかい味わいながら、鶏特有の濃厚な香りと脂っぽさが最後にわっと広がります。おそらく食材を入れると味が変わるタイプのスープではないかと思いますが、この香りが私は若干苦手です。

■スンドゥブ鍋
キムチ鍋とスンドゥブ鍋の違いがよくわかっていなかったのですが、調べたところによると、キムチ鍋はキムチとともに野菜や豚肉などの具を煮た鍋のこと。一方で、スンドゥブ鍋は寄せ豆腐(=スンドゥブ)を使い、牛肉やアサリなどとともにコチュジャンで味付けて調理された鍋のこと。実際にキムチ鍋とスンドゥブ鍋の素の原材料を比べてみると、キムチ鍋には入っていないエビやカニ、牡蠣、ホタテなどのエキスがたくさん入っていて、魚介系が強いものとなっています。

キムチ鍋よりも濃い赤で、油が多く浮いています。粘度がやや高く、コチュジャンのような味噌っぽい香りがあります。味は濃厚な甘みで、魚介系のうまみがぱーっと広がります。見た目からすると、かなり辛そうですが、むしろ辛みはキムチ鍋の方が強い。酸味よりも甘みとうまみが強いスープです。いろいろな味が次から次へと押し寄せる感じがして、とてもおいしい。個人的にはキムチ鍋よりも好みです。

■濃厚みそ鍋
シリーズの中では最も粘度が高く、どろりとしています。普通に流し込むだけでは落ちないので、ちょっと水で洗い流したくなるくらいです。スープの見た目は、味噌の茶色に赤っぽい油が少々浮かんでいます。味噌とともに、ごま油、にんにく、生姜、とんこつが香り、おいしい味噌ラーメンのにおいがします。また、香りもシリーズの中では最も強く感じます。味は、まさに味噌ラーメン。濃厚なラーメンのスープを飲んでいるよう。スープのみ試食しただけだと、鍋にするよりも、ラーメンにして食べたくなります。

■豆乳ごま鍋
白濁したスープで、濁りがとても強いです。ごまの香りが強く漂います。口に含むと、その名の通り、ごまと豆乳をしっかり感じる、優しい味です。他のものはレトルトならではの化学調味料感がありましたが、これはそれが薄く、自然なうまみを感じました。洋風な味にも変えることができそうで、最もパスタに合いそうに感じます。


本格ラーメンが作れる「プチッと鍋」ランキングベスト3

「プチッと鍋」シリーズの中には、ラーメンのスープにぴったり合いそうな商品もありました。毎度鍋にするのも飽きるもの。ラーメンにもおすすめな商品をベスト3で選びました。

1. 濃厚みそ
2. とんこつしょう油
3. 塩ちゃんこ

■「濃厚みそ」をラーメンにして試食
濃厚みそラーメン

「プチッと鍋」濃厚みそでラーメンを試作。カット野菜を使うと、簡単に野菜たっぷり味噌ラーメンが完成

フライパンで豚細切れ肉、カット野菜を炒め、軽く塩こしょうをし、「濃厚みそ」と水(300ml)を加えて煮込みました。別鍋でラーメンの麺を茹でておき、器に入れ、野菜を煮込んだスープをかけたら、できあがり。

香りの強い「濃厚みそ」は、ラーメンにしても決して負けない濃厚さ。かなりおいしいラーメン屋さんの味です。野菜たっぷりの味噌ラーメンにすると、栄養バランスもアップ。カット野菜を使えば、包丁いらずで簡単です。

出汁がおいしいうどん向き「プチッと鍋」ランキングベスト3

かつおや煮干しなどの出汁のうまみが強い商品が多いのも特長。一人暮らしでは、うどんも手軽に食べられる料理です。うどんによく合いそうな商品をベスト3で選びました。

1. よせ鍋
2. 濃厚白湯
3. とんこつ塩

■「よせ鍋」をうどんにして試食
寄せ鍋

「プチッと鍋」寄せ鍋でうどんを試作。上品なだしが絶妙なおいしさ

「寄せ鍋」と水300mlを鍋に入れて火にかけ、煮立ったら、茹でうどんを入れて、柔らかくなるまで煮ます。器に入れて、ネギと揚げ玉、ごま、長ネギを乗せたら、できあがり。

うどんのつゆを作るのに、めんつゆを使えば手軽ですが、それとは違ったていねいな出汁の味がとてもおいしいです。きちんとしたうどんがこんなに手軽に食べられるのは嬉しい。うどんは病気の時にも食べやすいので、非常食を兼ねて買っておくのもいいかもしれません。

ガイドの個人的なお気に入りランキングベスト3

スンドゥブ

「プチッと鍋」スンドゥブがガイドが選んだベスト1。ダイエット中にもぴったりなヘルシー鍋が作れる

全商品を試食して「スゴイ」と思ったのは、どれも味に個性があって、それぞれに似たものがないこと。それだけに個人的な「好き」「嫌い」は分かれることがありそうです。最後に、あくまでガイド個人の味覚によるお気に入り「プチッと鍋」をベスト3で紹介します。

1. スンドゥブ
2. 豆乳ごま
3. よせ鍋

■「スンドゥブ」を鍋にして試食
商品に記載の調理法では、絹ごし豆腐と卵のみが具材となっていましたが、ちょっと物足りないので、しめじともやしを加えてみました。鍋に豆腐、しめじ、もやしを入れ煮込み、仕上げに卵を落としました。

食材を入れずにそのまま試食したときには味が濃いめではありましたが、卵を加えると、まろやかさでちょうどいい塩梅になります。魚介系のうまみが強く、スープに満足感があるので、豆腐やもやし、しめじといった淡泊な食材だけでも物足りなくなりません。ダイエット中の人にもおすすめです。

「プチッと鍋」シリーズ、上手く使うには?

プチッと鍋シリーズ

好みの味を見つけて、常備しておくと便利。鍋だけでなく、料理のバリエーションも豊富

ひと鍋で肉や魚、野菜などが食べられて、洗い物も少なくて済む鍋は、一人暮らしに嬉しい料理。とはいえ、同じ味つけでは飽きてしまうので、「プチッと鍋」のようにバリエーションがあると、冬の間中楽しんで食べられそうです。また、同じ鍋つゆの素でも食材を変えれば味が変わるので、さらにバリエーションは増やせます。それでも飽きてしまうのであれば、手軽に作れてお腹も満たされるラーメンやうどんにも。エバラ食品のサイトには、その他にも「プチッと鍋」を使った料理のレシピがたくさん掲載されています(参考:プチッと鍋のレシピ一覧)。

ただし、お値段は割高感があるものもあるので注意。また塩分もかなり高めなので、一人で食べるのに、1回に2ポーション使うなどの食べ過ぎには注意した方がよさそうです。

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