ニンテンドーDSがつながらない
任天堂のニンテンドーDSやニンテンドーDS Lite(以下DSという)は、フリースポットやユーザが用意した無線LANアクセスポイントに接続することができるのですが、「つながらない!」という声も聞きます。 今回の記事は、その2回目です。(注)一回目の記事をご覧になっていない方はこちらを参照してください。
AOSSやらくらく無線スタートでつながらない
DSで簡単に接続設定を行うために、「AOSS」や「らくらく無線スタート」が用意されています。これらの意味は下記を参照してください。・AOSS :バッファローが開発した独自の無線LAN簡単設定システム(AirStation One-Touch Secure System)。
・らくらく無線スタート :NECアクセステクニカ株式会社が開発した独自の無線LAN簡単設定システム。
以上の機能を使えば、面倒だった「接続設定」「セキュリティ設定」を、対応した無線LANアクセスポイントのボタンを押すだけで自動的に行うことができます。
しかし、第3者が勝手に設定を行うことを避けるため、利用される電波強度は、通常の接続に利用する電波強度より弱めてあります。その状態で、たとえば近隣のアクセスポイントと利用チャンネルが重なってしまうと、混信が起こり、結果として設定ができたりできなかったりします。昨今は、 無線LANアクセスポイントを利用するユーザが増えてきたので、混信の危険性は増大しています。
このようなときは、手動による接続を試してみてください。手順は以下の通りです。
1.無線LANアクセスポイント側に設定してあるWepの暗号キーを控えておく。方法は、第1回目の記事にある「自宅の無線LANアクセスポイントにつながらない 」の方法1を参照してください。ここでは、「1234567890」が暗号キーとします。
2.DSでWi-Fi接続設定を選択します。
3.まだ設定していない接続先を選択します。
4.「アクセスポイントを検索」を選択します。
5.Wepで暗号化されている接続先(赤い鍵のアイコン)を選択します。
6.先にしらべた暗号キーを入力して「決定」を選択します。
あとは、以下のように表示されれば成功です。