エアコンの臭い、原因とカンタンにできる除去方法を紹介します
エアコンを付けると、なんともいえない臭いが……という経験はありませんか?車内で暖房を付ける機会が多くなるこの時期は、とくに気になりますよね。今回は、エアコンの臭いの原因や対処方法についてご紹介します!エアコンの臭いの原因は? まずはどんな臭いか確認を
エアコンの臭いの原因は様々で、タバコ・エアコンフィルターの汚れ(ホコリなど)・エバポレーターのカビなどが考えられます。まずは、エアコンを付けた時に『どんな臭いがするのか?』を確認してみましょう。臭いの種類によって、原因や効果的なお手入れの方法も変わってきます。エアコンの臭いは不快なだけではなく、そのままにしておくと色々な弊害が起こります。フィルターの汚れ(ホコリなど)が原因の場合、冷却・暖房効率が低下したり、カビが原因の場合、エアコンを付けることでカビの胞子が車内に充満し、アレルギー症状が起きるケースもあります。
エバポレーター洗浄、フィルター交換はカーディーラーに任せるのがオススメ
臭いをとるには、エバポレーターの洗浄が一番効果的でしょう。ですが、この作業はカーディーラーに委託することをオススメします。自分で行うと故障の原因に繋がることもあるからです。フィルターの交換や掃除に関しては、車種によって交換方法が違います。フィルターのカバーだけを外せば交換できる車種もありますし、グローブボックス・ステーなどを外していかなければならない車種もあります。後者の場合、作業が少し複雑になってくるので、自分で作業できるとは限りません。エバポレーターの洗浄・フィルター交換は、専門的な知識が必要になってくるため難しいと感じる方も多いと思います。なので、今回は自宅で簡単に出来る臭いのとり方をご紹介していきます。臭いの原因によって方法が違うのでチェックしてみて下さい。
酸っぱい臭いのとり方
鼻をツンとつくような、酸っぱい匂いがする場合は『カビ』だと考えられます。エアコン内部は空気の温度差で結露が発生します。この水が原因でカビが繁殖し臭いの原因となります。フィルターの交換などせずにカビを除去する場合は、プッシュ式のカビ除去薬剤を推奨します。例えば上記製品は、口や肌に触れても安心な成分で出来ているのでおすすめです。1台に1缶を使用し、効果は6カ月続きます。窓を閉めた後、エアコンを作動させ本品を噴射することで、フィルターやエバポレーターなどの奥部にも薬剤が届き、じっくり長期間にわたってカビ菌が増えない環境を作りながら、カビや菌に作用するというものです。
焦げたような臭いのとり方
エアコンを付けて焦げたような臭いがする場合はホコリなどが原因と考えられます。ただ、気を付けなければいけないのは、焦げ臭いの原因がエンジントラブルなどの場合も考えられるので、おかしいな?と感じたらすぐにディーラーさんに持って行きましょう。自分で簡単に出来る方法は以下の方法です。その後に、掃除機をエアコン部分に当ててホコリを吸引します。吸引出来なかったホコリは、棒の先に布等を巻きつけ細かい部分を拭き取っていきましょう。
タバコの臭いのとり方
ドラッグストアなどで簡単に手に入る『重層』がオススメです。重層には『脱臭性』と『吸湿性』が高いといわれているので、車内掃除に最適です。値段も100円程度で安価で、料理等にも使われ口に入れても安全ですよね。主に、タバコの匂いはシートなどの布部分に付着しています。シートは体に直接触れる部分ですし、万が一、小さなお子様がシートを舐めたりしても体に害のないものを使用していれば安心です。使い方は、水100gに対して、小さじ1杯の重層を加え、よく混ぜます。
そのあとタオルによく染み込ませシートなど軽く拭いていくだけです。
拭き忘れてはいけないのがルーフトリム。ここもしっかり拭きましょう。自宅にあるもの簡単にできるので、是非試してみて下さい!
おわりに
臭いをとるという場合にも効果的かもしれませんが、匂いを楽しむという意味で芳香剤もオススメです。芳香剤はコンパクトで、見た目・香りも様々ですし、私は季節ごとに芳香剤を変えて香りの違いを楽しんでいます。私は最近、バニラの甘い香りに変えたのですが、愛車のランドクルーザー76に似合わないと不評です(笑)。ボディーがクリーム色なので、良いかなと思ったのですが……。とはいえ、匂いが変わると車内を模様替えしたような気分になって運転するのが楽しくなります。皆さんも、今年の冬は香りの模様替えをしてみてはいかがでしょうか?
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