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未来予測~近い将来の「決断」の可能性をガイドが解説(4ページ目)

2018年以降に生活者のライフスタイルに変革をもたらすと考えられるコトを「未来予測」として発表いたします。

執筆者:All About 広報部

暮らし部門「手放し運転もOK?「自動」車がやって来る カー!カー!カー!」

自動運転

 


既に一部が実用化されている自動運転技術。政府が推進する「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」にもテーマの一つに「自動走行システム」が取り上げられ、産官学が連携した大型プロジェクトが進行している。

自動運転技術は、レベル0(運転自動化なし)からレベル5(完全自動運転)までの6段階にレベル分けされ、既にレベル1(運転支援)、レベル2(部分運転自動化)が実用化されている。現在、多くの市販車に搭載されている自動ブレーキシステムは、レベル1。ハンドル操作や加速減速を自動制御するのは、レベル2だ。政府が2020年までに実用化を目標に掲げる無人自動走行は、レベル4(高度運転自動化)にあたる。

今秋、東京ビッグサイトで開催された東京モーターショー2017。独アウディは、量産車として世界初となるレベル3(条件付運転自動化)の自動運転車「A8」の新モデルを発表。さらに、レベル4のコンセプトカー「Elaine concept」も披露した。レクサス(トヨタ自動車)は、レベル4に向けた新コンセプトカー「LS+ Concept」を披露。2020年の実用化を目指している。

これまで実用化されてきたレベル2までの自動運転は、人間が常にシステムの動作状況や車外の状況を監視する必要がある。しかし、レベル3からはシステムが全ての運転タスクを実施し、システムが介入を求めるまでドライバーはハンドルを握る必要がない。ドライバーが動画を見ている間に目的地に到着という夢のような話が、技術的には現実味を帯びてきた。

ガイドの解説コメント

 

「車」ガイド 国沢 光宏
自動運転技術は向上傾向にありますが、「命を託される乗り物」であるクルマにおいては、外からの情報を得ないで完全に自律走行することは現時点では不可能だと考えられています。しかしながら、すでに実用化されつつある事故防止機能をはじめとして、歩行者がおらず交差する道も無い短いルート、もしくは、2020年を見据えた競技場間移動用の比較的速度域が低い車両での走行など、部分的な実現の可能性は残されているのではないでしょうか。

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