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約75%の夫婦が直面する「2人目の壁」について考える

約75%の夫婦がぶつかる「2人目の壁」問題を、「一般財団法人1more Baby応援団」が行った調査リリース、書籍『なぜ、あの家族は二人目の壁を乗り越えられたのか?』をもとに、考えます。

執筆者:All About 編集部

約75%の夫婦が直面する「2人目の壁」問題

理想の子供の数は2人以上!?

理想の子供の数は2人以上!?

「2人目の壁」とは、「2人以上の子どもがほしい」という思いがあるにもかかわらず、さまざまな理由から、第二子以後を持つことを躊躇してしまう夫婦がぶつかるもののことで、実に75%もの人が該当するするとのこと。

まずは、理想の数だけ子どもを産める社会実現を応援する「一般財団法人1more Baby応援団」が、全国の既婚者2961名を対象に2015年に行った調査結果について見ていきましょう。

理想の子どもの数は2人なのに……約75%が2人目の出産に躊躇

■あなたは何人の子どもを持ちたいと思いますか?

一般財団法人1more Baby応援団の調査より

一般財団法人1more Baby応援団の調査より

「2人」と回答した人が48%で最多で、「2人以上」と回答した人の合計は79.6%。2011年の合計特殊出生率が1.39なのと比べると、理想の子どもの数と実際の子どもの数に隔たりがあることがうかがえます。

■“2人目の壁”は存在すると思いますか?
一般財団法人1more Baby応援団の調査より一般財団法人1more Baby応援団の調査より

一般財団法人1more Baby応援団の調査より一般財団法人1more Baby応援団の調査より

子どもが2人以上欲しいにも関わらず、生活費や教育費に関連した家計の見通しや、仕事等の環境、年齢等を考慮し、第2子以後の出産をためらってしまうことを、「2人目の壁」と定義します。すると約75%の人が壁を感じているという結果となりました。

「2人目の壁」の原因は……経済的理由がトップ

■どんな時に“2人目の壁”を感じますか?
一般財団法人1more Baby応援団の調査より

一般財団法人1more Baby応援団の調査より


86.5%の人が「経済的」な理由と答え、2位「第一子の子育てで手一杯」(43.6%)、3位「年齢的な理由」(42.2%)と続きます。「経済的負担が大きくなるし、育児休暇も取りにくく、仕事を続けられなくなり不安」(30代女性)、「子どもの学費も高くなり、消費税も上がるのに、収入は伸びないので経済的に不安」(20代男性)、等の声があがりました。


2人目出産を悩んでいる人への応援本

一般財団法人1more Baby応援団」が、「2人目の壁、解消」に関する書籍『なぜ、あの家族は二人目の壁を乗り越えられたのか?』を発売しました。2人目の出産に悩んでいる人の背中をそっと押す内容となっています。

第1章では「“2人目の壁” を乗り越えたいまどき家族のいろんなカタチ」と題して、実際に子どもを2人以上産み育てているママ13人に聞いたリアルなエピソードを紹介。

第2章では「“2人目の壁” を乗り越える8のヒント」と題して、2人目の壁を突破する具体的なヒントやアイデアを掲載。

第3章では「子どもが2人以上いる家族ってどんな人たちなの?」と題して、1032人へのアンケートをもとに2人以上家庭の特徴を紹介しています。

この書籍が「2人目の壁」や「理想の家族の形」について、考えるきっかけ作りとなるかもしれません。 ※調査リリース出典
一般財団法人1more Baby応援団
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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