FONは、どこまで届くのか
fonのアクセスポイント。大きさは普通のマウスと同程度だ。 |
ガイド:
先週は、FONのセットアップなどに関する情報どうもありがとうございました。また、今週取材できてうれしく思います。さて、その後FONの利用状況はどうですか?
(注)ここでは、FONの利用者をA君としています。ガイドがA君にインタービューする設定で話を進めています。
A君:
まぁ、やはりまだ身近な存在になっている人が少ないので、「ぼちぼち」といったところです。あまり活用できていません。
ガイド:
一番気になるのは、「どの程度電波が届くのか?」ということですが、その辺りはどうでしょうか。
A君:
はい。私も実際に試してみました。見通しの利くところであれば、100mは大丈夫でした。
ガイド:
その100m届いたというのは、どのような場所でしたか?
A君:
2階の私の部屋の軒先につるして、家の前の公園でノートパソコンを移動して調査しました。アクセスポイントが見える位置であれば、100mは大丈夫でした。
ガイド:
じゃぁ、見えない位置ではどうでしたか?
A君:
木陰に隠れた程度であれば、見通しの利く範囲とほぼ同じでした。しかし、木造の家の陰になると急に感度が悪くなります。全然届かないという訳ではありませんが、切れたり繋がったりという感じです。それから、間に鉄筋の家が完全に入ると、通信が切れました。 鉄筋の家でも多少間に入る程度であれば、通信できることもありました。簡単な図ですが、以下を参照してください。
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× ビル
ビル △ △
△ ビル 木造家屋 木造家屋 木造家屋
公園 ◎
FON_AP(2階の軒下)
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ガイド:
軒下に設置したのであれば、家の反対側はどうですか?
A君:
そうなんですよ。公園側なら通信できる範囲は広かったのですが、公園とは反対側、つまり私の家を挟んで向こう側は、殆ど通信ができませんでした。
ガイド:
ということは、FON_APを公開しても公園側でアクセスした人しか利用できないということですね。
A君:
そういうことです。電波の到達範囲としては、普及品の11gアクセスポイントと同じだと思います。FONだからといって、特に電波が強いという印象は受けませんでした。
ガイド:
FON_APのアクセスポイントの位置って、公開されているんですか?
A君:
はい。次のページを見てください。