管理者として全員がアクセスできてしまう
この設定では問題が起こる場合もある。 |
なるほど。これは簡単ですね。XPだと新たにユーザを作成したり、フォルダにアクセス権を2重に設定したりで、とても設定が大変でした。
ガイド:
そうですね。Vistaになって簡単にアクセス権を設定できるようになってきました。活用してください。
相談者:
ん~ん~。でも、この設定では、Vistaのコンピュータにログインするユーザは、すべて管理者権限を持った人になってしまいますよね。
ガイド:
それで、なにか問題はありますか?
相談者:
うちの職場の場合は、経理のコンピュータは、先に挙げた田中君と服部さんしか利用しないし、ネットワークを通さずに直でこの2人が経理のコンピュータを操作しているので特に問題はありません。しかし、ほかの職場ではログインする人がすべて管理者では問題があるのではないでしょうか。
ガイド:
その通りです。よくお気づきになりましたね。ちょっとしたアクセス制限なら、上記の方法がお勧めですが、本格的なアクセス制限が必要な場合は、上記の方法では役不足です。
たとえば、「鈴木君は、閲覧できてもファイルを変更することはできない。青山さんは、なんでもできる。阿部さんは、アクセスすることすらできない。本田さんは、管理者としてアクセスできる。」といったアクセス制限は、上記の設定に加えて別の設定が必要です。
相談者:
そうですか。それでは、次回はその設定方法を教えてください。今後の参考にしたいと思います。
ガイド:
分かりました。今後、Vistaのネットワーク機能を利用する方法を順に解説しますので、お楽しみに。
それから、別件ですがネットワークで何か疑問があったらこのサイトにあるコミュニティに書き込んでください。ネットワークのベテランが回答してくださると思いますよ。書き込み方法は、ここを参照してくださいね。それでは、また...。