誰も教えてくれなかった!おしゃれグローブの着眼点
「レザーのグローブであれば、どれも変わらない」と思ってはいませんか?上半身がコートで完全に覆われてしまうからこそ、屋外における冬の着こなしでは小物が映えます。巻き方にコツがいるマフラーに比べ、グローブは選び方さえ合っていれば、最強の小物になり得るのです。
ビジネスファッションや大人の週末服に合うグローブは、確かにレザー素材が中心ですが、デザイン単体ではなく、コートの相性やサイズ感も重要!そもそも、グローブにサイズがあることをご存知でしたか?グローブは、必ずしもフリーサイズではなかったのです。グローブに合わせるコートの相性をはじめ、ビジネスファッション・大人の週末服に合うアンダー1万円グローブの選び方をお教えします。
イタリアブランドの影響か?洗練の格安グローブ
2000年代の中頃から、大手セレクトショップでよく見掛けるイタリアのGloves(グローブス)ブランドのグローブ。そのキャッチーなロゴと洗練されたデザインは、日本のグローブ市場に大きな影響を与えたのではないでしょうか?
スタイリッシュな定番グローブのひとつに、「手の平がレザーパーツ、手の甲が生地パーツ」の切り替えタイプがあります。大人グローブの基本はレザー素材ですが、必ずしもオールレザーである必要はなく、むしろパーツの一部が切り替わることで遊び心が生まれます。
Glovesブランドで1万5千円程度するこのタイプも、THE SUIT COMPANY(青山商事)やSUIT SELECT(コナカ商事)など、20~40代のビジネスマンをターゲットにした、ツープライススーツ量販店のオリジナルグローブは5,000円を切っています。近年は、おしゃれグローブを抜群のコスパで買える時代!とはいえ、デザイン単体でグローブを選ぶことを私はお薦めしていません。
コート&グローブ!コーディネートの重要性
冬小物であるグローブを選ぶとき、合わせるコートの生地を想定する必要があります。シンプルなメルトンコートの場合、コートの質感が単調に見えるため、アクセントをつけたグローブでメリハリがつくのです。一方、質感が強いコートにはアクセントが強いグローブは合わせづらいことも事実。全身が散らかって見えてしまいます。だからこそ、コートを決めてからグローブを選びましょう!
さらに、ベルトや靴、グローブの色を揃えることができれば最高です。ビジネスファッションでは常識ともいわれるベルト&靴の色合わせ!これに、グローブのレザーパーツの色を合わせることで、さりげない気遣いが伝わります。
迷ったらタイトなものを選ぶワケ
グローブ自体のボリューム感も重要です。ボリューミーなグローブはカジュアルな印象が強く、ビジネスファッションや大人の週末服には、スラっとした細身のデザインが合います。もし、同じデザインで2つサイズがある場合、迷ったらフィットするサイズを選びましょう!スッキリ見えるという理由もありますが、レザー・繊維でつくられたグローブは基本的に手に馴染み伸びるからです。
面積が小さいからこそグローブは冬のアクセントになります。「グローブを制する者は冬服を制す!」と言えるかもしれません。
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