名刺集めに邁進していませんか?

人脈づくりの達人がやっていること

人脈づくりの達人がやっていること


人生に彩りを与えてくれるのは、人である。

「人脈を増やすには、どうしたらいいのか」「良質な人脈をつくるためには、どうすればいいのか」と、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

憧れの人や尊敬する人、長い間会いたいと思っていた人に会った時、「やっと会えた!」とつい心がはやってしまい、早く仲良くなりたいと思うかもしれません。また、「5分間しか話ができないので、なんとしてでも良い関係を築いておきたい」と事を急いでしまうかもしれません。

皆さんはどうでしょうか? 「上質な人脈をつくりたい」と思った時、どんな行動をとりますか?

異業種交流会や各種イベントやパーティなどに足しげく通うようにするでしょうか? それとも、友人や知人にいろいろな人を紹介してもらうよう努力するでしょうか?

実際、異業種交流会や各種イベントやパーティなどに頻繁に通う人をよく見かけます。参加後、どんな人間関係が形成されたのかを聞いてみると、想像以上に「望んだ結果」を得られていないようです。

異業種交流会や各種イベントやパーティに参加をすれば、「会ったことがある人の数」は実質的に増えるでしょう。初対面の人ばかりで、非日常を感じ、その日は心が踊るかもしれません。

ところが、どうでしょう。こんな経験はありませんか。

「100人の人と会ったけれど、その後連絡があったのは2人だけだった」
「自分の名刺がどんどん減っていくものの、あまりいい人と出会えなかった」
「親しく声をかけてくれた人たちはみんな、営業の人ばかりだった」
「表面上のつきあいはできそうだけれど、興味のある人はいなかった」
「Aさんは最初のアプローチは印象的だったけれど、その後は全く音沙汰がない」

さて、このような会に足を運んでも、良い関係を築けるケースが少ないのは、なぜなのでしょうか?

それは、人脈づくりの発想が、根本的に「コミュニケーションの達人」と異なるからです。

人脈づくりのコツは「外」ではなく「内」に目を向けること

実は「コミュニケーションの達人」と言われる人たちは、異業種交流会やイベント、パーティなどに、むやみやたらに顔を出しません。なぜなら、その多くが時間の無駄だと知っているからです。だから、「参加したほうがいい」と判断したわずかな集まりにだけ、参加するのです。

もしもあなたが「名刺は多くもっていたほうがいい」「人から誘われたらどんな時でも顔を出したほうがいい」「人と会う回数は、多ければ多いほどいい」という思いを持っているなら、今日から考え方を変えてみたほうがいいかもしれません。なぜなら、「コミュニケーションの達人」の考え方と真逆だからです。

こんなエピソードがあります。これは、私が社長秘書をしていた時の上司(社長)がよく言っていた言葉です。

「上質な人脈をつくりたいと思ったら、『外』に目を向けるのではなく、『内』に目を向けること。

多くの人は、『外』にばかり目を向けて、いろいろな人たちに会いに出かけているようだね。それでは、身がもたないよ。

そうではなくて、自分自身に目を向けてごらん。『会ってもらいたい人』に自分がなればいいんだ。そこに、時間とエネルギーを集中しなさい」

会いたいと思われる人になるーーー。

これこそが、「コミュニケーションの達人」の人脈づくりの極意なのです。

まずは「気にかけてもらえる存在」になる

自分の強みを見つけて「気にかけてもらえる存在」になる

自分の強みを見つけて「気にかけてもらえる存在」になる


それでは、「会ってもらいたい人」と思われるためには、どうすればいいのでしょうか。

まずは、周囲から「気にかけてもらえる存在」になることを意識してみましょう。そのためには、内に目を向け、自分の「個」の部分に触れる時間をもってみることです。誰にでも必ずキラリと光るものがあります。

「他の人よりも優れていること」や「周りの人よりも長く没頭して取り組んでいること」などに、自分を輝かせるヒントが隠されているはずです。「自分」らしさを発揮すればするほど、周りの人にも魅力的に映るものです。

たとえば、「iPhoneの最新機種の操作について詳しい」というのは、新しいものを常に身に付けていたいと思う人にとって憧れの対象となるでしょう。また、「段取りが上手い」というのも、そのノウハウが役に立つ情報として多くの人に受け入れられるでしょう。


このように、自分の「好きなこと」や「得意なこと」を探してみてください。自分にとって「当たり前の知識や知恵」であったとしても、他の人にとってはそうでないことが往々にしてあります


これまで、誰かに対して「会いたい!」とラブコールを送ってばかりいませんでしたか? もしもそうであれば、逆の発想を持ちましょう。他の誰かが「あなたに会いたい!」とラブコールを送ってくれる、そんな場面を想像してみてください。

恋愛と同じように、ビジネスにおいても、相手を追えば追うほど、相手は逃げていきます。そうであるならば、自分が「追われる人」になればいい。つまり、周りの人たちが「あなたに会いたい」と思ってくれればいいのです。とてもシンプルな発想ですよね。

自分が魅力的な人になっていくと、自然と周りに人の輪ができるようになります。自分から無理に関係を築こうとする必要がなくなります。すると、よりリラックスして、楽に人間関係を築くことが可能になります。

自分から「会いたい」とお願いする立場から、「あなたに会いたい」と言われる立場になる。この逆転の発想によって、あなたがこれから出会っていく人、付き合っていく人は、大きく変わっていくことでしょう。



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