世界遺産/ヨーロッパの世界遺産

ザルツブルク:音楽とバロック建築の都/オーストリア

世界を股にかけた探検家フンボルトが「世界でもっとも美しい都市」と評し、「北のローマ」と異名を取るザルツブルク。その美しさの秘密は、建築史上でも類を見ないほど豪華絢爛たる様式で知られるバロックの街並みにある。今回はモーツァルトの出身地であり、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台としても知られるオーストリアの世界遺産「ザルツブルク市街の歴史地区」の見どころや名所、その歴史を紹介する。

長谷川 大

執筆者:長谷川 大

世界遺産ガイド

壮大・重厚かつ豪華、「バロック建築の宝石」ザルツブルク

ホーエンザルツブルク城から見たザルツブルク歴史地区

ホーエンザルツブルク城から見たザルツブルク歴史地区の絶景。中央がザルツブルク大聖堂、その手前はカピテル広場

ヨーロッパや南北アメリカ大陸、中央アジア等々、世界を股にかけた18世紀の探検家アレクサンダー・フォン・フンボルトはこう語ったという。「私が思うに、ザルツブルク、ナポリ、コンスタンチノープル(現イスタンブール)の3都市が世界でもっとも美しい」。

ザルツブルクの美しい街並みは以下で確認してほしい。ストリートビューを使えば画面の中でバロックの街並みの散策ができる。
ザルツブルク歴史地区(Googleマップ/航空写真)
ザルツブルクの見どころ(同上/世界遺産&見どころマップ)
ザルツブルク大聖堂の内装

豪華絢爛たるザルツブルク大聖堂の内装。イタリアン・バロックの傑作として知られている (C) Martin Toedtling

古代のギリシャ・ローマ時代以降、ヨーロッパの芸術文化は著しく衰退するが、14世紀、「再生」を意味するルネサンスの時代に再興され、かつてないほどの高みに到達する。建築において、ルネサンス様式は直線と円やアーチ、シンメトリー(対称)を組み合わせた均衡の取れた端正なたたずまいが特徴だ。

16世紀になると曲線や曲面・楕円を中心としたダイナミックな展開を持ち、建物と装飾が一体となり、おびただしい数の彫刻やレリーフ・絵画で彩られた壮大で豪華な建築様式が流行する。バロック様式だ。

バロックにおいて豪壮な建築芸術は頂点を極めた。そしてそのバロック建築が立ち並ぶ町がザルツブルクなのだ。

ローマを目指した「北のローマ」ザルツブルク

ゲイライデ通り

ゲイライデ通りの美しい街並み。奥の建物は聖ブラジウス教会

ローマ帝国の首都であり、教皇庁が置かれたカトリックの総本山ローマ。17~18世紀、ザルツブルクを治めていた大司教たちの目標はこのローマを超えることだった。

「司教」はカトリックの聖職のひとつで、いくつかの教区をまとめるトップのこと。司教の座る椅子=司教座(カテドラ)がある教会が司教座聖堂、すなわち大聖堂(カテドラル。ドゥオーモ。ドム)だ。大司教は司教のさらに上で、複数の司教区をまとめる者を示す。

ザルツブルク大司教は13~19世紀初頭にかけてザルツブルク大司教領という領土を持ち、「半教皇」と呼ばれてローマ教皇(法王)に次ぐ位にあった。おまけに神聖ローマ帝国から侯爵の位を受けていたため侯爵司教と呼ばれ、皇帝に次ぐ国王のような権力を持っていた。

この力を支えていたのが「純白の金」と呼ばれた塩(ザルツ)だ。この地は紀元前の時代から塩の取り引きによって栄え、ローマ時代以降、砦(ブルク)が築かれていたことからザルツブルクと呼ばれるようになったようだ。
冬のザルツブルク

冬のザルツブルク。ローマを目指しただけのことはある美しさ

17世紀はじめ、ローマを見た大司教ヴォルフ・ディートリヒはそれに負けない都を造ろうと町のバロック化を推し進めた。ザルツブルク大聖堂の改修やミラベル宮殿、レジデンツの建設がその一例だ。

さらにマルクス・シティクスやヨハン・エルンストといった大司教たちが事業を引き継ぎ、イタリアの名建築家サンティノ・ソラーリやオーストリア第一の建築家フィッシャー・フォン・エルラッハらを招聘(しょうへい)して多くの名建築が生み出された。前者の代表作がザルツブルク大聖堂やヘルブルン宮殿、聖ペーター僧院教会、後者が三位一体教会やコレーギエン教会、聖マルコ教会、クレスハイム宮殿だ。

こうして17~18世紀に「北のローマ」の異名を持つバロックの都が完成した。

モーツァルトからサウンド・オブ・ミュージックまで
「音楽の都」ザルツブルク

フェルゼンライトシューレ

岩盤をくり抜いて築かれたフェルゼンライトシューレ。背景の三段アーチは乗馬学校時代の名残だ (C) Andreas Praefcke

ザルツブルクといえばモーツァルトの生誕地であり、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台としてあまりに有名だ。

建築を愛した大司教や貴族たちは芸術全般に理解を示し、音楽も奨励した。特に18世紀後半にモーツァルトが活躍すると音楽の都となり、1842年にモーツァルト音楽祭、1856年に生誕100周年記念音楽祭が開催され、1887年にザルブルク音楽祭として定着した。

ザルツブルクではほとんど毎日なんらかの音楽祭や音楽週間・音楽会が開催されている。オーストリア政府観光局の公式サイトから主なイベントをピックアップしてみよう。

■ザルツブルクの主要音楽イベント
  • 1月1日……ニューイヤーコンサート
  • 1月下旬~2月初旬……モーツァルト週間
  • 2~12月……オペラ・イム・ベルク・フェスティバル
  • 3~4月……ザルツブルク復活祭音楽祭
  • 5月……ザルツブルク聖霊降臨祭音楽祭
  • 7月……サマーシーン
  • 7月下旬~8月下旬……ザルツブルク音楽祭
  • 10月……文化週間
  • 11月……ジャズの秋
  • 11~12月……降待節合唱コンサート
  • 12月31日……大晦日コンサート
この中でも夏のザルツブルク音楽祭は世界最大級の音楽祭で、開催期間の5週間は世界中から有名楽団や音楽ファンが集まることで知られている。

[関連サイト]
ゲイライデ通り、モーツァルトの生家が入ったビル

ゲイライデ通り、モーツァルトの生家が入ったビル

歴史地区にはモーツァルトや『サウンド・オブ・ミュージック』にゆかりのある建物が非常に多い。その一部を紹介しよう。

■モーツァルトゆかりの建物
  • モーツァルトの生家:モーツァルトが1756年1月27日に生まれた家。現モーツァルト記念館
  • モーツァルトの住居:モーツァルトが1773~81年まで暮らした家。第二次大戦で破壊され、1996年に復元された
  • ザルツブルク大聖堂:モーツァルトが洗礼を受けた洗礼盤や演奏したオルガンがある
  • レジデンツ:モーツァルトが御前演奏を行った評議員の間などがある
  • ミラベル宮殿:こちらでもモーツアルトが演奏を行っている
  • モーツァルテウム:1914年設立の財団で、音楽院やホールの他に「魔笛」を作曲した魔笛小屋がある
  • モーツァルト広場:モーツァルトの石像が立っている
  • カフェ・トマゼリ:モーツァルトも通っていたザルツブルク最古のカフェ
ミラベル宮殿と庭園

ミラベル宮殿と庭園。有名なドレミの歌のシーンはちょうどこの辺りで終了する

■『サウンド・オブ・ミュージック』ゆかりの建物
  • ノンベルク修道院:マリアが所属していた女子修道院
  • モーツァルト小橋、レジデンツ広場、馬の洗い場等:ピクニックに出掛けるシーンで登場
  • フローンブルク宮殿:トラップ大佐邸のファサード(正面)
  • レオポルズクロン宮殿:トラップ大佐邸の池や庭園
  • メンヒスベルクの丘、ミラベル庭園等:ドレミの歌のシーンに登場
  • フェルゼンライトシューレ:一家が音楽祭で演奏するシーンに登場
  • 聖ペーター僧院教会墓地:一家が隠れる墓地のモデル

ザルツブルク歴史地区の見どころ1. ザルツァハ川東岸

マリオネット劇場の人形

マリオネット劇場の人形。演目は時期によって異なるが、『サウンド・オブ・ミュージック』や『くるみ割り人形』などが上演されている

ここからは世界遺産に登録されている歴史地区の主な見どころを紹介していこう。いずれもガイドが作成したGoogleマップ「ザルツブルクの見どころ」に位置をマークしているので参照してほしい。
ザルツブルクの見どころ(Googleマップ/世界遺産&見どころマップ)

ザルツァハ川の北にはカプツィナーベルクと呼ばれる丘があり、この周辺が世界遺産の資産となっている。丘のさらに東には新市街が広がり、ザルツブルク中央駅に通じている。

■ミラベル宮殿/ミラベル庭園
大司教ヴォルフ・ディートリヒが愛人サロメ・アルトのために建設した宮殿。当初はアルトの名前を取って「アルトナウ宮殿」と呼ばれていたが、非難にあって「美しい眺め」を意味するミラベル宮殿に改称された。19世紀の火災で多くが焼失したが、宴会場として使われていた大理石の間は残り、世界でもっとも美しいといわれる結婚式場になっている。
Schloss Mirabell & Mirabellgarten(ザルツブルク市のサイト。イタリア語/英語/ドイツ語/フランス語他)
ザルツブルク歴史地区。ミュルナー橋付近

左が東岸、右が西岸。手前の橋はミュルナー橋で、左の塔が福音教会。中央のドームはコレーギエン教会、その左に大聖堂も見える (C) Mihael Grmek

■マリオネット劇場
世界的な人形劇場で、人形を主体としたオペラやバレエが演奏されている。州立劇場が隣接している。
Salzburg Marionette Theatre(公式サイト。英語/ドイツ語)

■三位一体教会
ザルツブルク出身のバロック建築家フィッシャー・フォン・エルラッハの初期の傑作。聖母マリアの戴冠を描いたヨハン・ミヒャエル・ロトマイヤーによる天井フレスコ画も高く評価されている。

ザルツブルク歴史地区の見どころ2. ザルツァハ川西岸

フランチェスコ会修道院教会の祭壇付近

バロックの豪壮な内装が美しいフランチェスコ会修道院教会の祭壇付近 (C) Stefano Giustini

東岸とミュルナー橋やマカルト橋、シュターツ橋、モーツァルト小橋などで結ばれたエリアで、新市街に対して旧市街と呼ばれ、近世の典型的な街並みが展開している。

■聖マルコ教会/コレーギエン教会/フランチェスコ会修道院教会
いずれもフィッシャー・フォン・エルラッハの作品。コレーギエン教会はザルツブルク大学教会として知られている。

■ゲイライデ通り/モーツァルトの生家
東西350mほどの美しい目抜き通り。通りの東側にモーツァルトが1756年に生まれた生家(建物の4階)があり、ゆかりの楽器や楽譜などを展示したモーツァルト記念館になっている。
Mozarts Geburtshaus(モーツァルテウムの生家のサイト。英語/ドイツ語)

■祝祭劇場
もともと大司教の厩舎や馬の洗い場・乗馬学校といった馬関連施設があった場所で、現在は3つの劇場が入っている。世界最大級のステージを誇る祝祭大劇場はザルツブルク音楽祭のメイン会場で、祝祭小劇場は「モーツァルトのための劇場」と呼ばれている。フェルゼンライトシューレは岩盤剥き出しのオープンエア劇場だ。
Groses Festspielhaus(ザルツブルク音楽祭のサイトより。英語/ドイツ語)

ザルツブルク歴史地区の見どころ3. ドームクォーター周辺

夜のドームクォーター

夜のドームクォーター周辺。左がザルツブルク大聖堂、中央の塔が聖ペーター僧院教会、右奥にホーエンザルツブルク城が見える

大聖堂や宮殿といった大司教ゆかりの建物が集中する地域はドームクォーターと呼ばれ、ザルツブルク最大の見どころとなっている。

■ザルツブルク大聖堂
最初の大聖堂は8世紀に建設されており、現在の建物はサンティノ・ソラーリの設計で1628年に竣工したもの。バロック様式の華麗な内装が特徴で、ドームの見事なフレスコ画はドナート・マスカーニの傑作だ。鐘やオルガンの音色がすばらしいことでも知られ、ウィーンに出る以前、モーツァルトは大聖堂のオルガン奏者を務めていた。
Dom zu Salzburg(公式サイト。英語/ドイツ語)

■レジデンツ
1619年竣工の宮殿で、かつては大司教が暮らしていた。現在は州立博物館となっており、大司教のコレクションはレジデンツギャラリーで公開されている。アレクサンダー大王を描いたロトマイヤーのフレスコ画や、レンブラント「母の像」、モーツァルトがはじめて御前演奏を行った評議員の間など、見どころは多数。正面、レジデンツ広場のアトラス噴水はバロック噴水の傑作。
Salzburg Residenz Palace(Salzburg castles & palacesのサイト。イタリア語/英語/ドイツ語)
聖ペーター僧院教会の天井と壁

絵画で覆われた聖ペーター僧院教会の天井と壁。18世紀に白と金の軽快なロココ様式に改修されている

■新レジデンツ
レジデンツ広場を挟んでレジデンツと向かい合う新宮殿。ザルツブルク博物館として公開されているほか、グロッケンシュピール鐘楼のカリヨン(鐘を組み合わせた楽器)の音色も見事。
Salzburgmuseum Startseite(ザルツブルク博物館公式サイト。英語/ドイツ語)

■聖ペーター僧院教会
690年に聖ルペルトゥスが開いたベネディクト派の教会で、ロマネスク様式をベースにゴシック・ルネサンス・ロココなどさまざまな建築様式が混在している。僧院教会墓地が隣接しており、ハイドンやソラーリの墓があるほか、地下墓地カタコンベを見学することができる。
Erzabtei Stift St. Peter Salzburg(僧院の公式サイト。ドイツ語)

ザルツブルク歴史地区の見どころ4. メンヒスベルクの丘

メンヒスベルクの丘

メンヒスベルクの丘。左上がホーエンザルツブルク城、その下にノンベルク修道院が見える (C) Joergsam

歴史地区の南に位置する小高い丘で、ザルツブルクのランドマークであるホーエンザルツブルク城がそびえている。丘からの眺めが最高!

■ノンベルク修道院
8世紀前半に創建されたドイツ最古の女子修道院。僧院の他にロマネスク様式の修道院教会やゴシック様式のチャペルなどがある。『サウンド・オブ・ミュージック』でマリアが生活していた場所としても知られる。

■ホーエンザルツブルク城
中世、イタリアやドイツの諸侯や司教はローマ教皇を立てる教皇派(ゲルフ)と神聖ローマ皇帝を立てる皇帝派(ギベリン)に分かれていた。この城は11世紀に教皇派の大司教ゲプハルトがオーストリア南部の皇帝派に対する防波堤として築いたものだ。内部は博物館として公開されており、豪華な内装で知られる黄金の広間や聖ゲオルク礼拝堂、ザルツブルクの牡牛と呼ばれる大オルガンなどが見学できる。
Hohensalzburg Castle(Salzburg castles & palacesのサイト。イタリア語/英語/ドイツ語)
Rainer-Regiments Museum Salzburg(博物館の公式サイト。イタリア語/英語/ドイツ語)

ザルツブルク歴史地区の見どころ5. 郊外の宮殿

ヘルブルン宮殿

緑に覆われたヘルブルン宮殿。仕掛け噴水や劇場は子供たちにも大人気 (C) enning

世界遺産の登録範囲からは外れるが、歴史地区の外にも歴史ある数多くの見どころが存在する。主なものを紹介しよう。

■クレスハイム宮殿
歴史地区の北西4kmほどにあり、18世紀初頭に建設がはじまったフィッシャー・フォン・エルラッハ設計の快楽の宮殿。現在、建物は学校やカジノ、庭園はゴルフコースなどになっている。

■フローンブルク宮殿
歴史地区の南2kmほどにある宮殿で、正面は『サウンド・オブ・ミュージック』のトラップ大佐邸として登場した。17世紀建設の宮殿で、現在は大学の所有物となっている。
Mozarteum - Schloss Frohnburg(公式サイト。ドイツ語)
レオポルズクロン宮殿

『サウンド・オブ・ミュージック』のトラップ大佐邸の庭園のロケ現場、レオポルズクロン宮殿。建物は登場しないが、馬の彫刻のある庭園は頻繁に登場する

■レオポルズクロン宮殿
歴史地区の南1kmほどで、大司教レオポルドが18世紀はじめに造営した美しい宮殿。宮殿の一部はホテルとして開業しており、宿泊することができる。
Hotel und Eventlocation Schloss Leopoldskron(ホテル・シュロス・レオポルズクロンの公式サイト。英語/ドイツ語)

■ヘルブルン宮殿
17世紀に大司教マルクス・シティクスが建築家サンティノ・ソラーリに依頼して建設された夏の離宮。マニエリスム様式の端正な宮殿やバロック様式の豪奢な庭園などがあり、庭園の仕掛け噴水や人形劇は当時から人気を集めていた。一部は動物園として使われている。歴史地区の南約4km。
Schloss Hellbrunn(公式サイト。英語/ドイツ語)

ザルツブルクへの道

聖マルコ教会

ザルツブルク歴史地区の夕景。手前の教会はフィッシャー・フォン・エルラッハの傑作、聖マルコ教会

■エアー&ツアー情報
ザルツブルクには国際空港があるが、日本からの直行便はないのでフランクフルトなどを経由する。格安航空券で13万円前後から。

オーストリアのウィーンやリンツ、ドイツのミュンヘンなどからアクセスすることもできる。ウィーンからザルツブルクは電車やバスで2.5~3時間、ミュンヘンからならバスや電車で1.5~2時間程度。
ハルシュタット

世界でもっとも美しい湖畔の町のひとつ、ハルシュタット

■周辺の世界遺産
近郊には絶景で知られる「ハルシュタット-ダッハシュタイン・ザルツカンマーグートの文化的景観」がある。ザルツブルクからハルシュタットへの移動はバードイシュルやアットナング・プッフハイムで乗り換えてバスや電車で2.5~3.5時間程度。ザルツブルクからツアーも出ている。

ウィーンに入る人は「ウィーン歴史地区」と「シェーンブルン宮殿と庭園群」を見学しておきたい。また、ウィーンの南東45kmほどには「フェルテー湖/ノイジードラー湖の文化的景観(オーストリア、ハンガリー共通)」がある。

ザルツブルクのベストシーズン

カプツィナーベルクから眺めたザルツァハ川西岸

カプツィナーベルクから眺めたザルツァハ川西岸

ザルツブルクの気温は1年を通じて東京より5~7度ほど低く、夏の平均最高気温は24度、最低は14度、冬は5度と-2度。

年間降水量はそれほど多くはないが、1年を通じて雨が降り、冬は雪が降ることもある。特に多いのは6~8月の夏、少ないのは4月と10~11月。

ベストシーズンは寒い冬を避けた初夏~初秋。

世界遺産基本データ&リンク

ザルツァハ川とホーエンザルツブルク城、大聖堂(左)、コレーギエン教会(右)

ザルツァハ川とホーエンザルツブルク城、大聖堂(左)、コレーギエン教会(右)

【世界遺産基本データ】
登録名称:ザルツブルク市街の歴史地区
Historic Centre of the City of Salzburg
国名:オーストリア
登録年と登録基準:1996年、文化遺産(ii)(iv)(vi)

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