Dolby VisonとHDR10に両対応。最高品質の映像を楽しめる
鮮明な4K HDRを提供するために、Apple TV 4KはiPad Proと同じ“A10X Fusionチップ”を搭載。Dolby VisionとHDR10の両方に対応し、どのHDRテレビでも圧倒的な美しさでテレビ番組や映画を楽しむことができるとのこと。HDR10は4K画質コンテンツの多くに採用されている基本的な規格で、従来の4倍の明暗差が表現できる。Dolby VisionはHDR10の更に4倍の明暗差が表現できる規格だが、対応テレビはまだ少ない。また、高性能の4Kビデオスケーラーも内蔵し、4Kテレビでこれまで以上にHDコンテンツが美しく表示されるようになる。4KテレビにApple TV 4Kを接続すると、そのテレビの機能を自動的に検出して設定を最適化し、最高品質の画像を出力。もちろんHDテレビにも対応し、そのテレビの最大解像度で出力して高画質な映像を楽しめるとしている。
購入済みのHD作品は自動的に4K HDRバージョンにアップデート
4K HDRコンテンツは今後iTunesで随時追加され、すでにiTunesライブラリにあるHD作品は4K HDRバージョンが利用できるタイミングで自動的にアップデートされる。また、既存作品の4K HDRバージョンをHDバージョンと同価格で提供するとしている。iTunes以外にも今後、NetflixやAmazonプライム・ビデオなどの動画配信サービスでも4K HDRコンテンツの提供が間もなく開始されるとのことだ。tvOSで映像配信サービスを追加可能なので、HuluやAbema TVといった日本で人気の動画配信サービスも楽しむことができる。
その他、Apple TVアプリケーションが今年後半にアップデートされ、Siriでの操作が今まで以上に簡単になるなどの発表がなされたが、日本では利用ができないのが残念なところ。
発売日は9月22日(金)。32GBモデルが1万9800円[税別]、64GBモデルが2万1800円[税別]、従来のApple TV(第4世代)は1万5800円で引き続き販売される。付属品はApple TV 4K本体にSiri Remoteコントローラー、電源コード、Lightning-USBケーブルなど。HDMIケーブルは付属しないため、注意が必要だ。
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