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5万円以下で買える!高機能アウトドア腕時計5選

高度・気圧・方位などにより、自分が置かれた状況を理解させてくれるアウトドア時計は、野外のアクティビティに欠かせない存在です。高機能化が進む一方で価格も高まる傾向にありますが、今回は5万円以下でありながら実用に優れた5モデルを紹介します。

柚木 昌久

執筆者:柚木 昌久

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コスパの良いアウトドア時計は?

高度/気圧計、温度計、コンパス。登山やフィールドワークに欠かせないこうしたギアも、腕時計1つでカバーできる時代になりました。それどころか、GPSを活用した位置補足や、スマートフォンと連携しての記録管理なども実装するようになるなど、アウトドア時計は目覚ましい進歩を遂げています。

ただ、世間一般で目にするハイスペックモデルの多くは、それなりにお高いのが事実。10万円超えなんていうのも、珍しくありません。バリバリのアウトドアマンなら費用対効果もいいでしょうが、僕のようにたまに山やフィールドを楽しむくらいの初心者にとっては、購入に二の足を踏んでしまいます。

しかし、よくよく見渡してみれば、高い実力を誇りながら、5万円以下のお値打ちモデルも存在しています。目をみはるほどの付加価値がなくとも、各ブランドが積み上げてきたノウハウがしっかりと生かされたエントリーモデルといえるでしょう。それでも、アウトドア時計としての信頼は確かです。

税抜き5万円以下で見つかる高機能アウトドア時計5選!

税抜き5万円以下で見つかる高機能アウトドア時計5選!


そこで今回は、初心者はもちろん、必要最低限の機能があればいいと考えるアウトドアマンにもうってつけの5モデルを厳選しました。

ワンタッチで情報にアクセスできるプロトレック「マルチフィールドライン PRW-3510Y-1JF」

プロトレック「マルチフィールドライン PRW-3510Y-1JF」¥44,000(税抜き)undefinedケース径53.4mm、重量約94g、20気圧防水、タフソーラー

プロトレック「マルチフィールドライン PRW-3510Y-1JF」¥44,000(税抜き) ケース径53.4mm、重量約94g、20気圧防水、タフソーラー


まずは、アウトドアウォッチブランドであるプロトレックから。カシオが展開するブランドだけに、この「PRW-3510Y-1JF」にもタフソーラーが搭載されており、「誤って岩場に落としてしまった」「思わず岸壁に時計を打ち付けてしまった」といったアクシデントが起きても、ムーブメントへの致命的なダメージを回避できます。

もうひとつの特徴が、同社従来品に比べて処理能力と小型化を促進させた方位、高度・気圧、温度の「トリプルセンサーVer.3」を搭載していること。特に方位を表すレジスターリングも備わっていますので、森深い場所でも迷うことなく目的地までトレッキングできるでしょう。

また、方位、高度、気圧を表示するボタンがそれぞれ独立して設置されているのも、実はけっこうなポイント。ワンタッチで各情報が表示されるので、状況把握にいちいちストレスがないんです。数値で自然を読み取るという、アウトドアウォッチの本懐を容易に遂行してくれます。

■問い合わせ
カシオ計算機 お客様相談室
03-5334-4869
http://protrek.jp/

登山計画達成率表示機能がおもしろいセイコー「プロスペックス アルピニスト SBEL005」

セイコー「プロスペックス アルピニスト SBEL005」¥44,000(税抜き)undefinedケース径48.1mm、重量約73g、10気圧防水、ソーラー

セイコー「プロスペックス アルピニスト SBEL005」¥44,000(税抜き) ケース径48.1mm、重量約73g、10気圧防水、ソーラー


登山家である三浦豪太氏が監修したという登山用ソーラーデジタルウオッチが、この「プロスペックス アルピニスト SBEL005」。ケースに凹凸を減らすことで装備品が不意に引っかかってしまう危険を低減し、また誤押しを防ぐボタン設計にするなど、プロの声を反映させています。

おもしろいのは、セイコー独自の「登山計画達成率」表示機能を備えていることでしょう。これは高度を基準として、登山時に予定の行程がどれくらい進んだかを表示するもの。高度差がさまざまな山道は、進んだ距離=達成率とはなりません。

でも、この機能を有効活用すれば、「70%まで来たからここらで小休止しよう」「どうも日の入りまで間に合わなそうだから引き返そう」といった判断の助けになります。特に登山経験の少ない人ほど、頼れる機能になるはずです。また、Bluetoothにも対応しており、専用アプリで作成した登山計画を転送したり、登山記録を管理したりできるのも便利です。

■問い合わせ
セイコーウオッチ お客様相談室
0120-061-012
http://www.seiko-watch.co.jp/

GPSウォッチのガーミン「fenix 3J」は情報を読み取りやすい

ガーミン「fenix 3J」¥49,000(税抜き)undefinedケース径51mm、重量約82g、100m完全防水、充電式リチウムイオン

ガーミン「fenix 3J」¥49,000(税抜き) ケース径51mm、重量約82g、100m完全防水、充電式リチウムイオン


近年における時計業界の革新的機能のひとつが、GPSでしょう。これにより、現在地の把握は詳細な活動ログの記録が可能になりました。GPSナビゲーションメーカーとして誕生したガーミンは、GPSウォッチにおいて絶大な地位を築き上げています。アウトドア用にも多彩なモデルを展開し、この「fenix 3J」はそのひとつです。

EXOアンテナという強力な衛星受信機を内蔵し、さらにGPS/GLONASS/みちびきの三測位に対応。世界中のどこにいても、高精度な計測を可能にしました。さらにGセンサー内蔵で、GPSが受信できない環境でのアクティビティにも対応。GPSウォッチの醍醐味を味わいたいなら、またとない優秀モデルだと思います。

ガーミンの魅力は、優れたユーザーインターフェースにもあります。画面には218×218ピクセルのカラー液晶が使われていて、数字やグラフ、色を駆使して各種情報をわかやすく表示してくれます。高度や活動量なども、サッとひと目で把握しやすく、アクティビティへの集中を切らさずに済むのがいいところです。
なお、5万円以内という枠を越えてしまいますが、「fenix 3J」の性能をベースに光学心拍計を加えた「fenix 5」もオススメです。

■問い合わせ
ガーミンジャパン
049-267-9114
http://www.garmin.co.jp/

WristableGPS「GPSトレッキングウォッチ MZ-500B」はとっつきやすさが魅力

WristableGPS「GPSトレッキングウォッチ MZ-500B」\49,800(直販税抜き価格)undefinedケース径47mm、重量約65g、10気圧防水、充電式リチウムイオン

WristableGPS「GPSトレッキングウォッチ MZ-500B」\49,800(直販税抜き価格) ケース径47mm、重量約65g、10気圧防水、充電式リチウムイオン


アウトドア用GPSウォッチを語るなら、エプソンが展開するWristableGPSも外せません。GPSを核に、産業向け製品を含む多事業の中から得られた独自のセンシング技術を腕時計に活用したブランドです。

アウトドアでの利用に特化した「GPSトレッキング MZ-500B」は、GPSのほか標高、気圧、気温、方位、緯度経度、日の出日の入り時刻など登山に必要な情報の計測が可能。PCやスマホと連携してトレッキング計画を機器に取り込み、目的地までナビゲーションとして利用したり、下山後は専用アプリケーションで行った場所の履歴を確認できます。

僕が一番に感じている魅力は、とっつきやすさです。GPS搭載モデルながら、実は今回ピックアップしたなかで最小&最軽量を実現しており、装着に煩わしさを感じません。

また、比較的ロングバッテリーを実現している点もいいところ。トレッキングモード時、GPSで毎秒測位する高精度モードで最大約46時間、間欠的に測位する長時間モード約110時間も駆動します。これならテント泊もする複数日のトレッキングでもバッテリー切れを起こさずに済むから、「万が一に備えてモバイルバッテリーと充電ケーブルも持っていこう」なんて備えは不要です。

■問い合わせ
エプソン インフォメーションセンター
050-3155-8280
http://www.epson.jp/products/wgps/

泥にまみれてもOKなG-SHOCK「マッドマスター GG-1000-1A3JF」

G-SHOCK「マッドマスター GG-1000-1A3JF」¥37,000(税抜き)undefinedケース径55.3mm、重量約94g、20気圧防水、クォーツ

G-SHOCK「マッドマスター GG-1000-1A3JF」¥37,000(税抜き) ケース径55.3mm、重量約94g、20気圧防水、クォーツ


アウトドアといっても、その中身は実にさまざま。渡河を含むトランピングやマウンテンバイクでのダウンヒルなど、土や泥にまみれるアクティビティもありますが、それらにうってつけなのがG-SHOCK「マッドマスター GG-1000-1A3JF」です。

一般的な防水構造では、一定の水圧下において内部への水の侵入を防げるものの、土やホコリの細かな粒子が付着した状態でボタン操作を行うと内部に侵入してしまうリスクが高まるもの。このモデルではボタンガードシリンダー構造を採用し、細かい砂や泥が内部に進入するのを防ぎます。やんちゃに泥だらけになってもOKなので、行動の幅が広がります。

機能面では、方位と温度を計測できるツインセンサーを搭載しています。特に方位計測モードでは、アナログ針で北の方角を、液晶画面で方位角を表示し、また進む方角をセットできるベアリングメモリー機能もあって実用性に富んでいます。G-SHOCKらしい、ミリタリーでタフなデザインも魅力です。

■問い合わせ
カシオ計算機 お客様相談室
03-5334-4869
http://g-shock.jp/

これから紅葉の季節。自然を目一杯楽しむなら、これらの時計を使ってアウトドアライフの楽しみをブーストしてみてください。

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