私にもできる!意外と簡単な、ワイパーゴム・ブレードの交換方法
自分でできるワイパーのメンテナンスとしてブレード・ワイパーゴムの交換があります。この部分はよく劣化しますし、取り換え方も簡単なのでマスターしておくとのちのち役立ちます。作業を始める前には必ずエンジンを切ってください。もし、作業中にワイパーが動いてしまうと部品の破損や怪我をする恐れもあります。また、せっかくワイパーを新しくするのですから、ガラス面をきれいにクリーニングし、埃や油膜を落としましょう。そうすることにより、感動するほどの拭き取りが効果が期待できます。
写真で解説:ワイパーブレードの取り外し方
ワイパーブレードの取り外し方について、写真で順を追って解説していきましょう。【写真1】まずはワイパーアームを立てます。立てたらブレードを傾け、ワイパーゴムが上に向くようにします
【写真2】 指で指している部分がストッパーです。このボタンを押すことにより、ワイパーアームとワイパーブレードのロックが外れ、取り外すことができます。
【写真3】ワイパーブレードを持ち、ストッパーのボタンを押しながら、手前方向にスライドさせてブレードを取り外します。
写真3
【写真4】ワイパーブレードを取り外したらワイパーブレードを立てっぱなしにせず、フロントガラスに布を引き、そっとワイパーアームを置きましょう。立てっぱなしにしておくと何かの拍子でワイパーアームが倒れた時、ガラス面にキズが付いてしまうかもしれません。
【写真5】おさらいになりますが、ワイパーには左右でサイズが違う物もあり、購入の際は愛車の型式や年式を車検書で調べておきましょう。ちなみに、私のクルマは右の方が長いです。取り付ける際には左右を付け間違えないように注意してください。
写真で解説:ワイパーブレードの取り付け方
取り付けは、基本的には取り外し時の逆の工程になります。こちらも写真で順を追って紹介していきましょう。【写真6】ワイパーアームを持ち上げ、ブレードに空いている長方形の穴の前面よりU字フックを差込みクリップをスライドさせます。
【写真7】カチッと音がなったら、ガタなどがないか確認し取り付け完了です。
写真で解説:ワイパーゴムの交換手順
【写真8】ワイパーゴムのストッパーのある側を確認します。微妙に段差がありここでワイパーゴムの端を止めているのです。銀色の線に見えるのは金属レールです。【写真9】ストッパーがある側をつかんで、ワイパーゴムを引き抜きます。劣化しているゴムは抜きにくくなっているものもありますが、無理に引き抜くとブレードを歪ませてしまう恐れもあるので慎重に行ってください。
【写真10】取り替える新しいワイパーゴムもまずストッパーがある側を確認します。手順は外す時と逆で、ストッパーの付いていない方からレバーの先に付いているガイドにワイパーゴム側面の溝に正確に入っていっているかを確認しながら通していきます。最後まで通し、末端のガイドのところにストッパーがくれば完了です。
雨の日の多い日本、ワイパーの点検は定期的に!
雨の日は、晴れの日に比べて事故率が上がります。ちゃんとワイパーが動いていたら事故も防げた……ということがないように、日頃から点検をするように心掛けましょう。また、自分でやってみたけど不安が残ったり、修理出来ない場合はプロに任せるのが一番です。変にいじってしまうと悪化してしまう事もあります。安心安全に雨の日の運転を楽しみましょう!余談ですが……私のワイパーの思い出は「高校受験」です。試験日の朝、雨が降っていました。父が運転してくれ、試験会場に向かっていました。会話もなく張りつめた雰囲気の車内。私はとても緊張していたのですが、ワイパーの規則正しく動く音を聞いているとなんとなく緊張がほぐれ、気持ちが落ち着いてきたのを覚えています。それ以来、私にとって雨の日のワイパーの音は特別な音になりました。
雨の日の運転は憂鬱と思いがちですが、意外と素敵な発見があるかもしれませんよ!