「気が付けば子供が勉強嫌いになっていた」場合、親はどうすればいい?

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勉強に興味を持たせるといっても、もともと嫌いな勉強に、どうやって興味をもたせればいいの?

幼稚園の頃までは、のびのび育てていた我が子も、小学校に入学すると各教科毎に評価され、成績がつきます。親としては、どうしても勉強のことが気になるのではないでしょうか。

親は子供の将来を考え、勉強にも積極的に取り組むことを願うでしょう。ですが、遊ぶ事や自分の好きなスポーツなどは、親が何も言わなくても自主的にするのですが、勉強となると、なかなか自分から取り組もうとしないのは何故なのでしょうか?

気が付けば勉強嫌いになっていた我が子、「興味を持たせる」と言っても、もともと嫌いな勉強にどうやって興味を持たせればよいのか分からず、戸惑っている親も多いでしょう。

子供の勉強嫌い、苦手な勉強へのやる気を引き出す親のサポートの仕方を説明します。

子供は本来、学ぶ意欲旺盛である

子供は本来、未知のことを知りたいという気持ちや何かを学ぶ意欲は大いに持っています。

例えば、2歳前後の子供が「何故?」「どうして?」と何度も親に問いかける場面を見かけることがあるでしょう。その理由を教えてあげると、子供は嬉しそうに目を輝かせて、更に深く質問を投げかけ、時折親の方が困ってしまうという経験をされた方もいると思います。

何でも興味関心を示し、疑問や不思議を知りたいと思うことは、学びへの意欲の表れです。では、何故、いつ頃らから学ぶことへの興味が薄れ、勉強が嫌いになっていくのでしょうか。次に勉強が何故、嫌いになるか原因を考えてみます。

【勉強嫌いになる原因1】分からない

小学に入学したての頃は、皆同じスタートラインだったのが、授業が進むにつれて差が出てきます。理解しきれていない個所ができると次に習う事が分からなくなり、面白くなくなります。

そうなると子供は授業中、じっと座っている事がだんだん苦痛になり、勉強嫌いになっていくでしょう。


【勉強嫌いになる原因2】命令される

子育てに熱心な親ほど我が子の成績が気になり、「早く勉強しない」「しっかり勉強しなさい」と、言っていまいます。人から命令されたり、指図されることは、大人でもやる気が失せてしまうのではないでしょうか?

言わずにおこうと思っても、言わずにはいられない現状があり、口をだしてしまう親も多いでしょう。そのことによって、子供は更に勉強への意欲が低下してしまいます。

【勉強嫌いになる原因3】比べられる

どんどん意欲が低下し、勉強が更に苦手になる子供に対して悩む親は、「お姉ちゃんは自分から勉強していたわ」等と他のできる兄弟姉妹、友達と比べてしまいます。

そうすると子供は親に反発心を抱き、親は子供に対してのイライラ感が増す事から怒鳴るようになり、子供は更に勉強から遠ざかり、より一層分からなくなります。

こうなったら子供にとって、勉強は苦痛そのものになってくるでしょう。


先ずは親が言葉に配慮し、悪循環から脱出する

子供に勉強へのやる気を持たせるには、先ずこの悪循環から抜け出さなければなりません。ではどうすれば良いかと言うと、先ずは親が言葉に配慮し、勉強を無理強いする言葉、他の子供と比べる言葉は止めましょう。

そして、勉強に気持ちを向ける具体的な方法として、次の事を試みてください。


勉強のやる気を引き出す5つのステップ

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はじめは自宅で勉強する環境を整え、ママも興味持ち、一緒に取り組みましょう

■ステップ1、自宅で勉強する環境を整える

親が、教科書やノート、筆記用具などを勉強に必要なモノを机の上に揃えてあげてください。そしてテレビは消し、ゲームやスマートフォンなど気が散るものは片付けましょう。

■ステップ2、「分からない」を受け入れる
「こんなに難しいこと習っているの?」「これじゃあ、ママも分からないわ」と言って、子供が理解できていないことを責めるのではなく、先ずはその現実を受け入れ、共感してあげましょう。

■ステップ3、親も勉強に興味を抱く
「勉強が分からなかったら、これから先、困るね」「ここは何故、こうなるのかしら?」「ママも知りたいわ」と今、勉強が分からなければ今後困る事や、親も「学びたい」という気持ちを言葉で表現し、勉強に興味を抱きましょう。

■ステップ4、一緒に学ぶ姿勢をとる
「一緒に勉強していこう」「ここは教科書のどこを読めば分かるのかしら」と当分の間は、横について一緒に勉強をしてあげましょう。

■ステップ5、結果が出れば喜びを共有する
そして出来た問題があれば、少し大げさに「すごい!」「できたね!」と喜んであげましょう。そして「ママも分からなかったのに、○○君、頑張ったね、教えて!」と話すと、子供は得意気に説明してくれるでしょう。

そうして人に説明することにより、「わかった」「できた」が定着していきます。すると勉強が面白くなり、次なる上のステップに挑戦したい、というやる気が湧いてくるでしょう。

「命令」「比べる」言葉を置き換え、ポジティブな循環を作る

ここではじめて、「勉強しなさい」という言葉を「まだ勉強しなくて、大丈夫?」と自
分で考えさせる言葉に置き換えてください。

また他の子供と比べていたのを、過去の本人と比べ「頑張っているね」「前より、こんなにも成績が上がったね」と声をかけることで、更にやる気がアップし、今度はポジティブな循環ができ始めるでしょう。

親子で楽しみながら一緒に取り組みましょう

子供はママが大好きです。勉強は嫌でも、ママと一緒に過ごす時間は嬉しい時間となるでしょう。その時、子供だけに勉強をさせるのではなく、ママも一緒に学ぶ姿勢を示す事で、子供は勉強に興味を持ち始めるようになってきます。

忙しい毎日の中で、子供と一緒に学ぶ時間をとることは少々大変かもしれませんが、このサポートはいつまでも続く訳ではありません。

子供が勉強に興味を持ち始め、自分で勉強する習慣がつき、ペースをつかんできたら、今度は自分で計画を立てて取り組んで行けるよう、次のステップに歩ませてあげるといいでしょう。

親も勉強すること、学ぶことが楽しいと感じ、親子で一緒に取り組むといいですね。


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