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スマホのWi-Fi接続で「認証に問題」となった際の対処法

スマートフォンをWi-Fiに接続しようとしたとき、「認証に問題」と表示されたり、「パスワードが違います」と表示され、接続できなかったことは無いだろうか。そのような場合にチェックするべきポイントと有効な対処法を紹介します。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

 

「認証に問題」? スマホのWi-Fi接続トラブル

スマホのWi-Fi接続で「認証に問題」となった際の原因と対処法

「認証に問題」?スマホのWi-Fi接続トラブル

スマートフォンをWi-Fiに接続しようとしたとき、「認証に問題」あるいは「パスワードが違います」と表示され、接続できなかったことはないだろうか。原因は些細なミスからハードの問題までさまざま。今回の記事では、そのような場合に有効な対処法を紹介しよう。

<目次>
 

対処1:隣の家の無線LANルータに接続しようとしていないか?

スマートフォンをWi-Fiに接続するときは、下図のようなSSIDの一覧から接続先を選択する。
スマホのWi-Fi接続で「認証に問題」となった際の原因と対処法

表示されているSSIDは自宅のものか確認しよう。

最近の住宅事情だと、自分のスマートフォンの近くに別の家の無線LANルータがあり、そのSSIDが表示されることがある。しかも、自宅の無線LANルータより電波強度が強く、「最強」と表示されることもあるだろう。

しかし、いくら最強の電波でも、パスワードが異なるため、自宅以外の無線LANルータには接続できるはずが無い。
iPhone(iOS)であれば「パスワードが違います」と表示される。

iPhone(iOS)であれば「パスワードが違います」と表示される。

ついつい電波強度の高いSSIDを選択しがちだが、自宅の無線LANルータ本体に記載のあるSSIDかどうかをしっかりと確認してから接続するようにしよう。
 

対処2:スマートフォンの無線接続情報に不具合はないか

無線LANルータに自動で接続するときは、スマートフォンに保存されている「無線接続情報」を利用する。ところが、何らかの理由で「無線接続情報」が変化してしまった場合は、接続することができない。
Androidは「認証に問題」と表示される。

Androidは「認証に問題」と表示される。

その解消方法だが、以下の手順で一旦「無線接続情報」を削除し、再接続してほしい。再接続の際には、パスワードを聞いてくるので正しく入力しよう。


■Androidでの再接続手順
「設定」→「Wi-Fi」→右上の「上下三点」メニューをタップ→「保存済みネットワーク」メニューをタップ→接続できないSSID名をタップ→「削除」をタップする。
「上下三点」メニューをタップした後の画面

「上下三点」メニューをタップした後の画面。ここで、「保存済みネットワーク」メニューをタップする。このあと対象をタップして削除する。


■iPhone(iOS)での再接続手順
「設定」→「Wi-Fi」→接続できないSSIDの「i」アイコンをタップ→「このネットワーク設定を削除」をタップする。
ここで接続情報を削除する。

ここで接続情報を削除する。

 

対処3:スマートフォンの状態に問題はないか?再起動で確認

スマートフォンの状態に問題があると接続できないことがある。スマートフォンを再起動してみよう。再起動後に再接続すると接続できることがある。
 

対処4:ネットワーク機器や無線LANルータに問題はないか

モデム/ONU/CTU/ハブなどのネットワーク機器や無線LANルータを再起動することで、接続できることがある。再起動の具体的な方法は、お手持ちのマニュアルを見て欲しい。

多くは、ACアダプタの抜き差しで再起動できる。電源をONにする際には、インターネットに近い機器から順に電源をONにすることに注意したい。

それでも、駄目な場合は無線LANルータのリセットスイッチを押して初期化してみよう。こちらも、具体的な方法はお手持ちのマニュアルを見て欲しい。
BuffaloのWSR-2533DHPは、本体裏面中央にリセットスイッチがある。本機種の場合は、クリップを伸ばしたもので、内部のスイッチを数秒押す。

Buffaloの無線LANルータの多くは、本体側面や裏面にリセットスイッチがある。クリップを伸ばしたもので、内部のスイッチを数秒押す。

 

対処5:無線LANルータのファームウェアに問題はないか

無線LANルータのファームウェアにバグがあり、接続が不安定になることもある。メーカーのサイトを見て最新のファームウェアに更新して欲しい。
 

対処6:現在利用している周波数帯に問題はないか

無線LANルータとスマートフォンが、11g/nや11n/g(2.4GHz帯)と11n/aや11a/ac(5GHz帯)の両方に対応している場合は、別の周波数帯のSSIDを選択してみよう。多くの2.4GHz帯には、SSIDに「G」の表示が、5GHz帯には「A」の表示がある。
たとえば、「G」を含むSSIDから「A」を含むSSIDに切り替える。

たとえば、「G」を含むSSIDから「A」を含むSSIDに切り替えてみる。

 

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