■11bで通信をすると とどうなるか?
それでは、11bで通信を行うと11gの速度は、どこまで低下するのでしょうか。まず、11bの子機から別のコンピュータにアクセスし、マイネットワークでファイルを受信します。11bは速度が遅いので、図のようにファイル転送に5分間必要のようです。これならば、その間に11gの速度を計測することができます。
ここで、11gの無線LAN速度を計測してみます。このとき利用するコンピュータは、送信/受信とも11bのファイル送受信に利用していないコンピュータですから、無線LAN以外に速度を遅くする要素はありません。さてどうでしょうか?
2回目:1427.19Kbytes/sec.
3回目:1278.66Kbytes/sec.
4回目:1700.86Kbytes/sec.
平均:1333.805Kbytes/sec.
約10.7Mb
明らかに速度の低下が認められますが、10.7Mbpsであればそれほど気にする速度ではないでしょう。また、明らかに遅くなるのは11bが通信をしているときだけですから、常に速度が遅くなっている訳ではありません。個人的には、11bとの混在でも、ほとんど支障なく利用できると思うのですが、どうでしょうか。
以前WBR-G54で調査した際の結果は以下の通りでした。ファームウエアの改良によって、徐々にですが11bの混在時の速度が上がってきています。
先回の調査(Ver 1.12β) | 今回の調査(Ver.1.13) |
1.78~2.51Mbps | 6.6~9.2Mbps |
ただし、通信速度は不安定で測定するたびに違ってきます。上記4回の速度も不安定でしたが、もう一度測定してみると下のように速度がその都度変化します。再測定した際の資料を下に挙げますので、参照してみてください。
【お勧めサイト】
今週のレースクイーンの記事は「トップレースクイーンの美に迫る」です。必見ですよ。
【関連リンク】
WHR-G54に関する記事の一覧は、「メルコ WHR-G54 関連記事一覧」を参照してください。