スイス旅行でプリペイドSIMカードを利用するには

最近は日本でも良く耳にする「SIMフリー」のスマホ。格安SIMが普及したこともあり、日本でも利点が出てきましたが、そのメリットを最大に受けられるのは、海外に出たときではないでしょうか? 海外では日本以上に外国人向けのプリペイドのSIMカードが普及しており、特に他の国と陸続きで簡単に他国に行けるヨーロッパでは既に特別なことではなく、当たり前に使われています。そこでこの「SIMフリー」のスマホとプリペイドSIMを使うと、海外にいても現地の料金体系の恩恵にあずかることができます。今回はスイス旅で役立つSIMカード事情を解説します。

<目次>  

スイス旅行ではSIMカードとレンタルWiFiどちらがお得?

海外旅行に行く方が最近よく利用しているレンタルWiFi。このレンタルWiFiと現地通信会社のプリペイドSIMのどちらがお得かというと、値段だけの比較であればプリペイドSIMに軍配が上がります。

現在日本でレンタル出来るWiFiルーターは、スイスで高速回線LTEを使い、通信料を気にせずにネット利用出来るプランは大体1日1000円~1500円です。現地のプリペイドSIMであれば1日240円ほどであり、また通常の通話も現地料金で使えます。

ただし、旅先での手続きに不安がある方や、現地滞在が短い方であれば日本からレンタルWiFiをする方が精神的に楽ということもあります。

 

スイスではプリぺイドSIMカードはどこで購入可能か

スイスで利用できるプリペイドSIMは20ブランド以上あり、各通信会社はもちろんですが、日本同様に大手通信会社のネットワークを借り、独自ブランドで展開しているものも多くあります。SIMカードを出している通信各社それぞれの特徴があるため、ご自身の旅のスタイルに合わせて選択してみてください!

プリペイドのSIMカード自体は、通信会社の自社店舗はもちろんですが、各社の携帯電話を扱っている携帯専門店(mobile zoneが有名 https://www.mobilezone.ch/)でも購入可能です。他にも大型電気店やどこの街でもある郵便局やキオスクでも購入できます。

ただし、そういったお店のスタッフが皆SIMフリー携帯やプリペイドSIMに詳しい人ばかりでは無いため、折角購入したSIMが使えなかったという話も聞きます。確実に利用できるようにするためには、通信会社の店舗や専門店で購入し、その場でSIMを入れて通信出来る事を確認することをお勧めします。

 

プリペイドSIMはチューリッヒ空港併設の駅ビルでも入手可能

店舗が立ち並ぶチューリッヒ空港併設の駅ビル

店舗が立ち並ぶチューリッヒ空港併設の駅ビル


日本からの直行便が発着するチューリッヒ空港。この空港ビルの向かいにある駅ビルには三社の携帯電話会社が入っています。どの会社もプリペイドSIMは各サイズ(通常のサイズSIM、マイクロSIM、ナノSIM)が用意されており、購入の際にはパスポートが必要ですが、スイス国内の住所無しで購入できるので旅行者にも非常に利用しやすいでしょう。

各社共にスイス以外への国へも通話できますが、外国への通信は非常に通話料が高いため、多くのチャージがないと、通話中に直ぐに切れてしまい現実的ではないので、スイス国内での使用をメインにしたり、国際電話の受信用として使う方が良いでしょう。

 

トップアップでリチャージ(料金追加)も可能

トップアップと呼ばれるリチャージ(料金追加)は各店舗や各社のインターネット上でできますが、スイス中にある郵便局やキオスクでも可能です。

トップアップの仕方は店舗によって違いますが、郵便局によく見られる携帯電話の番号と通信会社を伝え、料金を払うとその場で先方の端末でチャージが完了するものと、キオスクでよく見られる通信会社を伝えチャージする料金を払い、PINコードの書かれたレシートを受け取り、自身でトップアップ専用の電話番号に電話を掛けPINを入力or専用番号にSMSにてPINコードを送るという方法があります。インターネット上でのトップアップはクレジットカード決済になります。

また最後にトップアップをして1年間は有効期限があることもこの三社共通で、毎年同時期にスイスを訪れるような人であれば、帰国前に一度チャージをしておけば、翌年も同じ番号を利用できます。

 

どの通信会社がおすすめ?スイスの SIMカード比較

■通信会社Swisscom(スイスコム)
Swisscom空港店

Swisscom空港店


まずスイス最大の通信会社である「Swisscom」(スイスコム)。日本で例えるとドコモの様な会社で、現在でも株式の51%は国が保有しています。特徴としてもドコモと同様にスイス国内では一番通信可能な範囲が広く、LTEで繋がる範囲も他の通信会社よりも広いため、山岳リゾートや人里離れた場所へハイキングに行く方には向いているでしょう。販売店の数も一番多く街中でも購入しやすいのですが、デメリットは一番費用が高いところです。

プリペイドSIMは99フランで購入可能で、このSIMを買うと既に20フラン分のチャージが入っています。料金体系はNETEL easy smartというプランになり、スイスの電話番号への通話料は0.29フラン/分で最大3分を払えば1回の通話では無制限に話すことができます。SMSは1回当たり0.15フランで使用可能。データ通信については2つの選択ができ、1日当たり2フランを払うデータ量無制限のもの(ただし1ヶ月の通信量が4GBを越えると通信速度に制限が掛かる)か、200MBから1.2GBまでを定額で購入し使っていくプランがあります。

https://www.swisscom.ch/en/residential.html
 

■通信会社Orange(オレンジ)

Swisscomに次いでメジャーな会社が「Orange」(オレンジ)。そのオレンジが廉価ブランドとして展開している「Yallo」(ヤロ)。このYalloブランドでプリペイドSIMが販売されており、チューリッヒ空港の店舗では現在下記の表にあるパッケージプランで販売されています。
Yallo料金表

Yallo料金表


どのプランもSIMカード代は含まれており、自身の滞在期間や使用スタイルによってプランを選べる点が最大のメリットです。

https://www.yallo.ch/en
 

■通信会社Salt(ザルト)

3社目は「Salt」(ザルト)。実は2番目に挙げたオレンジをフランス本社よりブランドネームをライセンス契約して運営している会社です。つまり使用しているネットワーク自体は上記のオレンジと同じものになります。

プリペイドSIMカードは料金プランが非常にシンプルになっています。まずSIMカード自体は10フランとなり、そこには既に20フラン分のチャージが入っています。通話料は0.49フラン/分(最大60分)となり3社の中では一番高いのですが、通信量は1日当たり1.99フランでスイスコムより安く、また4G(LTE)通信もサポートされているにも関わらず、通信速度制限はありません。SMSは1回あたり0.12フランで使用できます。上記2社に比べると短期滞在でデータ通信を主に使う方にとってはザルトが一番お得かもしれません。

https://www.salt.ch/en/prepay/





日本出国時に海外用のWiFiルーターをレンタルする方も増えてきていると思いますが、ストレス無く、通信料を気にしないで使えるLTE回線の場合、料金は1日あたり1000円を超えてしまいます。これが現地でSIMカードを調達すれば1日あたり300円ほどから使え、現地の電話に掛けるのも格安で可能となりますよ。

【関連記事】
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。