海外旅行先でのスマホ・携帯電話の設定方法

海外旅行先で通話のみ、通信も、など用途別スマホ・携帯電話の設定方法

予算や利用のスタイルに合わせた設定で上手に使いましょう

大手キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク)のスマホや携帯電話は海外でもそのまま使えます。料金は使い方によって変わりますが、具体的な設定方法としては以下の7パターンが考えられます。一般的に安い順に並べてみました。
 
2と3の料金は、電話の利用頻度やWi-Fi料金によって入れ替わる場合があります。カフェや空港などの無料Wi-Fiを利用すれば、通信料はかかりません。利便性と値段のバランスをとるなら4、現地でも頻繁にネットを使いたいなら5~7がオススメ。5は価格は安いものの、電話番号が変わることに注意。6の海外用のWi-Fiルーターのレンタルは手続きや充電の手間が必要ですが、7の海外パケット定額プランより料金が安くすむのがメリットです。

それぞれの設定で使える機能や料金などを詳しく説明します。
※設定はあくまで概要です。細かい設定方法は機種により違います。
 

設定1:通信は一切しない

電話は出なければタダとはいえ、仕事の電話がかかってくるのも落ち着かないし、データ通信は不要という人。圏外でも使える目覚まし時計やカメラなどに限って使う。
  • 使える機能……なし
  • 使えない機能……音声通話、SMS、MMS、インターネット接続(LINEなどSNSを含む)
  • 料金……0円
  • 設定……機内モードをオン
 

設定2:電話のみ使う・データ通信はしない

いざというときのために電話はつながるようにしておきたいけれど、インターネットには接続しなくてもよいという人。
  • 使える機能……音声通話、SMS
  • 使えない機能……MMS、インターネット接続(LINEなどSNSを含む)
  • 料金……通話料金(使わなければ0円)、SMS使用料(送信しなければ0円)
  • 設定……機内モードを解除し、データローミングはオフのまま
 

設定3:電話は使わない・データ通信には現地Wi-Fiのみを使う

インターネットに接続したいものの、データ通信料はなるべく抑えたい人向け。海外では、空港や駅、ホテル、カフェなどで無料のWi-Fiが利用できることが多いです。ログインIDやパスワードを求められることもあります。
  • 使える機能……インターネット接続(LINEなどSNSを含む)
  • 使えない機能……音声通話、SMS、MMS
  • 料金……Wi-Fi使用料(無料Wi-Fiのみを使用すれば実質0円)
  • 設定……機内モードはオン、Wi-Fiのみ設定
 

設定4:電話は使う・データ通信には現地Wi-Fiのみを使う

いざというときの連絡手段として電話は通じるようにしておき、データ通信料はなるべく抑えたい人向け。現地の無料Wi-Fiのみを使えば、実質データ通信料はゼロです。
  • 使える機能……音声通話、SMS、インターネット接続(LINEなどSNSを含む)
  • 使えない機能……MMS(※一部Wi-FiでMMSが送受信できる機種もあるが海外では課金対象なので注意)
  • 料金……通話料金(使わなければ0円)、SMS使用料(送信しなければ0円)、Wi-Fi使用料(無料Wi-Fiのみを使用すれば実質0円)
  • 設定……機内モードは解除し、データローミングはオフのまま。Wi-Fiを設定
 

設定5:海外用のSIMカードを使って電話とデータ通信をする

スマホがSIMフリースマホやSIMロック解除端末なら、格安SIMカードが使えます。ただし、SIMカードを差し替えると電話番号が変わってしまい、もともとの電話番号にかかってきた音声電話をうけることができない点には注意。SIMカードは日本で海外用のプリペイドSIMカードを購入していくか、渡航先の携帯電話ショップなどで現地キャリアのプリペイドSIMカードを購入します。一般的に現地で買うほうが割安。SIMカードによってはデータ通信専用のものもあります。「海外での格安プリペイドSIMカードの使い方・比較」の記事で詳しく解説しています。
  • 使える機能……電話、SNS、MMS、インターネット接続(LINEなどSNSを含む)(※ただし、データ通信専用SIMカードの場合、電話、SNS、MMSは不可)
  • 使えない機能……なし(※データ通信専用SIMカードの場合、電話、SNS、MMSは不可)
  • 料金……SIM本体料金(日本で購入すると1000~3000円前後)、通信料(従量課金制やお得なパック料金など体系はさまざま)
  • 設定…… スマホの電源を切り、海外用のSIMカードを端末にセット。APN設定をする(詳細な設定手順はSIMカードの説明書等で要確認。現地のショップで購入すれば店員さんに設定してもらえることが大半)。
 

設定6:電話は使う・データ通信にはWi-Fiルーターレンタルを使う

電話もネットもほぼ日本と同じように使いたい人向け。現地の無料Wi-Fiと併用すると通信料が節約できる場合も。
  • 使える機能……音声通話、SMS、インターネット接続(LINEなどSNSを含む)
  • 使えない機能……MMS(※一部Wi-FiでMMSが送受信できる機種もあるが海外では課金対象なので注意)
  • 料金……通話料金(使わなければ0円)、SMS使用料(送信しなければ0円)、Wi-Fiルーターレンタル料(会社やエリアにより大きくことなる。1日700円前後~)
  • 設定……機内モードは解除し、データローミングはオフのまま。現地でWi-Fiルーターの電源を入れたら、スマホにパスワードを入力して接続
 

設定7:電話は使う・通信には海外パケット定額プラン(+Wi-Fi)

電話もネットもほぼ日本と同じように使いたい人向け。データ通信では基本的にパケット通信よりWi-Fiが優先されるので、宿泊先のホテルなどに無料Wi-Fiがあれば合わせて設定しておくと、通信料が節約できる場合があります。
  • 使える機能……音声通話、SMS、MMS、インターネット接続(LINEなどSNSを含む)
  • 使えない機能……なし
  • 料金……通話料金(使わなければ0円)、SMS使用料(送信しなければ0円)、海外パケット定額プラン料金(使用に応じて課金。上限アリ)、Wi-Fi使用料(無料Wi-Fiのみを使用すれば実質0円)
  • 設定…… 機内モードは解除し、海外パケット定額プランの対象事業者に手動で接続してから、データローミングをオン。Wi-Fiも設定

より詳細な設定方法については機種ごとに違います。iPhoneについては次の記事を参考にしてください。
iPhone以外の端末については、携帯会社が提供している以下のページなどを参考にしてください。

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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。