ヘアケア/ヘアケアの基本

カラーリングの種類とは?ヘアカラーのタイプと選び方のポイント

髪色を染める「カラーリング」には様々な種類があります。一口にヘアカラーといっても、泡やクリーム、トリートメントタイプなど、種類や用途も色々。自宅と美容院で行うのとではどれくらいの差があるのか? それぞれのメリットとデメリット等を解説します。

田村 マナ

執筆者:田村 マナ

ヘアケアガイド

カラーリング方法の種類って? その違いと正しい選び方を解説

カラーリングの種類やそれぞれの特徴とは

ヘアカラーの種類とその違い、正しく理解できている?

髪の色を少し変えるだけでクールさやセクシーさ、透け感や柔らかさなど簡単に演出できるのがヘアカラー。季節によって服やメイクを変えるのと同様に髪の色を変えるのも大切なおしゃれの一つですよね。

しかし、ヘアカラーを繰り返し行って、気付けば髪がボロボロなんてことにならないようにしなければなりません。そこで、自宅で手軽に染める派も、美容室で染める派もまず知っておきたい、上手なヘアカラーとの付き合い方についてご紹介します。
 

ヘアカラーリング剤の種類とその特徴

ヘアカラーリング剤には大きく分けると2つの種類があります。薬剤によって仕上がりや効果に違いがあるため、髪質やお悩みに合わせて使い分ける必要があります。
 
ヘアカラーリング剤の種類は2つ

ヘアカラーリング剤は種類によって作用が異なる

1. 医薬部外品(ヘアカラー、ブリーチ)
1回で染めることができ、カラーの持ちも一度染めると基本的には半永久的。シャンプーをしても色落ちしないのが特徴。

2. 化粧品(ヘアマニキュア、カラートリートメント、ワンデイヘアカラー)
ヘアマニキュア、カラートリートメント、ワンデイヘアカラーは髪へのダメージが少ないですが、色持ちは1~3週間程度。ワンデイヘアカラーに限っては1回のシャンプーで洗い流せるのが特徴。
 

ヘアカラーリングの3つタイプとメリット・デメリット

ヘアカラーリング剤は液状のものから、クリーム、ホイップ状のものまで、様々な剤けいがあります。その違いと用途を知っておくと、染めたい部分に合わせて正しく使い分けることができますよ。
へアカラーリングのタイプ(剤けい)

部分染めから全体染めまで用途も様々

1. トリートメントタイプ
乳液状の柔らかめのものが多く、髪全体のカラーに適している。毎日のトリートメントに置き換えて使用するので染まるまでに4~5日程かかる。髪へのダメージは少ない。

2. クリームタイプ
髪全体はもちろんのこと、生え際や部分を染めるのにも適している。

3. 泡タイプ
髪全体をムラなく簡単に染めるのに適している。気軽にカラーできるが、トリートメント成分が少なく、ややパサつくことも。
 

髪の染め方や頻度によってダメージは大きく変わる

同じヘアカラーでも、自宅で染めるのと、美容室で染めるのでは何が違うのでしょうか? まず自宅で染めるメリットは、時間を選ばず好きな時にできること。そして、カラー剤の価格がお手頃な分、手軽にカラーリングができること。また、部分的に染めたい時にもとても便利です。

では、わざわざ高いお金を払って美容室で染めてもらう利点は何でしょう? 美容室でカラーするメリットは、市販で販売されているカラー剤に比べて刺激が少なく、ムラなく染まる。カラー剤が頭皮につかないように染めてくれる、といったメリットがあります。

美容院で染めると費用や時間がかかってしまうと思いますが、自分で染めるよりもカラーの色持ちが持続します。髪に与えるダメージも軽減されるので、全体を染めるのであれば美容室で染めてもらった方が、のちのちダメージや育毛ケアなどにお金がかからない、という経済的なメリットも!
 

色持ちはカラーリング後のお手入れで決まる

カラーリング後の色落ち

カラーリング後、すぐ色が落ちてしまうのはなぜ?

きれいにカラーリングして髪のツヤも色味もバッチリだったのに、「気づいたら違う色になっていた」「パサパサな状態になってしまった」などの経験はないでしょうか。

ヘアカラーリング剤は、髪のキューティクルを開いて隙間を作ることで、内部まで染料を浸透させていきます。そのため、染めた直後のケアを怠ると、毛髪内部からたんぱく質が流出しやすい状態に……。キューティクルをしっかりケアしておかないと、すぐ色が抜けてしまったり、ダメージヘアの原因となります。

カラーを長持ちさせるためには、実はカラーリングした後のお手入れが大切なポイントなのです。
 

カラーリング後の正しいお手入れ3ステップで色落ち知らず!

カラーリング専用シャンプーで正しくケア

カラーリング専用シャンプーで正しくケア

1. 正しいシャンプーで色落ちを防ぐ
色落ちの原因の一つは日々のシャンプーです。洗浄力の強いシャンプーはカラーリング成分も流出させてしまっているのです。特にカラーリング後の2週間は色味がしっかりと安定していない場合もあるので注意が必要。

おすすめはカラーリング専用のシャンプーやアミノ酸系などマイルドなタイプのシャンプー。また、地肌についたカラーリング成分はトラブルのもとになりますので、頭皮ケアもお忘れなく!
 
トリートメントでキューティクルを保護

トリートメントでキューティクルを保護

2. トリートメントでダメージを修復
カラーリングすると髪のキューティクルがとても弱くなります。弱まったキューティクルを保護できるのはトリートメントだけ。キューティクルが弱まったまま放っておくと、色はどんどん褪色する上、水分もどんどん流出し、髪が乾燥してしまいます。

キューティクルを強化するにはしっかりとトリートメントを揉みこみましょう。またカラーリング後は紫外線の影響も受けやすいので、UV効果のあるアウトバストリートメントで髪を保護することもおすすめです。
 
シャンプー後にしっかり髪を乾かすを良くする秘訣です!

シャンプー後はしっかりと髪を乾かして

3. シャンプー後は丁寧なヘアドライヤー
カラーリング後の髪は濡れたままだとダメージは広がります。丁寧に乾かすことが大切です。ドライヤーは髪から20cm離し、風を根元から毛先に向かって当ててください。手グシで少し引っ張りながら乾かし最後に冷風で引き締めるとキューティクルが整い、髪のツヤもアップします。またドライヤー後にブラッシングすると、髪の状態がぐっと上がります。

カラーリング後のお手入れ次第で髪のダメージは大きく変わりますので、ぜひ意識してケアしてください。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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