子供はとにかく、いろいろな言い訳を考える

71-1iiwakesuruko

「だって…」「でも…」と言い訳をよくする子供、そこには護身と「親に愛されたい」という気持ちが隠れているのです

何か問題やトラブルが発生した時、約束を守らなかった場合など、親はその理由を子供に尋ねたり、注意したりします。その時、「でも、」「だって、」「○○が△△って言ったから…」と、子供が言い訳ばかりすると、親は「どうして素直じゃないのかしら」とイライラしたり、注意や助言がどうすれば伝わるかと悩むことがあると思います。

■「どうして、いつまでもゲームをしているの?1日1時間って約束したでしょ!」
「明日30分にするから、今日、明日の分もしてるの」
「時計がよく見えなかったんだ」
「○○君の家では、今日は2時間してもいい日なんだって」

■「おもちゃを片付けなさいって言ったのに、何故こんなに散らかっているの?」
「ボクは片付けたんだけど、弟がまた出したんだ」
「妹がまだ遊びたいって言ったから」
「おもちゃを片づける箱が見当たらなかったの」

■「好き嫌いしないって言ったのに、お野菜ばかり残っているのは何故?」
「野菜を後で食べようと思っていたら、お腹がいっぱいになったんだ」
「食べたら、野菜さんがかわいそう」
「昨日たくさん野菜を食べたから、今日は食べなくてもいいと思った」等々、とにかく子供はいろいろな言い訳を考えます。

言い訳をする我が子にイライラし、「言い訳はしないの!」とつい大声で怒鳴ってしまうことはないでしょうか……。子供が言い訳をした時、親はどのように対応すればよいのかを子供の心理やNG対応を含め説明します。

言い訳をする子供の心理
その1、自分の身を守るため

発生した問題や、守らなかった約束に対し、親は何故、このような状況になっているのかと子供に尋ねます。

 子供は、本当の気持ちを最初は話すでしょう。
「ゲーム面白くて、もっとしていたい」
「片付けるのがめんどう」
「野菜は嫌い、食べたくない」

ですがその時、正直に話したことで親が怒るとそれを回避するために言い訳することを覚えてきます。

その2、親に愛されたいという気持ちがあるため

言い訳をする心の根底は、相手に「良く思われたい」「嫌われたくない」という気持ちがあります。子供は、「ママに愛されたい」「ママに大切にされたい」と思うあまり、言い訳をすることも考えられるでしょう。

ですので、言い訳をする子供には、親の子供を思う気持ちや願いが届くように話してあげるとよいでしょう。

次に子供が言い訳した時、親がやってはいけないNG言動をお伝えします。

言い訳をする子供へのNG言動
その1、感情をぶつけて怒ったり、罰を与える

言い訳する子供に対し、「どうしてあなたはいつも言い訳ばかりするの!」「だっては違うでしょ!」と頭ごなしに怒鳴ったり、イライラする感情をぶつけることは止めましょう。

また罰を与えるとなど、親の圧力や恐怖で言い訳を止めさせようとすれば、更に護身の気持ちが強くなり、言い訳からウソを招く恐れもあります。

※関連記事
恐怖を与える叱り方はなぜNG?効果抜群の叱り方は?

その2、理詰めで指摘する

言い訳は自分なりに理屈をつけて、その場を逃れようとするために考えるものです。

子供は親の言動を自分の中にファイルしていき、それが成長と共に、その子の感情、思考、行動を決める大きな要因の一つになってきます。

子供の言い訳に理詰めで対応すると、子供は理屈っぽく、更に巧妙な言い訳を考えることを覚えます。ですので、子供の言い訳や過ちを指摘することが解決策ではないことを心に留めておきましょう。

では言い訳する子供に、どのように接すればよいのでしょうか。

言い訳をする子供に、素直さを育む対応法
その1、親の気持ちを伝える言い方をする

71-2iiwakesuruko

親の子供を思う気持ちや願いが届くように話してあげましょう


言い訳をよくする子供には、親の気持ちを伝えるように話すのがよいでしょう。例えば、
「弟と一緒におもちゃを片づけてくれると、ママ嬉しいわ」

「ゲームは1日に1時間って決めたでしょう。約束を守らないとママは悲しいわ」

「好き嫌いせず、健康で元気に育って欲しいと願っているのよ」と、あなたを大好きだから言ってる気持ち健やかに育って欲しい願いが、子供の心に伝わるように話してみてください。

そうすることによって、更なる言い訳を考えるのではなく、親のアドバイスや注意に耳を傾けるようになるでしょう。

その2、子供の「言い訳」と「言い分」を見分ける

子供の言い訳に対して、親が最も気をつけなければならないことは、子供の「言い訳」と「言い分」を見分けることです。

言い訳は弁解ですが、言い分は主張や意見です。子供の意見や気持ちの訴えにはしっかり耳を傾けてあげましょう。

子供の主張や意見を押さえつけてしまうと、素直な気持ちは育まれないでしょう。言い訳をしている子供の目線や、その時の状況をしっかり観察し、言い訳か言い分かを見分けて対応することが大切です。

※関連記事

自分で判断し我慢できる子に導く!心の育て方

子供の本来持っている素直な気持ちを育む事で言い訳癖を改めていく

子供は「言い訳」をしている時点で、何らかの叱られることをしている自覚があり、また、親に嫌われたくない、愛されたいとい気持ちがあるからこそ、言い訳をするのです。

「ママのことが大好き」である子供の気持ちを汲み取りながら、対応することで、親のイライラした気持ちも減少するでしょう。

親は、子供が本来持っている素直な気持ちを育むことで、言い訳癖を改めていくようにするとよいでしょう。そして言い訳と言い分をしっかり見分けて、自分の主張が正しくできる子供に育てたいものですね。

※関連記事
「ありがとう」が自然に言える子供に育てる方法






※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。