我慢できる子の育て方とは? 

我慢できる子の育て方

常に我慢させている子供は、後に我慢が出来ない子供になります

「我慢しなさい!」子育てをしている親なら必ず子どもに言ったことのある言葉だと思います。確かに、我慢のできない子は、お友達との関係が円滑にいかなかったり、将来社会に出ても環境に適応できなかったりと、困難な場面がでてくると思います。

親として「子どもを我慢のできる子に育てたい」と、思うのは当然です。では、幼い頃から何でも我慢させていれば、我慢が身についていくのでしょうか?……実はそうではありません。

実は、幼い頃に心の欲求を充分に満たされ、「我慢する経験が少なかった子の方が、将来我慢できる子に育っていく」ことが分かってきています。
 

我慢できる子は、子ども本来の姿を抑え込んでいる危険性も……

いい子にしてなきゃ、親に褒めてもらえない?」

いい子にしてなきゃ、親に褒めてもらえない?」

幼い頃、親に「我慢しなさい」と言われ、我慢している子どもは「いい子」「お利口な子」「親の躾が行きとどいた子」と良い評価をされることが多いでしょう。

確かに、自分の身に危険が生じる、人に迷惑や危害を与える場合は、我慢させなければなりません。ですが、子どもは、様々なものに興味を持ち、「知りたい」「やってみたい」という気持ちや意欲を健やかな成長の発達の中に持ちあわせています

いつも「いい子」と言われ親から褒められている子は「いい子にしてなきゃ、親に褒めてもらえない」「お利口にしていないと、親に嫌われる」と子ども本来の姿を抑えていることが多々あります。
 

目指すは、子ども自らの意志でする「自己抑制の我慢」

子ども本来の欲求を抑えられている「いい子」は、我慢しているにもかかわらず​​​​​​​、その「我慢」に気づいてもらえないことが多いでしょう。そこへ親から更なる我慢を要求されると、子どもは徐々にストレスを溜め込んでしまうのです。

そのような子は、親が見ていない所では我慢できなかったり、ある時急に、爆発してキレてしまうこともあるでしょう。

子どもの身に付けさせなければならない「我慢」とは、強要される我慢ではなく、子ども自らが感じ、判断し、自分の意志でする「自己抑制の我慢」です。
 

いつも我慢を強いられている子の心は、満たされない

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「どんなあなたも大好きよ」子供をありのまま受け入れることで、親子の信頼関係は深まり、子供は自己抑制力を自ら育んでいきます

親からいつも「我慢しなさい」と我慢を強いられている子どもは、自分のやりたいことや欲求をいつも阻む親に対して、不満や不信感を抱いたり、「我慢しない自分は、親に愛されない」と心に満たされないものを感じたりします。

そうすると、その心の隙間を埋めるために​​​​​​​駄々をこねたり、愛情を確かめるために親を困らせたりします。言い変えると、我慢できな子とは、いつも親から我慢を強いられている子とも言えるでしょう。
 

ありのままの姿を認められることで子どもの心は満ちてくる

「我慢できたあなたは、いい子だから好きよ」ではなくて、「我慢できないあなたも愛しているよ」と、ありのままの子どもの姿を全てを認め、受け入れましょう。

そうすることにより、「どんなワタシ・ボクでもお母さんは愛してくれる」と感じ、親子の信頼関係が深まり、子どもの心は満ち足りていきます。
 

子どもはありのままを受け入れられることにより、自ら自己抑制力を育む

親との信頼関係がしっかりしている子供は、親の気持ちも理解しようとします。ですので親から発せられる「我慢」も、感情と行動をコントロールし、自分で考え判断し「我慢」するようになっていくのです。

「子どもをありのまま受け入れる」「心の欲求をできるだけ我慢させない」と言ってもなかなかできないこともあるでしょう。家事で忙しい時、「抱っこ抱っこ!」と言ってくると、分かっていてもイライラしたり、ついつい後回しにして我慢させるのが現実です。

ですが、子どもの今「抱っこして欲しい」気持ちの瞬間は2度と戻ってきません。子どもが成長した時、「あの時、家事なんて後回しにして、もっと抱きしめてあげればよかったな」と、思うことも出てくるでしょう。

子どもの心の欲求を全て我慢させないで育てましょう、とは言えませんが、できる限り、受け入れあげてください。そうすることによって、自己主張する力と自己抑制する力を調整しながら、「自ら我慢していく力」を子ども自身が育んでいくことでしょう。




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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。