「子供の責任は親の責任」と言われるのは一体いつまで?

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子供が小学校や中学の時は、問題を起こすと親に責任を問われます。子供の責任は親の責任っていつまでしょうか?

子供が何か問題を起こした時、親は責任を問われます。例えば小学校で友達にうっかりケガをさせてしまった場合、担任の先生は親に連絡し、子供と一緒に相手の自宅に謝りに行くという事があるでしょう。

中学生の子供が公共の乗り物で騒いでいたら「親の躾がなっていない」と、世間の人は思うでしょう。いったい子供への親の責任はいつ頃まであるものなのでしょうか?

経済的に自立する就職まででしょうか? では、いつまでも就職をせず、自宅にいる子供は、いつまでも親が責任を背負う必要があるのでしょうか?

時々「甘やかしてばかりいると、子供が自立しない」という言葉を聞くことがあります。では突き放せば自分で責任を取れる自立した子供になっていくのかと言うと、実際はそうではありません。もし突き放す事で自立するのなら、子供が自立しないと悩む親はいないでしょう。


親の責任は子供を自立させ、社会へ送り出す事

確かに20歳を過ぎれば、法律上では大人として扱われます。何か問題を起こしても、子供自身が責任を背負わなくてはなりません。ですが法律上はなくとも、20歳まで育てた親に、道義上の責任は感じると思います。

子供は急にその年齢になったのではなく、人格形成には親の日常の姿や関わりが大きく影響しているのは言うまでもないでしょう。

親は子供が可愛いあまり、転ばぬ先の杖を出し過ぎたり、早く自立させようと突き放したり、子供のためを思い、したことが実は反対に子供の自立を妨げていた、という事もあるのです。

親子は何歳になっても親子です。親は責任を何歳まで取るかではなく、子供自身が責任ある言動をするように、自立した大人に育てる事ではないでしょうか……。

では次に子供が自立する子育てのコツ、特に大切な7つをお伝えします。

子供が自立する育て方のコツ、特に大切な7つ
1、転ばぬ先の杖を出し過ぎない

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子供はいつか親の元を離れていきます。その時しっかり自立し、逞しく巣立つ子供の後姿を見送りたいものです

子供は体験積んで物事を理解し習得していくものです。その中で失敗も経験し、学んでいく事もあります。親が転ばぬ先の杖を出して過保護にし過ぎると、子供の学びの機会を減らし、自立しようとする子供の心を阻む事が多いでしょう。


2、物事の決定権は子供に持たせる

宿題を先にするか、遊んでから宿題をするか、雨が降りそうだから傘を持って行くか等、決定は子供にさせましょう。このような小さな事から自分で決めた事の責任を持つようにする事で、やがては自分の人生そのものにも責任を持てる子になっていくでしょう。親が決めてしまうと、責任も親に委ねるようになっていきます。

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3、金銭的、物質的な要求には約束を決める

子供の「買って!」という物質的な要求を全て満たしていると、エスカレートしていき、要求する物や金額も年齢と共に高額になっていきます。やがて心が満たされない時に物やお金で心を埋めようとし、どれだけあっても満たされない心が自立を阻むでしょう。

お菓子なら「今日は1個だけね」、おもちゃなら「次のお誕生日にね」と約束をしたり、おこづかいなら、ひと月の金額を決め、自分で計画を立てて使う事を教えましょう。

4、待つ事や、我慢する力を育む

社会に出たり、集団に入れば、自分の主張を引いたり、意志を抑えなければならない場面は多々あります。待つ事や我慢する力を培っておきましょう。ただし、我慢は親が無理強いする我慢ではなく、子供自らの意志で「ガマンしよう」と思ってする我慢であることが大切です。

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5、失敗しても温かく受け入れる

子供が何かに挑戦し、その結果うまくいかず失敗しても「ほら、だからダメだっていったでしょ!」「あなたは何をやってもうまく出来ないのね」など言わず、「よく頑張ったね。次はきっとうまくいくよ」と失敗した子供の心を温かく受け入れてあげましょう。そうする事によって、子供の心は強くなり、更なるチャレンジをするようになるでしょう。

6、感謝の言葉やあいさつの習慣をつける

「ありがとう」「おはよう」「いただきます」などの言葉は、人間関係をスムーズにするだけでなく、子供自身の心も豊かにします。また思春期に親子の会話が減った時でも、挨拶が会話のきっかけになる事があります。当然の習慣ですが親が見本を見せしっかり身に付けさせてましょう。

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7、甘えてきた時は充分甘えさせる

幼い頃、充分甘えた子供ほど、後にしっかり自立します。ただし、「甘やかす」事はNGです。正しく子供の甘えを受けとめてあげてください。

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親の責任は、子供が自立し社会に恩返しできる子に育てる事

子供はいつか親の元を離れていきます。その時しっかり自立し、逞しく巣立つ子供の後姿を見送りたいものです。そして社会に恩返しできる子に育てることが、親の責任でもあり、また親の幸せではないでしょうか。