生え際や分け目など、部分的に白髪を発見! そんなときどうする?
分け目や生え際の白髪は、毎回染めるべき?
とはいえ、生え際や分け目の白髪を気にするあまり、頻繁にカラーリングを繰り返していると、髪を傷める原因に……。健康的な髪をキープするためにも、まずはへアカラーや白髪染めが、髪に与える影響を正しく知っておきましょう。
<目次>
カラーリングや白髪染めが髪に与える2つのダメージ
1)髪のキューティクルが乱れる髪の毛には「キューティクル」と呼ばれる髪の表面の組織があります。お肌でいう表皮の部分にあたります。その形は魚のうろこ型のような形をしていて、キューティクルが整っていると髪のツヤを出してくれるのです。しかし、白髪染めやカラーリングを頻繁にすることで、このキューティクルに乱れが生じやすくなり、ツヤが出にくくなってしまいます。
2)頭皮が乾燥してしまう
定期的にカラーリングをすることで、髪だけでなく、頭皮を乾燥させてしまいます。痒みやフケ、頭皮湿疹、頭皮ニキビ、抜け毛などが起こる原因にもなりますので、お肌が敏感な人は、特に注意が必要。カラーリングや白髪染めを頻繁に繰り返すと、髪と頭皮に負担をかけてしまうのです。
頭皮と髪に負担のかからない、一番よい白髪の隠し方は?
ダメージが気になるときにおすすめの方法が、洗って落とせるタイプのヘアカラーをうまく取り入れること。実は、髪や頭皮へのダメージが少なく、手軽に白髪を隠せる優れものです。例えるなら、ファンデーションやマスカラのようなもの。私たちが日々顔に使っているこれらのメイク用品は、お肌に負担がかからないような処方でできています。ファンデーションを毎日塗っても、お肌はボロボロになることはありませんよね。
それと同じように、メイク感覚で使えるのが「ワンデイヘアカラー」と呼ばれるアイテム。最近では、ノンシリコンや無添加、天然成分が入ったものまで何種類もあります。毎日つけても、シャンプーで洗い流せば頭皮にも残らないので、安心して使い続けることができます。
洗って落とせるヘアカラーのメリットとデメリット
瞬く間にきれいに白髪を隠してくれる便利なアイテムですが、カラーリング剤と違ってその効果は一時的。取り入れる前に、メリットとデメリットを知っておきましょう。メリット
・今すぐ白髪を隠すことができる
・シャンプーをするだけで落とすことができる
・頭皮や髪の毛に対して刺激が少ない
・部分染めやリタッチの白髪染めに適している
デメリット
・白髪を隠すことはできるが白髪を染めることはできない
・雨や汗に注意が必要
・全体の白髪染めには適していない
・服や帽子についてしまうことがある
ワンデイヘアカラーの種類と使いこなしテクニック
ワンデイタイプの白髪隠しにもたくさんの種類がありますので、その選び方とワンポイントテクをご紹介します。1)広い面積の白髪を一気に隠したい方
⇒スプレータイプ、ファンデーションタイプ、パウダータイプ
広範囲の白髪を一気に隠すことができますが、お肌に付着しやすいので、おでこの辺りにタオルやクリアファイルを当てながらスプレーやパウダーをするとよいですよ。不器用な方にもおすすめの簡単アイテム!
広範囲の白髪にはパウダーやスプレータイプが便利
2)生え際などの狙った白髪をピンポイントで隠したい方
⇒マスカラタイプ、スティックタイプ、コームタイプ、くしタイプ
裏技として、塗りたい部分にカーラーを巻いておき、カーラーを押さえながら塗ると安定して、白髪がきれいに隠せます。ポーチにも入るので、万が一落ちてしまった時に塗り直しもできますよ!
マスカラタイプなら持ち運びにも◎
広範囲の白髪におすすめ! スプレータイプの上手な使い方
広範囲にわたってまばらに白髪が生えている場合やロングヘアの場合、スプレータイプがおすすめですが、使い方には少々コツが必要。初めてでも失敗なく、きれいに白髪を隠す方法をご紹介します。スプレータイプで手早くムラなく白髪を隠すには?
・タオル、もしくはラップ
・ケープ
・紙、もしくはクリアファイル(あると便利)
手順
1.顔や首、洋服にかからないように、タオルやラップを首周りにかけ、ケープをつけておきます。首回りや襟元は色移りしやすいので注意しましょう。
2.15cmほど離した位置から、上下に動かしながらスプレーをかけていきます。前髪や分け目の部分には、紙やクリアファイルを当てておくとよいでしょう。
3.乾きを早くしたい時はドライヤーの冷風を当てます。
4.ムラや染まりが気になった所は再度塗り直しをするとよいでしょう。
「あっ、白髪が目立っている!」と感じたとき、お手元に一つワンデイヘアカラーを常備して、取り入れてみてはいかがしょうか。
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