リアルタイムオンライン予約サイト
もう一つ、最近多くの旅行者たちから支持を集めているのが、リアルタイムオンライン予約のサイトです。出発予定日や渡航先の都市を入力すると、航空会社につながった「CRS」と呼ばれるシステムに自動的に接続されて、PEX航空券やディスカウントチケットの値段・空席などの情報をリアルタイムで表示。その場で予約を入れることもできます。ここでは、ネット初心者でも使いやすいワールドトラベルシステム株式会社運営の「フリーバード」の検索画面を立ち上げてみましょう。まずはトップページより「出発日」「時間帯」「出発地」「目的地」など必要な情報を入力。「空席確認・料金確認」のバナーをクリックすると、空席がある航空券の一覧と料金が瞬時に表示されます。目的地の入力は日本語でも英語でも、あるいは各空港の3レターコード(成田=NRT、ニューヨーク=NYCなど)でもOK。また利用するエアラインについては、好きな会社を指定することも、アライアンスを特定することもできます。試しに「ワンワールドパートナー」を指定して欧米などの都市へのフライトを検索すると、JALやキャセイパシフィック航空、BA(ブリティッシュ・エアウェイズ)といった加盟航空会社の航空券がリストアップされました。
予約した航空チケットは、Web上でのクレジットカード決済が一般的。決済が完了すると、オンラインで予約した航空券はeチケットの形で発券されますので、そのeチケットの控えを自宅やオフィスのプリンタで印刷しパスポートといっしょに出発空港に持参すればOKです。慣れてしまえば簡単ですので、みなさんもぜひチャレンジしてみてください。
eチケットって何だろう?
インターネットでチケットを予約し、支払いはクレジットカードで決済、まるでバスに乗るかのような気軽さで搭乗ゲートをくぐる──ひと昔前までとは違い、旅客機での旅はずいぶん身近になりました。そんなライフスタイルの変化に大きな役割を果たしたのが、紙に印刷したかつての航空券に代わって登場した「e(電子)チケット」です。まずは、その仕組みを簡単に説明しておきましょう。eチケットとは、出発日や便名などを航空会社のコンピュータに記録することで、チェックインカウンターで航空券を提示せずにボーディングパス(搭乗券)が受け取れるサービスです。このeチケットの普及により、航空券の予約・変更手続きなどが大幅に簡素化されました。
eチケットという言葉だけを聞くと何やら複雑そうですが、利用方法はきわめて簡単です。まず、搭乗手続きで、従来の航空券の代わりとなるのが「お客さま控え」。インターネットでeチケットを購入した場合は、エアライン各社のWebサイト上もしくは購入後にメールで送られてくる「eチケットお客さま控え」をプリントアウトすれば、それで完了です。旅行会社のカウンターで購入した場合は、旅行会社からプリントアウトした状態の「控え」が届くか、Faxで送ってくるところもあります。