その怒りや嫉妬心、チャンスです
A君の例は、紛れもなく彼は悔しさというネガティブな感情をうまく活かした良い例だといえます。
もしも彼が悔しさをバネにせず、仕事を自らつくっていく選択をしていなければ……。今の状態のように、経済的にも安定して自信を持って女性と付き合えるという状況はなかったかと思います。
ありのままの自分を認めるのではなく、ありたい自分を求めて近づけるように努力したのです。
怒りや悲しみ、嫉妬心により、「絶対に同じことは繰り返さない」「転んでもただでは起きない」というような強い意志があれば、より魅力的になれるチャンスかもしれません。
注意! A君がハマってしまった罠…
とはいえ、努力もできないほどに精神状態がボロボロのときは、積極的な思考ができるまで回復する必要はあるでしょう。実はA君、彼女にフラれたときにショックのあまり、お酒に溺れてしまった時期もありました。それだけならともかく、問題は酔った時の行動です。
酔うと怒りや悲しみ、くやしさが表面化し、「自分は決して女性にフラれるような人間ではない」という気持ちが働き、手当たり次第、いろいろな女性と関係を結んでしまったそうです。気付いた時には、「自分はなんてことをしてしまったんだ」と罪悪感を感じたり、劣等感に苛まれる結果に……。
このようにネガティブな感情は、恋愛力が増すどころか、間違った行動に走らせることもあります。
ネガティブな感情を上手に活かすには、その気持ちのままに任せて行動するよりも、「この怒りを活かして、どう状況を変えて幸せな未来を掴もう?」と自分に質問を投げかける必要があります。
そして、自分がどうすればいいのかという建設的な行動を見つけてください。
ぜひ、その部分を気をつけつつ、あなたも感情の力を活かして望む未来を掴んでください!