恋愛はときにはネガティブにもなりがち……

よくも悪くも感情的になりやすい恋愛中の心理。うまく活かすには?

よくも悪くも感情的になりやすい恋愛中の心理。うまく活かすには?


恋愛というのは面白いもので、普段は冷静な人でも好きな人の前ではそうではなかったり、ときには怒りや嫉妬心などが抑えられなくなるなど、私たちの感情が大いに表に出やすくなるものです。

そうした感情の変化は、日常生活に良くも悪くも影響を及ぼします。

ずっと片想いしていた人との恋愛がうまくいったら、いわずもがな仕事もノリノリになりますし、なんでもない風景でも「世界は輝いている!」と思えるはずです。

一方、好きな人を友達に奪われたり、失恋してしまったときにも、まったく別の景色が見えてきます。あなたの気持ちは沈み、抑えきれないマグマのような怒りや、世界の終わりを感じるほどの悲しみに襲われるかもしれません。

通常、私たちはそうした「ネガティブな感情」を悪いものとして扱います。怒りは早く忘れるべきだし、悲しみはすぐに癒して平常心に戻るべきだと考えられています。

ですが、怒りや悲しみをうまく利用することで、あなたの恋愛力がこれまでの何倍にも上げられるのを知っていましたか?


「貧乏はイヤ!」ヒドイ理由でフラれた、A君の逆襲

ひとつ例をご紹介したいと思います。

私の友人の、A君(仮名)の例です。A君は大学卒業後、フリーランスで仕事をしていました。もともと才能があった彼は、贅沢できるほどではないにせよ、ある程度食べていけるほどの仕事をすぐに得ることができました。

外見もスラッとしていて気さくな性格なので、望めばすぐに彼女もできる、正直モテるタイプの彼。駆け出しのフリーランスということもあり、真剣に将来を考えることなく、何人かの女性と付き合ったり、別れたりしていました。

そんな彼も、食事会である女性にひと目惚れします。彼女は誰が見ても美人と思うほどのモデル体型で、彼としては理想の女性。アタックの結果、見事付き合うことに成功し、周囲がうらやむほど二人はお似合いのカップルでした。

しかし、フリーランスの彼の仕事は不安定です。ある時期を境に、A君は仕事が激減。収入は生活ギリギリまで低くなるものの、これまで仕事がそこまで減ったことのなかったA君は、対策を見出すことができませんでした。収入が減ったことでデート代を捻出することもできなくなったA君に嫌気がさした彼女は、彼の経済力に同じ未来を見ることができないと、あっさりと彼をフッたのです。

いつかは彼女と結婚したい!とまで考えていたA君としてはかなりのショックに打ちひしがれます。「経済力がないことを理由にフラれたことが本当に悔しい……」とコンプレックスを抱いてしまうほどでした。

しばらくは落ち込んでいたA君でしたが、コンプレックスを払拭しようと、より安定して高い報酬を得られる仕事のやり方を考え、実践するようになります。フリーランスではありますが、継続的に収入を得られる仕事に注力するなど、自ら精力的に仕事を作っていくようになりました。

怒りや悲しみ、コンプレックスを刺激されるような大恋愛の結果として、A君は男としても何倍も魅力的になりました。悔しさをバネにさらに仕事の才能を開花させ、経済的にも安定したことで刹那的、表面的ではなく、女性としっかり向き合うお付き合いができるようになったのではないでしょうか。