木材のやすりがけのコツ!サンドペーパーで木を磨く
<目次>
木材のやすりがけのコツ1:紙やすりの番手は木材によって変える
左240番、真ん中180番、右が表面
研磨を始める番手は木材の表面の状態にもよりますが、120番から150番程度で下研磨をしましょう。材料を購入した時にすでに表面が平滑な場合は最初から180番から240番を使います。ざらつきがひどい場合や接着剤が付着している場合は80番くらいの粗い目のものから下研磨しましょう。接着剤が残ったままになっているとその部分だけ塗料をはじき、ムラになります。
次に120番、240番と目の細かいもので仕上げ磨きを行います。80番から240番と急に目の細かいもので磨くと80番の研磨傷が消えなかったり、時間がかかってしまうので段階的に細かくしていきましょう。
木材のやすりがけのコツ2:紙やすりを木材に巻き広い面を均一に
ハサミ等で切ると刃を痛めてしまいます
握りやすいサイズの木片に巻きつけます
木材に傷やへこみがある場合の補修方法
傷やへこみがある場合は塗装前に補修します。浅い傷であればウッドパテを使用します。色味に合わせて選んで下さい。しっかりとパテをすり込み密着させ、乾燥後研磨をおこないます。深い傷の場合はエポキシパテを使って補修します。ウッドパテは乾燥後、痩せてしまうので深い傷補修にはエポキシパテの方が向いています。
やすり以外にも!研磨作業の便利用品
サンドペーパーがロールになっており粘着剤が付いている手研磨ブロックセットや紙ヤスリをはさむホルダータイプのもの(1000円前後~)、面ファスナーが付いているもの(200円前後~)木片の代わりに使えるブロックなど研磨作業を便利にしてくれる道具がたくさんあります。 曲線の多い形にはスポンジタイプが便利ですし、研磨面が広い場合はヤスリ面が広く保持しやすいものが便利です。ペーパーの裏がスポンジになっており専用ホルダーに取り付けるサンドブラスターLも面が広いので研磨作業には便利です。さらに電動サンダーを使うと時間を短縮できます。 その他、大きく削ったり形を作りこむ場合には金属製のやすりが便利でしょう。棒ヤスリなど持ち手がついているタイプもあります。やすりがけは下研磨と仕上げ磨きを丁寧に行えば行うほど、よりきれいな仕上げになります。表面が滑らかになってきますのでぜひやすりがけを楽しんでみてください。ただし、研磨をし過ぎると形や厚みが変わってしまうこともあるのでやり過ぎには気を付けてください。
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