テレビ台で最も気になる寸法は?
【1】幅は、テレビx1.5~2倍がオススメ!見た目のバランスだけでなく、地震による揺れや、ぶつかった際の安定性を考えると、少なくともテレビ台の横幅は、テレビ本体の幅よりも広いモノを選びましょう。
テレビの横幅は、製品によって異なるので、一概に言えませんが、画面サイズ別の目安寸法は、概ね以下の通りです。
(テレビの画面サイズ選びで迷っている方は、ガイド記事「一人暮らしのテレビ、おすすめサイズと正しい選び方」をご参考に!)
<画面サイズ/インチ別の横幅目安一覧>
19型: 48cm
20型: 50cm
22型: 55cm
26型: 62cm
28型: 67cm
30型: 72cm
32型: 77cm
37型: 87cm
40型: 95cm
42型: 98cm
45型: 105cm
46型: 110cm
50型: 120cm
55型: 130cm
57型: 135cm
60型: 140cm
一方、見た目のバランスを考えると、テレビ台の幅は「テレビの幅x1.5~2倍」程度がオススメ! 全体のシルエットから安定感が得られると、部屋も落ち着いた印象にできます。
例えば、32型テレビの横幅は約80cmなので、120cm(1.5倍)~150cm(約2倍)が目安と分かります。テレビサイドにスペースがあれば、スピーカーや小物を置くこともできます。
【製品例:32型のテレビに最適な幅120cmのテレビ台】
【製品例:40/42型のテレビに最適な幅150cmのテレビ台】
【2】高さは「画面の中央が目の高さよりも下」が基本
テレビを見上げるような姿勢で長時間視聴すると、首や目が疲れやすくなります。
基本は、テレビ画面の中央が目の高さよりも低く、少し見下ろすくらいが最適です。
やむを得ず見上げるような場合も、仰角が15度以内(映画館の品質保証マークとしてお馴染み「THX」の推奨値)に収まるようにしたいものです。
最適なテレビ台の高さは、視聴位置、テレビのサイズ、視聴距離によりますが、一人暮らしで多いテレビのサイズは32型~40型程度ですので、この場合、以下のように計算できます。
<視聴スタイル別、テレビ台の高さ(おすすめの目安)>
・椅子(目の高さは120cmくらい)→ 90cm以下~60cm程度
・ソファ(目の高さは100cmくらい)→ 70cm以下~40cm程度
・床に直座り(目の高さは80cmくらい)→ 50cm以下~30cm程度
【4】奥行きは? レコーダーを置く場合はそのサイズを考慮
テレビにUSB-HDDを接続すれば、録画も出来る製品が増えています。一人暮らしで省スペースを重視してこのタイプを選ぶなら、別途レコーダーは不要なので、奥行きは最小で済みます。
一方、録画を多用したり、BD/DVDを観賞したい場合は、HDDレコーダー専用機を組み合わせるのがお薦めです。この場合、レコーダーの奥行きを考慮して、テレビ台の奥行き寸法を検討しましょう。
因みに、パナソニックのDIGAは、奥行きが非常に短く、薄型テレビとの相性も抜群です。
一人暮らし用におすすめは、ダブルユーナーで2番組同時録画が可能な、DMR-BRW520。奥行きは僅か約18cm!
さいごに
テレビ用のラックやローボードなどといった専用品以外を台として利用する場合は、耐荷重にご注意を。テレビの重みで壊れ、落下や怪我の原因になりかねません。音にこだわってスピーカーを乗せるなら、なるべく重くて頑丈なものを。カーラーボックスにような軽いモノは、低音が振動して逃げてしまいます。
テレビ台は色も選べます。画質を重視するなら艶のない黒かグレー系が最適で、青色や赤色でもダーク色を選ぶと、目障りに感じません。
インテリア重視の方は自由に選んで構いませんが、白系は壁紙との馴染みが良く無難です。
最適なテレビ台を選んで、快適な一人暮らしを!
【テレビの画面サイズ選びで迷ったら】
一人暮らしのテレビ、おすすめサイズと正しい選び方