早朝発の「万里の長城」観光が成功の鍵! 週末だけで楽しむ北京の旅
世界最大の木造建築群とされる北京故宮(紫禁城)は圧巻のスケール
日本の9つの空港から直行便が就航する中国の首都、北京。飛行機で3.5時間の距離ですので、週末に気軽に出掛けられます。今回はプレミアム・フライデーの施行で話題になった「2.5日旅」のおすすめプランをご紹介しましょう。
北京旅行の難関とも言える、見どころの多さ。北京は渋滞が酷いことでも知られていますが、車が減る週末は観光に好都合。最大の見どころである万里の長城を午前中に終わらせてしまえば、金曜日の午後+週末2.5日旅でも充実した過ごし方ができます。
万里の長城は、混まない早朝発&慕田峪長城がオススメ
早朝発なら、この景色を独り占めする贅沢な時間を過ごせます
北京で絶対訪れたい
万里の長城。団体ツアーや電車で訪れる観光客で常に混み合う八達嶺長城は、身動きがとれない程のすし詰め状態になることもしばし。時間を有効的に使うなら、早朝発の貸切チャーターで慕田峪長城に行くのがおすすめです。慕田峪長城はトリップアドバイザーの2016年の北京の観光地No.1に選出され、万里の長城の魅力を存分に堪能できます。午前中に北京市内に戻ってくれば、午後はゆったりと北京観光へ。
■中国4000年の歴史を感じる、北京市内観光
日の出の時間に天安門広場で行われる国旗掲揚を目当てに中国各地から人が集まります
北京市内に点在する観光名所を巡るには、相当な時間が掛かるもの。短い滞在であれば、訪れる場所を決め打ちにすることも大事です。絶対に外せないのが、世界最大の木造建築群とされる
北京故宮(紫禁城)。スケールが大きいので、時間の余裕が必要ですが、時間が無い場合は、一番外側に位置する天安門へ。一度は見たことある風景にテンションが上がります。歩き疲れたら、屋台の棒アイス(1元・約15円!)で疲れを癒しましょう。
■本場でパンダに癒されよう
かわいいパンダに思いっきり癒されましょう
愛くるしい姿が心をほっこりとさせてくれる、中国の人気者のジャイアントパンダ。北京中心部の西側に位置する
北京動物園は国内最大級で、パンダは全部で10頭ほど。屋外に大人のパンダ、屋内にぬいぐるみのような子供パンダがいます。パンダを見に行くなら、活動的な朝の時間帯が断然オススメ。動物園は朝7時半からオープンしていますので、帰国日の朝もOK。タイミングが良ければ、朝ごはんの時間に当たることも。
■北京に来たら、もちろん北京ダック!
少人数なら北京ダックを半羽+2~3種類の料理を最初にオーダー。お酒も進みます
北京を代表する料理は、何といっても
北京ダック。日本では高級中華料理の代名詞的な存在で、口にする機会は多くありませんが、北京市内で北京ダックが食べられるレストランは数知れず。老舗の高級レストランからリーズナブルな庶民的なお店まで豊富です。高級店では鴨を焼いておく予約が必要なことが一般的ですが、観光客も多く訪れる繁華街の王府井には予約不要なお店も数多くあります。自分好みの北京ダックを見つけましょう!
■北京最後の夜は、"北京オペラ"と呼ばれる京劇観賞
伝統的な色鮮やかな衣装にうっとり
中国の夜のエンターテイメントといえば雑技団の公演が人気ですが、中国の伝統や文化に触れることができる
京劇はいかがでしょうか。200年以上の歴史を持つ京劇は、日本でいえば歌舞伎などの伝統芸能にあたるもの。北京市内の複数の劇場で公演が行われていますが、ユニークなのが、お茶やお菓子と共に楽しむのが京劇のルール。外国人観光客も数多く訪れますので、気軽に"北京オペラ"を楽しみましょう。