あなたの知っているエシャロットはどのエシャロット?
どっちが本当のエシャロット? エシャロットってどんな野菜なの?
私たちになじみのあるエシャロットとは通称名であり、その実態は土寄せして若採りしたらっきょう、いわゆる根らっきょうのことです。1950年代から生のまま食べられるらっきょうとして出回るようになりました。その際、形状がよく似ていることからエシャロットという名称で流通するようになったのですが、それがしっかりと定着したわけです。
では世界的に認知されているエシャロットはどんな野菜なのかご存じですか? 根らっきょうと混同してしまわぬよう、ベルギーエシャロット、シャロット、エシャとも呼ばれていますが、こちらは小型の玉ねぎです。フランス料理などに欠かせない香味野菜で、玉ねぎとにんにくを合わせたような味わい。どのサイズで、茶色い薄皮と紫色の果肉を持っており、にんにくのようにつぶれた球型です。
ここでは根らっきょうのエシャロットについて解説していきたいと思います。
<目次>
日本で呼ばれるエシャロット(根らっきょう)について
エシャロット
【旬】2~6月にかけて出回りますが、露地栽培の旬は3~5月です。
【選び方】根元がふっくらとしており、全体的に白いものを選びましょう。土がついているものの方が長持ちします。葉は緑色のものが新鮮です。旬の終わりかけになってくると葉が枯れてきてしまうので、葉つきのもよりは葉が切り落とされているものを選ぶとよいでしょう。
【保存方法】土付きは新聞紙などに包んで、冷暗所で保存。1週間ほどで食べきりましょう。洗ってあるものは、葉を切り落としたものをポリ袋に入れて野菜室で保存。3日以内に食べきりましょう。
エシャロットの下ごしらえ
エシャロット
エシャロットの根本
エシャロットの葉
エシャロットの食べ方の例
普通のらっきょうだと、風味も辛みもかなり強烈で生で食べられたものではありませんが、エシャロットなら生食でも◎。その場合は新鮮で、小ぶりのものを選ぶと風味が強くなくてよいでしょう。マヨネーズや味噌を添えて、そのままボリボリ! また加熱するとトロッとした食感と甘みを楽しむことができます。同じ根らっきょうだと、沖縄で食べられている島らっきょうは粒が小さいので、生でも食べやすいです。エシャロットの塩漬け
エシャロットの天ぷら
エシャロットのチヂミ
その他、いつものタルタルソースにみじん切りしたエシャロットを入れたり、薄切りにしてサラダにしても◎。お好みのエシャロット料理を楽しんでみてくださいね。
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