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「相手を幸せにしたい」という気持ちは、「好き」以上に大切!

相手を好きだからといって、わざと嫉妬させようとしたり、愛情を試そうとしたりする人がいます。「好き」だったらなんでもしてよいのでしょうか?今回は、「好き」以上に持った方がいい「相手を幸せにしたい」という大切な思いについて紹介します。

ひかり

執筆者:ひかり

恋愛・人間関係ガイド

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「相手を幸せにしたい」気持ちが大切

「相手を幸せにしたい」と思えるほど、愛している?

「相手を幸せにしたい」と思えるほど、愛している?

相手を好きだからといって、わざと嫉妬させようとしたり、愛情を試そうとしたりする人がいます。下手したら、好きな相手が振り向いてくれないからといって、ストーカーになる人までいます。

「好き」だったら、何をしてもいいのでしょうか?それは単に、「自分にとっての好き」であって、「相手の気持ちはどうか?」までは考えられていない、自分勝手な行為と言えるでしょう。

ゲッターズ飯田さんの「縁のつかみ方」(朝日新聞出版刊)には、こういったことが書かれています。
<「好き」よりも大切な気持ちは「この人を幸せにしたい」という気持ち>だと。
 
いくら外見を磨いても、才能を磨いても、「人を喜ばせる喜び」を身に付けなければ、恋愛の本当の喜びは味わえません。
一方的にもらい続けるのが幸せだと思っていると、恋愛においても成長できません

本当にそうですよね。例えば、好きな人の気持ちを試そうと、わざと嫉妬させる人は、相手を不愉快な思いをさせている時点で、相手への愛情は薄いと言えます。そこにあるのは、「自分が満足したい思い=自己愛」だからです。

例えば、すごく可愛い犬がいて、「飼いたい」と思ったとします。でも、その時点での犬への思いは、“好ましい”に過ぎません。だから、飼い始めたら、面倒くさがって散歩に連れて行かなかったり、栄養のない餌ばかり食べさせたりする飼い主なんかも存在します。

逆に、犬の幸せを願い、「どうしたらペットが伸び伸び幸せに人生を全うできるだろうか?」まで考えられる飼い主には、愛があると言えます。
つまり、「好き」なんて思いよりも、「相手を幸せにしたい」と思えるかどうかの方が、重要なのです。

巷には「好きな相手を利用して、自分が幸せになりたい」といった思いを抱いている恋愛が意外と多いものです。無意識にそうやっている人が少なくありません。

でも、そんなのは、恋愛ではなく、“恋愛ごっこ”にすぎません。そこには相手への愛情がないからです。

特に依存体質な人は、自分の心の隙間を埋めるために相手を利用しようとしがちです。そういう人は、自分の存在価値を測るために、恋人に仕事よりも自分とのデートを最優先することを求めることもあります。
でも、本来は、「相手が快適に過ごせるように応援したい!(自分の存在で、邪魔したくない)」くらいの思いを抱くことが、恋愛の第一歩と言えるでしょう。相手の愛情を測っている場合ではありませんよ?

でも、人はそう簡単には、「相手を幸せにしたい」までの思いを抱くことはできません。どうしたらそんな愛情を抱くことができるのでしょうか?
 

自分を幸せにできない人は、人を幸せにはできない

自分の機嫌は自分でとろう!

自分の機嫌は自分でとろう!

「相手を幸せにしたい」という前に、まずは自分を幸せにしないと、どんどん自己犠牲をはらうような行為をして、心身が壊れてしまいます。
だからこそ、まずは「自分で自分を幸せにできる人になる」必要があります。

自分を幸せにすると言っても、漠然としているので、まず身近なことで言えば、「自分の機嫌は自分でとれるくらいになること」が重要です。

自分で自分の機嫌をとるためにはどうしたらいいのでしょうか?
自分の機嫌が悪い時もそれに気づかず、人に八つ当たりをしてしまう人は少なくありません。だから、常に自分の心の状態を俯瞰してみる習慣をつけることが大事です。
「あれ?今、イライラしているぞ?」と思ったら、そのままにするのではなく、「どうして機嫌が悪いのだろうか?」「どうしたらそれが解消されるのか?」を冷静に考えて、実行してみるのです。

そのとき、「相手がこういうことをしてくれたら機嫌が良くなる」なんて、相手頼りにしてはいけません。もちろん相手の言動によって不愉快になっていることもあるでしょう。そんなときは、「自分がどういう行動を起こせば、相手も気持ちよく、望むような行動をしてくれるようになるのか?」と、まずは“自分が変わる”ことを考えた方が、問題は解決しやすいでしょう。

またすぐに解決できないことがある場合は、ときに気を紛らわせることも大切です。
「自分がどうしたら気分が良くなるのか?」をよく知りましょう。「美味しいデザートを食べると機嫌が良くなる」「好きな曲を聞くと、気分が晴れる」「公園を散歩したら、心が落ち着く」など、“自分の取扱説明書”をきちんと自分で理解するのです。

「人を幸せにしたい」と言っておきながら、自分のイライラを人に八つ当たりをしてしまうようでは、本末転倒です。愚痴や悪口、イライラした思いは、傍にいるの人のエネルギーを奪います。幸せにするどころか、不幸にしてしまうのです。
自分で自分の思いをきちんと受け止め、感情をコントロールできるようになることが重要ですよ?

女性の場合は好きな人に対して、「幸せにしたい」と思うよりも、「幸せにしてもらいたい」と思いがちです。それには今まで育ってきた環境も大きく影響しています。それについて、最後に紹介します。
 

愛する人を幸せにできる人に

相手をそのまま受け止められる人に

相手をそのまま受け止められる人に

女性の多くは、親などに「女性は大事にされてナンボ」と教わってきた人も少なくありません。
特に、一昔前、女性の社会進出がまだ難しく、女性一人では生きづらかった時代の場合は、そういった思いを抱くのは仕方がないし、そう教わってきた女性たちが、娘たちに同じことを教えていくのも納得できます。

ただ、現代は女性の生き方にも変化が生まれ、自立できる時代になりました。それに伴い、「女性は大事にされてナンボ」よりも大切な思いを抱けるようになりました。
それは何かというと、「相手を大事にできてナンボ」だということです。

パートナーが自分と一緒にいることでリラックスでき、愛される喜びを感じ、より魅力的な人になったら、やはり嬉しいことではないでしょうか。

みんなそれぞれ、色々な経験をして大人になってきています。いいことばかりではなく、悲しかったこと、悔しかったこと、傷ついたことなど、様々なことを経験しています。
そんな相手をそのまま受け止め、抱きしめてあげることができたら、きっと2人の絆は深まるでしょう。

「人を愛する」というのは、そういうことです。相手を愛すれば愛するほど、相手のHAPPYは自分のHAPPYだと感じられるようになり、逆に、相手のUNHAPPYは自分のUNHAPPYになるのです。そこまで人を愛せた時には、自分の内側にも幸せで温かい思いが充満し、幸せを感じられることでしょう。

「好き」という気持ち以上に「相手を幸せにしたい」と思える人になりたいものですね。

[参考文献]

 

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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