インテリアコーディネート/スタイル別コーディネート術

ほっと和める大人の和モダンインテリア(2ページ目)

ダークなカラーと白い壁の対比が美しい、落ち着いた和モダンスタイル。どこか懐かしい印象のする和モダンスタイルのコーディネートのコツをお伝えしましょう。

執筆者:鈴木 理恵子


木と塗り壁の色の対比を楽しんで

丁寧に磨きこまれて美しい色合いに変化した木部と塗り壁の白のメリハリを生かしてみましょう。(画像:タチカワブラインド)

丁寧に磨きこまれて美しい色合いに変化した木部と塗り壁の白のメリハリを生かしてみましょう。(画像:タチカワブラインド)

このスタイルのキーワードは、古い旅館や民家で見られるような、丁寧に使いこまれ、煙でいぶしたような濃い木の色(例えば、柱や梁、床材など)でしょう。
そこに壁の漆喰や障子紙などの明るい色が加わり、美しいコントラストが生まれます。

マンションや現代の住宅では柱や梁として木を使うことも少なくなりました。出入り口や物入れの扉、窓の枠、家具などといった木を使う部分にダークなブラウンを使って、雰囲気を出すといいですよ。

 

素材感で左右されるモダン度

木材、石材、和紙をふんだんに使っている和モダンな空間。壁の大谷石でぐっと落ち着いた雰囲気に(画像:コイズミ照明)

木材、石材、和紙をふんだんに使っている和モダンな空間。壁の大谷石でぐっと落ち着いた雰囲気に(画像:コイズミ照明)

古来より日本の住宅は自然と共存していました。ですので、インテリアアイテムも自然素材の風合いが感じられるものを取り入れていきましょう。木材はもちろん、竹や籐、畳みに使われているイ草や障子の和紙は和のインテリアでは良く使われています。落ち着いた印象には重量感のある石材や土っぽい陶器なども取り入れたいですね。
 
現代的なモダンなインテリアですので、あまりラフ過ぎると素朴で民芸風の印象が強くなりますし、かといって、表面がフラットで冷たい光沢感が強くなると、都会的でシャープ、研ぎ澄まされた印象になりがちです。
 

デザインは直線の匙加減を注意して

上:横桟や縦桟、格子といったモチーフは和の定番 下:伝統的な文様も取り入れると和の印象が強くなります(画像:コイズミ照明)

上:横桟や縦桟、格子といったモチーフは和の定番 下:伝統的な文様も取り入れると和の印象が強くなります(画像:コイズミ照明)

和のデザインはシンプルですっきりとしたラインが基本です。和室で見られるモチーフ、障子や窓の格子や桟、床の間の違いだなといったモチーフを取り入れると和の雰囲気が強まります。さらに、同じ直線を使うのでも、落ち着いた印象のためには厚みのある方が重量感があり安定感がでます。

また、カーテンやクッション、テーブルクロス、照明のセードなどには、昔から使われてきた和独特の文様なども取り入れると和の雰囲気を作り出せますよ。


 
懐かしい温かみのある雰囲気を出すには、手作り感や使いこまれた感じのデザインのアイテムを加えてもいいですね。しかし、あまり分量が多いと、現代的な雰囲気が薄れ、民芸風のイメージが強くなりますので、ほどほどに。

いかがでしたか。和といってもイメージは様々。ご自身がどんな和モダンのインテリアにしたいのかによって、そのインテリアの特徴も変わってきます。
家具、照明、カーテンなどは吟味して選びたいもの。このインテリアにおススメのアイテムは、近々ご紹介します!

【関連リンク】
コイズミ照明
タチカワブラインド

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