2016年グッドデザイン賞発表 「桜上水ガーデンズ」などが受賞。「GLOBAL FRONT TOWER」や「ザ・パークハウス 晴海タワーズ」も

このたび2016年の『グッドデザイン賞』が発表になりました。『グッドデザイン賞』とは、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、総合的なデザインの推奨制度。50年以上にわたり、「よいデザイン」を顕彰し続けています。近年、分譲マンションの受賞も目立っていますが、高いデザイン性だけでなく環境面や防災、コミュニティといったソフト面に対する評価も受賞の要素となっています。

◆グッドデザイン賞 オフィシャルサイト

グッドデザイン賞の受賞マンションは、分譲時に話題を集めたマンションも多く、このサイトで取り上げたマンションも毎年受賞しています。2016年の分譲マンションでの主な受賞マンションを紹介します。

GLOBAL FRONT TOWERの外観

GLOBAL FRONT TOWERの外観


■主な2016年グッドデザイン賞入賞マンション(実需向け分譲マンション)
スカイティアラの外観

スカイティアラの外観


今年も多くのマンションが受賞しています。今年の受賞マンションを見た印象は、比較的規模の大きいマンションが目立つということ。桜上水団地の建て替えによって誕生した「桜上水ガーデンズ」やひばりが丘団地の再生で生まれた「ひばりが丘フィールズ」、三鷹台団地の再生プロジェクト「シティテラス吉祥寺南」、先祖から継承した土地の有効利用で誕生した「GATE SQUARE 小杉陣屋町」など、既存の市街地の再生プロジェクトが目立つようになっていることも一因で、ある意味「今の時代」を反映しているとも言えるでしょう。

桜上水ガーデンズの外観

桜上水ガーデンズの外観


続いては、受賞作の一部を紹介します。

パッシブ&スマートの「ライオンズ港北ニュータウンローレルコート」、リノベーション賃貸『ホシノタニ団地』がベスト100に

受賞マンションの「ライオンズ港北ニュータウンローレルコート(大京 近鉄不動産)は、港北ニュータウンの特徴であるグリーンマトリックスを敷地内に再現した全221邸の大規模マンション。

緑地率を30%確保し、ビオトープ・せせらぎを計画。居住者の負担を軽減し長く使えるように、水・緑・光・風の自然エネルギーを有効活用するパッシブ手法に、最新のテクノロジーを組み合わせ、飛躍的な維持管理コストの削減を実現。さらに、地域の生態系を学ぶ環境教育プログラムを取り入れ、居住者自らが水や緑に愛着をもてる仕組みを創り出しています。

イメージ図

ライ オンズ港北ニュータウンローレルコートの環境共生のイメージ図


具体的には、陽光から電力を創り、電力を蓄電池に貯めつつ井戸水のくみ上げ等に利用したり、くみ上げた井戸水をせせらぎやビオトープの水源とする他、植栽の水やりにも使用するなど自然の力を上手く活用することで、持続可能で環境共生につながる暮らしを実現しています。

「ビオトープいきもの観察会」の様子

ライオンズ港北ニュータウンローレルコートの「ビオトープいきもの観察会」の様子


2016年のグッドデザイン賞100には、社宅を再利用した賃貸住宅としてリノベーション賃貸住宅「ホシノタニ団地」(小田急電鉄 ブルースタジオ)が選ばれています。昭和40年代につくられた、座間駅にある小田急電鉄の社宅を一般賃貸住宅と市営住宅ほか公益に資する複合施設として再生。4棟の建物のうち2棟を一般賃貸住宅、他の2棟を座間市に対して市営住宅として一括賃貸。1階部分には市営の子育て支援施設と民間企業の運営によるカフェを誘致し、敷地全体は街の人々のために地域に開放。貸し菜園、ドッグラン等を設けています。

「ホシノタニ団地」

「ホシノタニ団地」


築40年程を経て老朽化していた建物と敷地を、まちに開かれた全く新しい生活の場に編集しなおした先端的な試みとして高く評価され受賞になりました。

高度成長から成熟社会に大きく変わった今の日本の社会のカタチ。街や団地の再生や持続可能な社会に向けて、長く暮らしやすい環境を提供できるデザインが今後ますます住まいに求められてくるのではないでしょうか。ある意味、これからの時代を反映しているともいえるグッドデザイン賞の受賞マンション。これからのマンション選びのモノサシとしても活用できると思います。

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