今回の旅で印象に残ったことなど
子供のころから、もう何度となく訪れている信州ですが、今度の旅でも、新発見がいくつかありました。その1
長野県の歴史の古さと文化財の多さ
お寺マニアのわたしがもっともよく行くエリアは、当然、京都、奈良です。それに続くのは、滋賀、鎌倉などですが、近年は、長野県全般も気に入っており、あっちこっちへ取材旅行に出かけています。なぜなら、長野には、各所によい神社仏閣があり、地域ごとに興味深い歴史があるからです。中には、まだ解明されていない古代日本の謎につながる場所もあり、信州の歴史の奥深さがわかります。今回は、いつも行く、別所温泉、善光寺、安曇野に加えて、信濃大町がお気に入りに加わりました。時間がなくてまだ行っていない神社仏閣が他にも多々あるので、近いうちに再訪してみたいと思います。
信濃大町の古い町並み。次回は、もっとゆっくり歩いてみたい
フレンドリーな地元の人々
各地を旅していると、ある地方ではあけっぴろげな人が多かったり、またある地方では、微妙に排他的な人が多かったりと、地元の人々の性格が違うことがわかります。わたしのお気に入りの安曇野、信濃大町近辺の方々は、皆さん、すごくフレンドリーで、すぐに友達になれそうでした。大糸線に乗り合わせた通学中の女子高生たちと談笑したり、隣の席の女性に、窓から見える山々の名前を教えてもらったり。信濃大町の弾誓寺で、わたしに観音様を見せるために奔走してくださった方々のことも忘れられません。この地方の方々は、表情も皆一様に明るく、生きるのが楽しくてしかたないというような笑顔を浮かべていらっしゃいます。美味しい空気ときれいな湧水、そして素晴らしい北アルプスの風景が、そこで暮らす人々に幸せを与えてくれるのでしょうか?
信濃大町郊外の風景。こんなところで暮らしているから、皆、性格がおおらかなのか?
その3
あずさ号の走行音
長野駅までは新幹線を利用しましたが、松本方面から帰る場合は、特急あずさ号で新宿駅に向かうのが早いです。われわれ世代は、あずさ号と聞けば、「あずさ2号」という歌を、当然思い出します。そういえば、この前テレビで、あの曲は、あずさ号の走行音や揺れるリズムが基本になっているという話をしていました。確かに、あずさ号の走行音は、ダダッ、ダダッ、ダダダダダッ、と、実に音楽的で、「8時ちょうどの~」と、口ずさみたくなってきます。心地よい揺れに身を任せているうちにいつしかうとうとし、気がつくと、すでに八王子! ああ、もう東京です。今回の信州旅も、とってもよかったなぁ。
あずさ号の名前の由来となった梓川(あずさがわ)。上高地にて撮影
(今回の旅のルートには含まれていません)
ウィークエンドパスを使ってどれだけお得だった?
■交通費(ウィークエンドパスフリーエリア内/普通運賃)※実際に行ったルートの最安の経路で計算しています。
1.東京~上田~長野~松本~信濃大町 5460円
2.安曇沓掛~穂高~松本~新宿 4620円
合計 10080円
ウィークエンドパスだと……おとな 8500円
おトク額 1580円
■交通費(ウィークエンドパスフリーエリア内/自由席特急料金ほか)
※ウィークエンドパスには含まれません。別途、特急券をご購入ください。
1.新幹線自由席特急券……長野新幹線(東京~上田) 2720円
2.新幹線自由席特急券……長野新幹線(上田~長野) 840円
3.自由席特急券……特急ワイドビューしなの(長野~松本) 1150円
4.自由席特急券……特急あずさ(松本~新宿)2310円
合計 7020円
■その他の交通費
※ウィークエンドパスには含まれません。別途、料金が発生します。
[上田電鉄](上田~別所温泉)往復 1140円
[バス](長野駅~善光寺)往復 200円
[タクシー](信濃大町駅~仁科神明宮~安曇沓掛駅) 4500円
合計 5840円
このルートで使った交通費は……
8500円+7020円+5840円=21360円