由布院玉の湯で美食を満喫!
充実の朝食に圧倒される! 絶品のスープが楽しめる洋食がおすすめ
夕食は秘湯の宿のような山里料理。それもまた自然体でこの宿らしい
食事は部屋食とレストラン食を選べますが、私は公式ホームページのネット会員プランを利用したので、自動的にレストランでした。チェックインも15:00からと2時間遅れになりますが、種々の特典もありますので、ネット会員(無料)になるのがおすすめ。部屋食用にレストランと同じドリンクメニューが客室に常備され、事前に飲み物を研究できて便利でした。ビール好きな私が嬉しかったのは、GWらしく季節のおすすめとして、ドイツの「メイ・ボック」と呼ばれる5月に飲む濃厚なビールが大々的に紹介されていたことです。他にも、湯布院の地ビールはもちろん、大分の地ビールもあり、珍しいビール三昧を楽しめました。
飲み物の話を沢山書いたのは、清水の舞台から飛び降りるような決心で高額な玉の湯に泊まった以上、節約せずに好きな物を飲んで存分に楽しむべきだと思うからです。ここで節約したら、逆に損だと思います。
玉の湯は美食の宿として知られます。自然体で敷居が低い宿の印象と同じく、舌が肥えていない私のような人にも美味しさを分かり易くする為か、やや濃い目の味付けで、予想以上に美味しく頂けました。特に5種類からチョイス可能なメインディッシュの、豊後牛のフィレ肉は絶品で特製の柚子胡椒との相性も最高。私がフィレで妻がサーロインにして、半分ずつにしたのですが、次回は2人ともフィレ肉にする決心です。
食通の方はメインディッシュに鍋物を選ぶ方も多いようです。夕食のボリュームが多い宿だと評判ですが、確かに鍋物だと大変な量だと思います。豊後牛だと私たち夫婦には丁度良い量で、係りの方に「箸休めのおからは手を付けない方が良い」と忠告され守ったのですが、後から考えれば豊後牛なら、おからも多少は食べられたと思います。
和食と洋食が選べる朝食は、「いのちを支えるスープ」で知られる辰巳芳子先生のスープが楽しめる洋食が断然おすすめ。スープは2種類から選べますが、当然両方と言ってカップスープ状態で2種類頂きました。出てきた当初は甲乙付け難い美味しさでしたが、オニオンの方は少し冷めると味も落ちてしまいました。一方の和食も、炊きたてのご飯が土鍋の熱の影響で、時間とともに硬くなっていきました。最高の状態で供されるので、料理の味が刻一刻と落ちていくのが分かります。料理の写真など撮っていないで、大急ぎで食べるべき。舌の肥えていない私に、そう痛感させるのですから、稀に見る繊細な料理といえましょう。