その奥に見える2階建ての木造住宅が、「あすなろ建築工房」を主宰する関尾英隆さんのご自邸です。もちろん施工も自社で行っています。ここは「あすなろ建築工房」が考える、横浜という土地に住まう家族にとっての理想の家を具現化した、モデルハウスでもあります。
斜面地の眺めの良い家
路地からアプローチを進むと、その奥の菱形をした53坪の変形敷地に、床面積27坪の2階建ての木造住宅が建っています。ここは北側に隣家の緑が生い茂り、南側に眺望が開けるという絶好の立地です。また土地の高低差があるお陰で隣家の視線を気にする心配も無く、家族のプライバシーも保たれています。
足元の自然石の階段の先には、踏切の遮断機のような角材が横たわる遊び心のある門が待っています。母屋の正面は南に長く北に短い非対称の切妻屋根が乗り、ガルバリウム鋼板とレッドシダーの羽目板の外壁が立ち上がっています。庇の下のモルタルのポーチから足を進めると、木の壁の奥のベンチが付いたウッドデッキのポーチが玄関へと招き入れてくれます。