平地がどこまでも広がるつくば市の東西を走る大通りが、つくば駅の北6kmの地点で交わっています。その交差点の南側に位置する新しい住宅地の一画にこの家はあります。西側には隣家が建っていますが、南は公園、東は駐車場、北は農地という余裕のある敷地に、30代の若夫婦が建築家の小平惠一さんに設計を依頼したのが今から3年前。当初は近隣に倣って2階建てで実施設計の段階までいったのですが、残念ながら予算が合わず、急遽中庭付きの平屋に設計変更したのでした。



平行四辺形の白い壁


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外観
上/南側の公園からの眺め。写真:小平惠一建築研究所 中上/西側の真ん中は勝手口の開口。中中/三角形の大きな開口は和室のテラス。写真:小平惠一建築研究所 中下/ベイスギ材のウッドデッキの中庭。下/縦長のスチールの玄関ドアの高さは約3m。


南側の公園から見ると、車2台分の駐車場の奥に平行四辺形の白い壁が横たわっています。一見住宅とは思えない外観です。東側のコンクリートのアプローチから足を進めると、ウッドデッキの中庭と母屋の玄関が見えてきました。平行四辺形の壁の建物は、東側を鋭利な刃物でカットしたかのように壁が三角形に切り取られています。ここは離れの和室でした。離れと母屋はバスルームが繋いでいます。

◆建築家プロフィールと建築データ