荘司毅さんが設計した「P's FLAT AZAMINO」は
本物の自由設計の分譲マンション





荘司毅さん(荘司建築設計室)が設計したあざみ野の「P's FLAT AZAMINO」を見学しました。

ここは分譲型のマンションなのですが、インフィル(躯体以外の内部)はすべて設計変更可能という自由設計のマンション。

だから12戸の住戸はすべて、まったくといっていいほど個性的な独創空間になっています。
「P's FLAT AZAMINO」は、横浜は青葉区の南傾斜の土地に建っています。東西に走る長い共用廊下、それをはさむ形で並列にメゾネットの住戸が6戸ずつ(計12戸)並んでいます。



まずは南側の住戸から。
エントランスを入ってすぐ目に付くのは、南面の大開口部とそれを生かした吹き抜け。目の前に東名高速が走っていますが、ペアガラスのため外音はまったく聞こえてきません。
それにしてもこの開口部とコンクリートの壁面の大きさはどうか。まさにちょっとしてギャラリー空間ですね。
そして階下へと続く階段があるわけですが、その前に上階の左手に光を通すポリカーボネイトで覆われたプライベート空間(寝室)+バスルームがあり、それがこの部屋の特徴ある表情となっています。

部屋の中にまた部屋があるという容れ子構造。半分守られ半分開かれたこの部屋は、ゆったりと眠れそうなくつろぎある空間といえそうです。
階下は大きなLDKに多目的な小部屋、キッチンは大開口部に向かうように配置されていました。

 




次はそのとなりの部屋。
ここは「エッ」と目を見張るほどさきほどの部屋とは表情が違います。
さっきの部屋をニューミュージックとするなら、こちらはクラシックといったところでしょうか。床全面を覆う無垢のオーストラリア産ヒノキは同じなのですが、こちらはシックな飴色。それがまるでヴァイオリンかチェロのような楽器の風合いを思わせます(ピアノ塗り)。
そこにモダンならせん階段と階下の吹き抜けに面して開かれたバスルームが…ヨーロッパの古い音楽院をモダンにリモデリングしたような趣きさえあります。

吹き抜けに突きだした形の部屋はなんとバスルーム。つまりリビングを見ながらの入浴ができる不思議な空間です。なんだかワクワクしてきますね。

 


階下は同じLDKですが、ここにも小部屋(子ども部屋?)があり、キッチンは子どもがお母さんのまわりをグルグル回れるアイランド式になっていました。