この家の建つ敷地はT字路の正面にという目立つ場所に位置しています。約64坪のゆとりある敷地目一杯に大きな住宅を建てると、周囲からスケールアウトする恐れがありました。そこで設計を依頼されたアトリエノットの井上搖子さんは、3つの切り妻屋根がズレて重なったような凸凹の外観にして、この問題を解消したのです。

緑豊かな変化のあるアプローチ


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外観
1. 東向きの正面。外壁は左官の木ずり仕上げ。玄関の上の2階の窓はヒバ集成材の木製サッシ。
屋根はガリバリウム鋼板竪平葺き。
2. 玄関の高さは60cm。扉と外壁はスギ板張り。
アプローチは、ミカゲピンコロ石敷きと枕木と自然石の変化のある組み合わせ。
3. 玄関からテラス方向の庭を見る。美しい造園は鈴木崇氏のデザイン。
4. 南に面したテラスを見る。2階の鉄骨造のバルコニーはウッドデッキの物干し場。


大きな家の印象を和らげるため、道から家に向かうアプローチと南側の中庭を樹木と草花で囲み、その庭が家のどこからでも見えるように各部屋に窓を開けています。このゆとりある中庭は、建て主家族の近隣への配慮の現われです。


◆建築データと建築家プロフィール