「RIZAP×ピザハット」コラボのダイエット中でも食べられるピザとは?
ピザは高カロリーで太りやすいというイメージが強く、ダイエット中は控えたいと思いがちなメニューの一つ。さらに、昨今の低糖質ブームの影響から、「糖質が高いピザは、ダイエット中の食事としてNG!」という認識があるのではないでしょうか。そんな中、2016年8月22日よりピザチェーン「ピザハット」が「RIZAP(ライザップ)」とコラボレーションし、糖質を抑えたピザを発売するとのことで、その試食会に行ってきました!
ライザップさんの本社へ
今回のコラボについてピザハットは、
「ライザップさんは、監修したコンビニスイーツを100万個以上売り上げるなど、ダイエット中でも美味しく食べる楽しさを商品を通して発信していました。それが決め手になって、今回のコラボが始まりました。糖質を気にするお客様の声をもとに、30代~40代の健康志向の高い男女に向けた“糖質LOW計画”をコンセプトに、糖質を抑えたピザ3種と、チキンサラダを開発し、10月まで関東6店舗限定で発売します。ピザを食べてもダイエットができる! という、これまでにない魔法のようなメニューで、販売開始から1週間(※取材日現在)ですでに大好評をいただいております。ダイエット中やトレーニング中の方だけでなく、多くの方に健康的に楽しみながら食べていただきたい」
とのこと。
メディア関係者やブロガーが試食会に参加。
糖質を抑えたピザは一体どんな味わいなのか? また、ダイエット中の食生活に上手に取り入れるコツは? について、詳しく解説していきたいと思います。
糖質を抑えたピザのメニュー紹介
まずコラボピザの詳細です。【種類】
・熟成ベーコンとグリル野菜(糖質29g 638kcal)Sサイズ(直径約 20cm・4 カット)、各1080円(税込)
熟成ベーコンとグリル野菜がたっぷり。
・旨みギュッとプルコギ(糖質31g 726kcal)Sサイズ(直径約 20cm・4 カット)、各1080円(税込)
通常メニューでも人気の「プルコギ」味。
トッピングの玉ねぎ、ピーマン、プルコギに特製マヨソースを合わせた、プルコギの甘辛い味付けが食欲をそそるピザ。
・テリチキエッグ(糖質31g 743kcal)Sサイズ(直径約 20cm・4 カット)、各1080円(税込)
ダイエット食材として人気のチキンとブロッコリーがゴロゴロ。
早速実食!
今回の開発にあたって、商品開発部の石橋さんは、
「3つのピザメニューの共通点は、ライザップの食事メソッドをもとに、すべてにたんぱく質をトッピングしていて、彩りを考えた大きめ野菜をポイントにした点です。従来の“カロリー神話”ではなく、摂取する糖質を控えれば痩せるというメソッドをベースにして開発しました」とお話しされていました。
糖質を抑えているのにもっちり! ピザの味や満足感は?
ピザのサイズはこれくらい。1~2人用です。箱も小さいサイズ。
ピザにおける糖質の大半は生地にあるため、今回のコラボピザでは小麦粉のでんぷんが糖に変わりにくいものに置き換え、糖質を通常のピザ生地より約50%オフ、1枚あたり糖質量を約30g以下に抑えたとのこと!
数字だけだとピンときませんが、お米(1膳)の糖質量55.2gよりも少ない糖質でピザが食べられると考えると、驚きです。
また、従来の低糖質パンは、「ピザの醍醐味であるもっちり&しっとり感が不足気味でパサパサしているのでは?」……と思ったのですが、そんなイメージを払拭すべく、生地はもっちりとした食感、また、全てのピザにたんぱく質をトッピングしているので食べ応えがあり、普通に食べたら糖質を抑えているとは思わないほど美味しく満足感がありました。
ピザハット開発担当者に取材!
前述の商品開発部の石橋さんは、
「一般的な低糖質パンやブランパンなどは、茶色いものが多いですよね。同じような手法で試作で作ってみたのですが、食べてみると呑み込みにくい、おいしくない……という話になり、製粉所の協力で原料を変えたり、乳化剤を入れて口当たりを良くして、今回のピザが出来上がりました」
とのこと。
私たちの食生活はどうしても糖質過多になりがちなので、糖質を抑えたピザを取り入れることで糖質オフをストレス&ムリなく取り入れるなど、食生活を見直すきっかけになれば良いのでは? と思いました。
糖質を抑えたコラボピザのダイエット効果、注意点は
写真左がプルコギ、右が熟成ベーコンのピザです。1食で1/4サイズを2枚食べたら、満足感ありますよね。
ピザが大好きで、これまで週に何度もピザを食べていたような人が、今回の糖質を抑えたピザをセレクトすれば、糖質オフが自然にできると同時に血糖値が上がりにくくなり、太りにくくなるという効果が期待できるのではないかと言うのがガイドの意見です。
ただし、当然、糖質を抑えているからといって、いくら食べても太らない=健康というわけではありません。
そこで、低糖質ダイエットについておさらいしながら、ダイエット中の人が上手に糖質を抑えたピザを取り入れるにはどうすればいいのかを解説していきたいと思います。
糖質を抑えたピザを使ってダイエットする方法とは
ここ数年ブームが続いている「低糖質ダイエット」「低炭水化物ダイエット」などには、ストイックなものからゆるい内容のものまで、様々な種類がありますが、ダイエットの理論はすべて同じ。つまり、糖質の摂取量をおさえることで、脂肪がエネルギーとして使われやすい状態にし、血糖値を安定させることで肥満になりにくくする、というものです。最もメジャーな実践方法は、1日の糖質の量を50gに以下にするというもので、ライザップの基準にも似ています。
記事「低炭水化物ダイエットの実践方法と成功のコツ!」で紹介している、アトキンス博士が提唱する『低炭水化物ダイエット』でも、最初の2週間は1日の糖質を20gに厳しく制限し、2週間以降、目標体重に近づくまでは1日40g前後にするという、ストイックなものになります。
これについて、健康コーポレーション(RIZAP)の杉浦さんは、
「今回のコラボピザは1枚で糖質30gです。また、たんぱく質もしっかり摂れるので、トレーニング中にも最適。ちなみに。ライザップの基準では1日あたりの糖質が50g以内、1食あたり糖質15gが目安なので、1食でコラボピザ半分を食べてもOKなんです。ランチなどで2人でシェアするのはどうでしょうか。また、ライザップのメソッドでは脂質はコントロールしていないので、生地以外は、通常のピザと変わらず、マヨネーズなども使われていて、ダイエット中とは思えない満足感があります」とのこと。
つまりライザップに限らず、低糖質ダイエットを実践している場合でも、1日1枚もしくは、1食で半分を食べてもセーフゾーンなのが糖質を抑えたピザの魅力でしょう。
ただし、そもそもお米を主食としている日本人にとって、厳しい低糖質ダイエットを長期間続けるのは難しく、結果的にリバウンドや失敗を起こしやすいのも確か。自己流でやるなら、「ゆるめの低糖質ダイエット」のほうが続けやすく、結果的にダイエット成功に近づけると思います。
そこで、糖質を抑えたピザを取り入れながら、ゆるめの低糖質ダイエットを成功させる方法を紹介したいと思います。
糖質を抑えたピザで「ゆる低糖質ダイエット」を成功させるコツ
これで1/4。小さいサイズなので手軽に食べられます。
まずは、1日の糖質量を50g以下、外食の予定があって厳しい場合は約100g以下に抑えるために、特に脂肪に変わりやすい夕食の主食(米、パン、麺類)を控え、代わりに良質のタンパク質、野菜、水分を積極的に摂るようにしましょう。
*タンパク質の1日の摂取量は体重(kg)×1.0~2.0gで計算。
*野菜は毎食300g前後、水分は約2リットルを目安に摂ります。
【主食に含まれる糖質量の目安】
ご飯1膳(150g) 約55g
うどん(ゆで1玉) 約52g
そば(100g) 約52g
食パン(6枚切1枚) 約27g
糖質を抑えたピザ(Sサイズ1枚) 約30g
■ランチに糖質を抑えたピザを半分食べる
決してカロリーは低くないので、活動量があって、代謝がアップする、日中の時間帯の食事=ランチに食べるのがベスト。ふだんから、白米や麺類等を半分残すようにしている人は糖質を抑えたピザに変えることで満足感も得られるはず。
■満腹感が満たされるようにしっかり噛む
今回のコラボピザはたんぱく質や彩り豊かな野菜等、具材がたっぷりなので噛みごたえが十分あり満腹中枢を刺激。1口につき約30回噛み、食事は20~30分かけてゆっくり食べる。ゆっくり食べることも満腹中枢が刺激され、自然に食事量がセーブできる。
■食べ順を意識する
ピザを食べる前に、サラダやスープを摂るようにする。食物繊維が豊富なもの、水分量が多いもの、比較的カロリーの少ないものから食べ始めることで、空腹を満たして早食い&食べ過ぎを防ぐと同時に、糖質や脂質の吸収をゆるやかにする。
■野菜やたんぱく質を補って、ボリュームを増す
「チキンビッグサラダ5.6」を、ピザの前に食べる。タンパク質や野菜類を食べることで、糖質量は増やさず、栄養バランスが偏らないようにする。
チキンビッグサラダ5.6も試食しました。
ピザと同時に発売になった、「チキンビッグサラダ5.6」(糖質5.6g 313kcal)は、葉野菜のレタス、サニーレタスに、ブロッコリー、赤パプリカ、ダイス状にカットした国内産鶏胸肉のスモークチキンを乗せた、野菜とタンパク質の両方と摂ることができるバランスのいいボリューム感あるサラダ。
■水分と食べ物を交互に口にする
ピザを一口食べるごとにお茶や水を飲む。水分でお腹がいっぱいになり、ドカ食いを予防できる。
■ダイエット中のご褒美として食べる
糖質を抑えたピザといえども、毎日食べる&たくさん食べるとカロリー的にはオーバーしかねないので、あくまでダイエット中のご褒美として食べるとストレスなくダイエットが続けやすくなる。
以上、自分のできる範囲で、「ゆる低糖質ダイエット」を無理なく実践していきましょう。
▼RIZAP×ピザハット コラボピザ 商品概要
【発売期間】
2016年10 月 23 日(日)まで (※9月2日現在の情報)
【取扱店舗】
ピザハット恵比寿店、神田店、小滝橋店、東銀座店、千葉店、浦安店
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