『猫との暮らしをデザインしたコラボレーションルーム』がお台場に誕生。大京グループとペットショップ「Pet Plus」を展開するAHBが業務提携
グループ管理戸数53万戸を超える大京グループの大京リフォーム・デザインと全国でペットショップ「Pet Plus」を展開するAHBが業務提携し、2016年7月に業界初の『猫との暮らしをデザインしたコラボレーションルーム』を東京お台場にオープンしました。一見、深い関係性の無いようなマンションリフォーム市場とペット市場。提携の背景には、今後の社会の動向と共通項を見据えた両社の思惑の一致がありました。
まず共通点として挙げられるのがともに市場規模の拡大が予想されている点です。少子高齢化で新築住宅の需要が頭打ちになる中、リフォーム市場はフローからストックの社会への転換と中古住宅市場の活性化により市場規模の増加が予想されています。一方、ペット市場規模もペットに対する意識の変化や一頭あたりにかける費用の増加から拡大傾向が続いています。その背景の一つとして高齢化による単身・二人世帯の増加が挙げられます。購買層も重なる部分があり、リフォーム層・ペット購入層の主要顧客層は、40代から60代以上が中心です。
大京リフォーム・デザインによれば、ここ数年マンションリフォームの依頼の中にもペット対応を希望する人がいるとのこと。実際にプレゼンテーションすることによって、潜在需要を掘り起こしたい狙いがあります。一方で、「日本のペット文化の向上」を目指すAHBもペットの「住環境」に対する関心を高めることで、より幸せなペットライフの実現をサポートし市場への浸透を図れます。
AHBは、犬と猫を中心にペットを提供しています。では、なぜ今回のコラボレーションが猫なのかというとマンションと猫の親和性の高さにあるようです。
全国的に接近する犬と猫のペット数の推移。マンションに限れば、猫派比率が犬派を勝る
一般社団法人ペットフード協会の調査によれば、全国の推計飼育頭数は犬:991万7千頭に対し、猫:987万4千頭。この10年で、犬と猫のペット数は接近してきています。この要因の一つとしては、マンションのような共同住宅が増加し散歩の必要のない猫のニーズが堅調なことが挙げられます。
アイペット損保の消費者調査による猫と犬の飼育者世帯のデータによれば、猫飼育者世帯の方が犬飼育者世帯に比べ共同住宅に住む世帯の割合が高いことがわかります。自分で部屋の中を走り回る猫は、犬と比べるとマンション内でも育てやすい。全国的に見るとマンションのような共同住宅に住む人の割合は、年々高まっていて、こうした背景が犬と猫のペット数が近づきつつある理由の一因のようなのです。
大京リフォーム・デザインでは、「エルズペットリフォーム」というブランドを掲げ初年度は、40件の受注を目指すとのこと。関西でも第2号として「CatPlusイオン大日店」で『コラボレーションルーム』をオープンします。「夫婦の会話が多くなった」、「生活に潤いや安らぎを実感できるようになった」など多くの効用のあるペットの飼育。一緒に心地よく暮らせる住まいのニーズは高まっていくのではないでしょうか。壁面のキャットウォークなど多彩な提案の『コラボレーションルーム』。マンションで、ペットを飼っている方は、見学してみてはいかがでしょうか。