マンション相場・トレンド/新築マンションレポート

2011年首都圏郊外注目マンション5+αは!タワー編

2011年の注目マンションを紹介するシリーズの今回は郊外エリア編。東京に引き続き、デベロッパー各社へもリサーチ。2011年の神奈川・埼玉・千葉・都下エリアの注目物件をタワーを中心に紹介します。

岡本 郁雄

執筆者:岡本 郁雄

マンショントレンド情報ガイド

郊外エリアは、立地・規模・企画に注目

首都圏の新築マンション供給戸数が、2010年・2011年と回復に向かいつつありますが一つの要因として挙げられるのが施工費の低下です。東京都心部に比べ、価格構成での施工費の割合が高い郊外エリアはより価格の上下の影響を大きく受けます。施工費が落ちついた今、供給も徐々に回復しつつあります。
シティタワーさいたま新都心

シティタワーさいたま新都心の完成予想図。駅前の利便性の高いエリアの32階建てタワー

2011年の郊外エリアのマンションで注目したいのが立地、規模、企画の3点。東京23区同様に、仕入れ段階での立地の厳選がされており、郊外エリアの中でも希少性の高いロケーションでの供給が期待されます。

また、郊外エリア特有のスケールメリットを活かしたマンションの供給と企画面にも注目です。都心エリアのマンションとも見劣りしないグレードの物件も既に出てきており人気になっています。ガイドがピックアップした神奈川・埼玉・千葉・東京都下の注目マンションを紹介します。
 

都心のグレードと遜色ないつくり
ホテルライクな内廊下のタワー『シティタワーさいたま新都心』

最初に紹介するのは、JR埼京線「北与野」駅徒歩2分、JR京浜東北・高崎・宇都宮線「さいたま新都心」駅徒歩9分の地に誕生するシティータワーさいたま新都心(住友不動産)です。
 
内廊下

高級感のある内廊下設計のシティタワーさいたま新都心

約10,725平米の広大な敷地に、タワー棟と2つのレジデンス棟で構成された同マンションの特徴は、質感溢れるつくりと基本スペックの充実。特にタワー棟は、免震構造や内廊下を採用し安心面の配慮やホテルライクな演出を強く感じます。各フロアにゴミ置き場を設置する(24時間ゴミだし可)など暮らしやすさの配慮もされています。

内廊下のメリットとしては、プライバシーが保ちやすい面や侵入経路が限られ防犯性に優れる点、気候の変化を感じずに快適に過ごせる点、カーペットによって音も静かであることなどが挙げられます。
 
リビング

間口が広く開放的な室内 リビングからの景色も魅力

タワー棟のプランニングは、ロの字に住戸が配置され各専有部が間口の広い開放感あるつくりに仕上がっているのも特徴。実際にモデルルームを見てもサッシ部分がワイドでとても開放感を感じます。

共用部は、メンテナンスコストも踏まえ多目的ルームやゲストルームなど頻度の高い施設に絞って用意されていますが、2層吹抜け5m天井高のエントランスホールなどオーナーズマインドをくすぐる質感溢れるつくりです。
エントランスホール

約5mの天井高のあるエントランスホール

24時間有人管理、複層ガラスの採用、防音サッシュ、ディスポーザーなどスペックも充実しています。郊外エリアのタワーマンションの注目物件と思います。
 

武蔵浦和の駅前再開発タワー
プラウドタワー武蔵浦和マークス

埼玉県のタワーマンションの集積地として挙げられるJR埼京線・武蔵野線「武蔵浦和」駅界隈。ラムザタワーをはじめ再開発マンションはリセール市場でも人気を集めています。
 
プラウドタワー武蔵浦和マークス

武蔵浦和駅の新しい顔としてデビューするプラウドタワー武蔵浦和マークス

プラウドタワー武蔵浦和マークス(野村不動産)は、武蔵浦和駅とペディストリアンデッキで2分で結ばれる駅前再開発タワーです。地上28階建ての全309邸。内廊下を採用し、住戸の間口は約7.5m~とワイドです。交通利便性の高さとともに、商業利便性も高い「武蔵浦和」駅。注目を集めそうです。

次ページでは、神奈川の注目タワーを紹介します。
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます