マンションの価格はどこで差がつく?

一般的に新築マンションの価格は、立地、規模、ターゲット層などにより設定されます。

他と比べて販売価格が安いマンションがあったら、どこかでコストダウンしていると疑うべし(写真はイメージ)

他と比べて販売価格が安いマンションがあったら、どこかでコストダウンしていると疑うべし(写真はイメージ)


利便性の高い都市部で人気または希少性の高い立地などに建設される超高級・高級マンションともなれば、共用部は充実し、外装、内装、各住戸に装備される設備機器類などのハード面、多彩なサービスなどソフト面の双方にわたり、それにふさわしい内容となっています。もちろんそれは販売価格に反映されています。

一方、一般的なファミリーやシングルなどをターゲットにしたマンションでは、購入のしやすさも魅力の一つとなるため、建設コストをなるべく抑え、その分価格を抑えて購入しやすくしているマンションもみられます。

どこをコストダウンしたか知っておく

購入のしやすさは大きな魅力の一つですが「なぜ他の物件と比較して価格を抑えることができたのか」その理由は把握しておきたいところです。

それがご自身にとって「それでもよい」と思える部分なのか「それは困る」部分なのか、それを見極めて購入しなければ、のちのち後悔することになるかもしれません。それでは、まずは目に見えてわかりやすいコストダウン例からご紹介します。

目に見えてわかりやすい:外装材・内装材

内装材や外装材、設備など目に見える部分にどれだけコストをかけているかは比較的わかりやすい部分です。例えば外装材(外壁の仕上材)ですが、大まかなコスト比較は「石>タイル>吹き付け」の順になりますので、外装で石を使った部分が多ければ多いほど高級仕様であり、その分建設コストはかかっていると判断できます。反対に吹き付けの部分が多ければ多いほどその部分でコストを抑えていると考えてよいでしょう。
内・外装に石(御影石、大理石など)を多用していれば高級感が高まります。

内・外装に石(御影石、大理石など)を多用していれば高級感が高まります。


内装材(室内の仕上材)も同じように、室内の壁仕上げはビニールクロスが一般的ですが、石やタイルを使用している面積が多ければその分コストがかかっており、販売価格にもそれらのことは反映されていると考えてよいでしょう。

 

フローリングのグレードの違い

床の仕上材として人気のフローリングですが、マンションでは表面に化粧板を張った複合フローリングが多用されます。この複合フローリング材にも様々なグレードがあります。
複合フローリングと言っても、表面材の樹種、厚さ、板の幅などによって価格に幅があります。でも、気にならなかったらそれでよいかもしれませんね。

複合フローリングと言っても、表面材の樹種、厚さ、板の幅などによって価格に幅があります。でも、気にならなかったらそれでよいかもしれませんね。


例えば表面材の厚みが0.3ミリ程度のものから2ミリ程度のものまで幅があります。表面材が厚い方が、モノを落とした時などに傷つきにくく、年月が経って傷が目立つようになったら表面を削ってキレイな状態に戻すことができるそうです。しかし一見したところでは表面材の厚みによる違いはほとんど感じられないでしょう。

また、フローリングの幅にもいろいろあり、フローリングの一枚の幅が7.5センチ、9センチ、それ以上、とさまざまです。一般的に幅が広い方が高級感があり、高級仕様と考えて良いでしょう。床の面積は広いので、使用するフローリングによってはかなりコストを抑えることができるでしょう。

コストの差が出やすい:設備機器類

キッチンやトイレ、ユニットバスなどの「設備機器」もわかりやすい部分です。普及品で最低限の機能のあるものを入れていれば、この部分でコストを抑えていると考えられますし、例えばミストサウナや食洗器、オーブンなど便利な機能を備えていたり、最新型のもの、デザイン性に優れたもの、海外製のものなどを入れている場合はコストがその分かかっており、それらも販売価格に反映されています。
高級マンションのキッチンでは大理石など石を使用したカウンタートップ(天板)はマストと言われる。一般仕様では人工大理石、ステンレスなど。

高級マンションのキッチンでは大理石など石を使用したカウンタートップ(天板)はマストと言われる。一般仕様では人工大理石、ステンレスなど。


仕上げ材や設備機器は目に見てわかりやすく、好みもありますので、コストを抑える仕様になっていても、納得できれば良いのではないかと思います。

次のページではコストダウンしていてもわかりにくい部分をご紹介いたします。